フェラーリF1:2020年 第1戦 F1オーストリアGP プレビュー
フェラーリF1は、2020年のF1世界選手権の開幕戦オーストリアGPにセバスチャン・ベッテル、シャルル・ルクレールという布陣で挑む。

冬季テストではライバルであるメルセデスとレッドブル・ホンダに遅れをとっていたフェラーリF1は、空力コンセプトに方向転換が必要なことを認めており、そのためアップグレードの投入は第3戦ハンガリーGPまで待つことになる。

また、セバスチャン・ベッテルは今シーズン限りでフェラーリF1を離れることが決定しており、レース戦略など、チーム内のヒエラルキーも注目となる。

マッティア・ビノット (チーム代表)
「今週末はバルセロナのテスト終盤に使用されたのと同じ構成のマシンが走ることになる。だからといって、マシンで作業ができる5週間半の非常に限られた時間に我々が何もしなかったわけではない。チームとの合意でFIAによって求められた活動の完全な停止だけでなく、パンデミックへの対応に伴う作業周りの厳格な手順があったためだ。テストの結果により、特に空力の面で、開発に関して方向性を大きく変えることになったのは事実だ。まずは期待通りの結果が得られなかった理由と、結果としてプログラム全体をどの程度再調整するかを理解する必要があった。我々が目標に到達しなかったことを把握していたので、計画した方向に進むことは逆効果だった。最初のレースへの準備がすべて整っているわけではないことはわかっていたので、マシン全体を調べる新しいプログラムを考え出すことを決定した。7月19日のハンガロリンクでの第3戦でアップデートを投入することが我々の狙いだ。マシン自体の実際の開発に加えて、ここ数週間はシミュレーション作業とドライバーの助けを借りて、マシンの挙動の分析について多くの作業を行ってきた。オーストリアでその価値が証明されると考えている。現時点では、我々が最速のパッケージがないことはわかっている。メルボルンに向かう前からそれは知っていたことであり、それは変わっていない。とはいえ、シュピールベルクのサーキットはモントメロ(バルセロナ)とは異なる特性を備えており、気温は2月の気温よりもはるかに高くなる。オーストリアでは、あらゆる機会を最大限に活用する必要がある。ハンガリーでは、我々の競争相手自身がもたらすであろう開発を考慮に入れなければならないが、我々現在取り組んでいる新しい開発ステップによって、他と比較した実際の位置を見極めることができるだろう。このような異常なシーズンのスタートで予測をしようとすることは、通常よりもさらに無意味なことだ。金曜日の3時間のプラクティスの終わりにはいくつかの指標が出るだろうが、より明確なアイデアを得られるのは土曜日の予選後だ。そこで初めてチーム間の勢力図をより明確に把握できることになるが、信頼性やレースディスタンスにおけるタイヤパフォーマンスという点でオープニングラウンドには常に不確実性が存在する。我々はすべてのセッションの準備とタスクの実行方法において全てを完璧に試みなければならない。狙い? いつものようにできるだけ多くのポイントを持ち帰ることだ」

セバスチャン・ベッテル
「長い間、僕たち全員がコースに戻ることを本当に望んでいたことは秘密ではない。最初は休暇は楽しかった。通常、僕たちはいつも世界中を飛び回り、家族や友人と過ごす時間はほとんど取れないからね。でも、トラックに戻る時間がきた。全力を尽くす準備はできている。ファンのサポートがなく、同じようにはならなかったとしてもね。オーストリアはカルーセルのように本当に速く走るトラックだけど、僕はそれがとても気に入っている。特に山の高いところにあるのが大好きだ。テストで目にした序列に関しては現実的になる必要があるけど、僕たちは落胆はしていない。ここで2つのレースを続けて行うのも珍しいことだ。2回目のレースでは勝利しなければならないデータがたくさん溜まっているだろう。最初の週末に行うことは、2番目の週末に重要な影響を及ぼす」

シャルル・ルクレール
「シュピールベルクはとても好きなサーキットだ。勾配の変化があってハイスピードといったすべてがその理由だ。トラックでファンの応援を見ることができないとしても、そこで再びスタートできるのは素晴らしいことだ。長いロックダウンの間、フィジカルトレーニングに取り組んで、シミュレーターでかなり多くのバーチャルレースに励んできた。他のドライバーと楽しむことができたし、家で見ていてくれた人々も楽しんでくれたことを願っている。でも、今はリアルなマシンのコックピットに戻る時間だ。先週、ムジェロで僕たちは再びマシンに乗ることができた。ハンドルを握ることができて本当に楽しかったと言わざるを得ないね」

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カテゴリー: F1 / フェラーリ / F1オーストリアGP