FIA F3シュピールベルク:中村仁がスプリントレースで3位表彰台
エルネスト・リベラ(カンポス・レーシング)が6月27日、レッドブル・リンクで開催された2026年FIA F3第4戦オーストリア大会スプリントレースで初優勝を飾った。

レッドブル・ジュニアでもあるリベラは、リバースグリッド2番手からスタートし、ジェームズ・ウォートン(プレマ)との激しい首位争いを制してFIA F3初勝利を達成した。一方、日本勢では中村仁(ハイテック)が3位表彰台、山越陽悠(ファン・アメルスフォールト)が9位入賞を果たし、翌日のフィーチャーレースへ勢いをつけた。

リベラが激戦を制してF3初勝利
リバースポールからスタートしたウォートンは好スタートを決めて首位を守ったが、1周目にはTRIDENT勢のノア・ストロムステッドとフレディ・スレーターが接触。スレーターはリタイアとなり、セーフティカーが導入された。

レース再開後もウォートンが首位を維持したが、リベラは常にDRS圏内でプレッシャーをかけ続ける。11周目にはターン3で並びかけて軽い接触もあったが、ウォートンが守り切った。

それでもリベラは諦めず、14周目にターン3の立ち上がりで好加速を決めると、DRSを利用してターン4進入までに前へ出ることに成功。そのまま首位を奪い、以降はウォートンを寄せ付けずトップチェッカーを受けた。

この勝利により、2026年シーズンのカンポス・レーシングは3人のドライバー全員が優勝を記録することになった。

中村が3位表彰台 山越は9位入賞
日本勢では中村仁が再スタート直後にペドロ・クレロ(ロダン)をかわして3番手へ浮上。その後はクレロの猛攻を何度も退ける粘り強い走りを見せた。

最終ラップ、クレロに先行を許したものの、その勢いを利用してウォートンも抜き去り、3位でチェッカー。価値ある表彰台を獲得した。

山越陽悠は終盤までポイント圏内を維持。5周目に加藤大翔とアレッサンドロ・ジュスティに先行を許したものの、9位でフィニッシュし2ポイントを加算した。

一方、加藤大翔は8位で4ポイントを獲得した。

選手権はウゴチュクが首位を拡大
ランキングではウゴ・ウゴチュクが10位入賞により59ポイントとし、チームメイトのテオフィル・ナエルとの差を7ポイントに拡大した。ブルーノ・デル・ピノは48ポイントで3位を維持し、フレディ・スレーターが47ポイントで続いている。

チームランキングではカンポス・レーシングが137ポイントで首位を守り、ファン・アメルスフォールトが101ポイントで2位。ロダン・モータースポーツが66ポイントで3位につけている。

リベラ「ホームレースで勝てた」
初優勝を飾ったリベラはレース後、次のように喜びを語った。

「最後に勝利をつかむことができた。本当に厳しいレースで、ジェームズから大きなプレッシャーを受け続けた。でも最終的には、レッドブルにとっての“ホームレース”であるこの場所で勝つことができた」

翌28日に行われるフィーチャーレースでは、予選でポールポジションを獲得した山越陽悠が先頭からスタートする。日本人初のFIA F3ポールシッターとして、初優勝への期待が高まる。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / FIA F3