フェラーリF1代表 「後半戦もアプローチを変える必要はない」
スクーデリア・フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、F1ベルギーGPでシーズン後半が始まるとき、チームがアプローチを変える必要はないと主張する。

フェラーリは、2022年の開幕戦F1バーレーンGPでシャルル・ルクレールがポールポジション、勝利、ファステストラップを獲得し、チャンピオンシップへの挑戦を開始するという強力な意思表示でシーズンを開始した。

しかし、それ以来、フェラーリは、信頼性の問題、戦略の誤り、ドライバーのミスによって多大な損失を被り、レッドブルに引き離された。

フェラーリは、2007年にキミ・ライコネンがタイトルを獲得して以来、最初のドライバーズ タイトルを追い求めてきた。それ以来、フェルナンド・アロンソやセバスチャン・ベッテルといったトップレベルのドライバーが次々と出入りしたが、トロフィーを獲得することはできなかった。

しかし、今シーズンは状況が異なっているように見えた。速さは本物であり、レースに勝てる車と、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツJr.という2人の若ぃ才能のあるドライバーを揃えた。

マッティア・ビノットは、今シーズンでフェラーリのチーム代表として4シーズン目を迎えている。プレッシャーが高まり、一連の不十分な戦略決定と疑わしい信頼性によって悪化したにもかかわらず、チームは正しい道を進んでいると確信している。

フェラーリは、優れたレースペースを利用するために何が必要なのかと質問されたマッティア・ビノットは「変えるものは何もない。それは常に自信、学習、構築、構築、経験、構築のスキルの問題だと思う」と語った。

「しかし、改めてシーズン前半のバランスを見れば、我々が変更しなければならない理由はない。これまでの12レースでやってきたように、単純に理解し、それに対処し、競争力を維持する必要があると思う。今後、我々に競争力がない理由はない」

マッティア・ビノットは、カルロス・サインツJr.が4位、シャルル・ルクレールが5位というフェラーリにとって失望の結果となったF1ハンガリーGPは孤立した出来事であったと強調。ルクレールが戦略について疑問を呈したにもかかわらず、敗因は「スピードがなかった」と主張した。

しかし、先を見据えると、フェラーリがコンストラクターズチャンピオンシップでレッドブルとの97ポイント差を覆すにはあと9レースしかない。また、シャルル・ルクレールはドライバーズランキング首位のマックス・フェルスタッペンに80ポイント差をつけられており、5ポイント差のセルジオ・ペレスに2位を失う危険もある。

シャルル・ルクレールは、レースをリードしていたF1フランスGPで単独クラッシュを喫してリタイアするという大きなミスを犯している。

今後のレースに向けたシャルル・ルクレールのマインドセットについて質問されたマッティア・ビノットは「彼はチームと自分自身のために構築していると思う。彼はすべてのレースを勝つための単一の機会と見なしている」とマッティア・ビノットは語った。

「我々は、勝つときも負けるときもひとつだ。ハンガリーは素晴らしいものではなかったし、最後のレースは素晴らしいものではなかったが、多くのポテンシャルがあったと思う。まずハンガリーでのスピード不足の理由に焦点を当て、それに対処し、さらに強くなって戻ってくる必要があると思う」

チャンピオンシップの戦いは、8月末にスパ・フランコルシャンで開催されるF1ベルギーGPで再開される。

スクーデリア・フェラーリ F1

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ