キミ・ライコネン
F1イギリスGPがキミ・ライコネンの将来を変えたかどうかについて、フェラーリのチーム代表のマウリツィオ・アリバベーネはコメントを避けている。

報じられるところによれば、シルバーストンとハンガリーが残留に向けて実績を残すラストチャンスだと警告されているというキミ・ライコネンは、F1イギリスGPの週末はこれまでよりも強い走りを見せていた。

週末を通してチームメイトのセバスチャン・ベッテルを上回るペースを発揮したキミ・ライコネンだったが、決勝レースの終盤に雨が降ってきた際にタイヤ選択の失敗で後方に沈んでしまった。

マウリツィオ・アリバベーネは「雨の場合にはドライバーがチームと協力して決定するのが当然だ」と述べている。

「キミに起こったことは明白だ。マシンがコース上でどのように機能しているか判断するのはドライバーだ。キミは早い段階でピットインすることを決め、それは誤った決断だった」

それとない叱責は別として、マウリツィオ・アリバベーネはライコネンの将来について語ろうとしなかった。

「キミの将来については話したくない」とマウリツィオ・アリバベーネは主張。

「全員がそのことをバーレーンから話している。それは彼へのプレッシャーという意味で良くない」

「想像してみてほしい。マシンに飛び乗って時速300kmでドライブするしながら、世間で始終そういうことを言われる状況をね。私が今キミのために望んでいるのは、彼が自分の仕事ができるよう、そっとしておいてもらうことだ」

「この件は放っておいてもらいたい。我々には2人のドライバーがいて、キミの将来は彼の手の中にある。それは私がずっと話してきた通りだ。そうすべき時がくれば、ソリューションをお話ししよう」

キミ・ライコネン本人は最終的にシートを失った場合に何をするか考えてさえいないという。

「フェラーリがどうなるかとか、(決断後に)僕の人生がどうなるかとかはわからない。それは最初にF1をやめた6年前と同じだ」とキミ・ライコネンは Bild am Sonntag にコメント。

「ここにいるかもしれないし、家にいるかもしれない。基本的に人生ずっと旅をしつづけてきたので、家にいる方がいいかもしれないね」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ / キミ・ライコネン