F1 セルジオ・マルキオンネ フェラーリ
セルジオ・マルキオンネが、健康上の理由でフェラーリの会長、そして、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FAC)の最高経営責任者(CEO)を辞任すると報じられている。

セルジオ・マルキオンネは、2018年度をもってFCAグループのCEOを辞任する意向を示していたが、今月、肩の手術を受けて医療休暇を取っており、健康問題によって即座に辞任することになったと Automotive News Europe が報じた。

報道によると、本日21日(土)、後任選定のためにフェラーリとフィアット・クライスラー・オートモービルズでは別々に会議が開催されているという。

フェラーリのセルジオ・マルキオンネの後任には、現在、フェラーリで取締役で元フィリップ・モリス・インターナショナルの会長であったルイス・キャリー・カミッレーリが最有力だと報じられている。

また、フィアット・クライスラー・オートモービルズのCEOには、リチャード・パーマー最高財務責任者(CFO)と欧州責任者アルフレード・アルタビラ、「ジープ」「ラム」ブランド責任者マイク・マンリーの3名が候補に挙げられている。

2009年にフィアット・クライスラー・オートモービルズのCEOに就任したセルジオ・マルキオンネは、2014年9月にフェラーリ会長に就任。

セルジオ・マルキオンネは、F1界にも大きな影響を及ぼしており、最近ではアルファロメオをザウバーのタイトルスポンサーとしてF1に復帰させた。また、2019年にキミ・ライコネンに代えてシャルル・ルクレールを昇格させることを推進しているとも報じられてる。

F1自体にも強い発言力を持っており、2012年の新レギュレーションがフェラーリの考え方に見合ったものでなければ、F1を撤退すると強硬な姿勢をみせていた。

フェラーリは、セルジオ・マルキオンネ辞任の報道についてコメントを拒否している。

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ