スクーデリア・フェラーリ、初陣F1モナコGPから70周年
スクーデリア・フェラーリは、2020年5月21日にF1参戦を開始してから70周年を迎えた。

スクーデリア・フェラーリは、アルファロメオのレーシングドライバーでディーラー「カロッツェリア・エミリア・エンツォ・フェラーリ」の経営をしていたエンツォ・フェラーリがレース仲間とともに設立。

1950年5月21日に開催されたF1世界選手権の第2戦モナコGPでスクーデリア・フェラーリはデビュー。アルベルト・アスカリ、ルイジ・ヴィロレーシ、レイモン・ソメールがドライバーを務めた。

そして、そのレースはファン・マヌエル・ファンジオがF1初勝利を飾ったレースとなった。アルファロメオ158を駆ったファンジオは100周のレースを3時間13分で走り切ってトップでチェッカーを受けた。

スクーデリア・フェラーリのアルベルト・アスカリは2位でフィニッシュ。3位にはマセラティ 4CLT/48を駆った地元のルイ・シロンが続いた。

1950年から始まったF1世界選手権は、「本家」アルファロメオと「分家」スクーデリア・フェラーリの対決となった。そして、1951年イギリスGPで、フロイラン・ゴンザレスが、それまで出走した全てのGPで勝利を獲得してきたアルファロメオを初めて破り、初勝利を獲得した。この際、エンツォ・フェラーリは歓喜とともに「私は母親を殺してしまった」と複雑な心中を洩らした。

ファン・マヌエル・ファンジオ アルガロメオ158 (1950年 F1モナコGP)


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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ