フェラーリ副社長 「ビノットは困難な状況に対応することになる」 / フェラーリF1
フェラーリF1のチーム代表であるマッティア・ビノットは、2020年のF1世界選手権がスタートすれば“困難で異常な状況”に対応することになるだろうとフェラーリの創設者エンツォ・フェラーリの息子で、フェラーリの副社長兼共同オーナーのピエロ・フェラーリは語る。

ピエロ・フェラーリが言及するのは新型コロナウイルス危機だけではない。2019年にマウリツィオ・アリバベーネに代わってフェラーリF1のチーム代表に就任したマッティア・ビノットは、テクニカルディレクターとして評価されてきたが、チームをまとめる手腕については疑問の声も聞かれる。

「まずなにより、7月にオーストリアでエンジンが始動することを望んでいる」とピエロ・フェラーリは Il Resto del Carlino に語った。

「メルセデスを倒すのは容易ではないだろうが、我々が挑戦をやめることはない。ファンもそれはわかっている」

ピエロ・フェラーリは、2020年のもうひとつの挑戦はセバスチャン・ベッテルだと語る。4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルはシーズンがスタートする前に今シーズン限りでフェラーリF1を離れることを決定した。すでに2021年にはカルロス・サインツが後任として加入することが発表されている。

「私は行われた選択に自信を持っている」とピエロ・フェラーリは語った。

「我々には希望と熱意の象徴である若者(シャルル・ルクレール)がいるので、楽観的だ」

「セバスチャンベッテルに関しては、マッティア・ビノットはシーズンが終了すればチームを離れるドライバーがいるという客観的に困難で異常な状況に対応できなければならない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ