フェラーリF1、マッティ・ビノットの他チームへの移籍を2024年まで阻止
フェラーリF1は、元チーム代表のマッティア・ビノットが2024年までライバルのF1チームに移籍しないように追加の金銭的補償を与えたとformu1a.unoが伝えている。

報道によると、フェラーリF1の財務パッケージの増加により、マッティア・ビノットのガーデニング休暇は6か月ではなく12か月に設定された。6か月だった場合、ビノットは7月からF1グリッド上のどのチームにも自由に参加できたが、取り決めによって2024年まで待つ必要がある。

マッティア・ビノットは、11月末にフェラーリを辞表を提出して、F1チーム代表としての4年間の任務に終止符を打った。2022年のタイトル争いを信頼性問題や戦略ミスによって勢いを失ったことで、シーズン最終戦で彼の将来について噂が浮上しても驚くことではなかった。

マッティア・ビノットの後任として、アルファロメオ/ザウバーF1チームでCEO兼チーム代表を務めていたフレデリック・バスールが1月9日(月)からフェラーリF1で勤務を開始した。

メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、すでにブラックリーもしくはブリックスワースのメルセデスのファクトリーに移籍することを否定しており、ビノットが次にどこに行くかはまだ不明となっている。

フェラーリのF1エンジン部門でのマッティア・ビノットの豊富な経験は、レッドブルとアウディの両方にアピールする可能性があるが、ロス・ブラウンの退任により、F1が経営陣に経験豊富なビノットを必要とする可能性がある。

フェラーリF1は、2022年シーズンでレッドブルに負けたが、彼らの車はシーズンの大部分で最速であり、マッティア・ビノットはその製造を直接主導した。

マッティア・ビノットは、必ずしもチーム代表としてではなくても、どのF1チームにとっても大きな資産となるだろう。しかし、彼が次にどこに行くかを知るには、2023年末まで待つ必要がある。

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ