フェラーリF1代表 「パワーユニットの信頼性問題は懸念事項」
スクーデリア・フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、フェラーリのF1パワーユニットの信頼性の問題がマラネッロにとって「懸念」であると認める。

第6戦スペインGPのレース開始時にはチャンピオンシップリーダーだったシャルル・ルクレールは、リタイアによってマックス・フェルスタッペンにリードを奪われた。フェルスタッペン自身、RB18の燃料供給の問題によって、最初の3レースのうち2レースでリタイアを喫していた。

シャルル・ルクレールのリタイアの犯人は、MGU-Hとターボチャージャーの故障だった。つまり、ルクレールはそれぞれ1つずつを失った。F1ドライバーは、年間3基までの内燃エンジン、ターボチャージャー、MGU-H、およびMGU-Kの使用に制限されている。

だが、問題が発生したのはシャルル・ルクレールだけではに。アルファロメオF1のバルテリ・ボッタスは、7レースを終えてすでに3基目のフェラーリのターボチャージャーとMGU-Hに搭載している。ボッタスはいずれかのコンパ―ネントに4基目が必要になるとグリッドペナルティを受ける。

2022年シーズンが、まだ15レースが残っていることを考えると、マッティア・ビノットは信頼性が年間を通じてトップを維持するための主要な課題の1つになると語る。

「信頼性は常に懸念事項だ」とマッティア・ビノットはモナコの週末にメディアに語った。

「そして、何かが起こっているとき、それは決して素晴らしいことではない。したがって、それは我々を心配させている。我々はスペインで何が起こったのかを調べている。ストレートに説明できるときもあるが、外部の事故が原因である可能性おまる。例外的な状況によって引き起こされる可能性もある。したがって、他のことが本当の心配と懸念かもしれない」

シャルル・ルクレールのスペインでのリタイアの背後にある原因を明らかにするように求められたマッティア・ビノットは、口を閉ざしたままにすることを選んだ。

「何が言えることはあるか? あまりない! 我々は分析を行った。ターボとMGU-Hの両方が故障して損傷していた。それらは修理されることはない」。

「根本的な原因は見つかりった。次のレースのに向けてそれを修正していく、そして、それが話すことができる詳細のすべてだ」

レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが2回リタイアしたことを考えると、マッティア・ビノットはライバルがより多くの問題に直面することを望んでいると冗談交じりに語った。

「これまでのチャンピオンシップでは信頼性が重要な要素だった。我々はスペインで故障し、レッドブルも同様だ。彼らは3回のDNFがあり、我々は1回だ」とマッティア・ビノットは語った。

「我々のカスタマーチームにもいくつかある。したがって、これはパフォーマンスと同じくらいの課題だ。信頼性は確かに大きな課題であり、信頼性に懸念がある場合、短時間で修正できるかは決して明白ではない」

「したがって、懸念事項なのは確かだ。だが、我々が心配しすぎているという意味ではない。クリスチャン(ホーナー)の心配が私以上であることを願っている! しかし、今からシーズンの終わりまでベストを尽くそう。すべてがスムーズで明確であることを願っている」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ