F2 第10戦 予選 | N.デ・フリースがポールポジション、牧野7位・福住17位
FIA F2選手権 第10戦 ロシア大会の予選が9月28日(金)にソチ・オートドロームで行われ、ニック・デ・フリース(PERTAMINA PREMA Theodore Racing)がポールポジションを獲得。牧野任祐(RUSSIAN TIME)は7番手、福住仁嶺(BWT Arden)は17番手で予選を終えた。
FIA F2選手権は第10戦をロシア・ソチで迎えた。ソチでの大会は2年ぶりとなり、初日、プラクティスと予選が行われた。
気温22℃、路面温度28℃、曇りのコンディションで午後1時から45分間のプラクティスが開始された。前戦イタリアでF2初優勝を飾った牧野任祐(RUSSIAN TIME)は、好調さを持続し、1分48秒837をマークし6番手につけている。セッション中、ピットに長く停まった福住仁嶺(BWT Arden)は、後半に出した1分49秒562がベストラップとなり、16番手に終わっている。
予選は午後4時55分から、プラクティスとほぼ同じコンディションで行われた。福住、牧野がともに1回目のアタック中、スピンしたマシンがコース上にストップし、セッションは赤旗中断となる。コースがクリアとなり、2人はアタックをやり直し、1回目は牧野が1分48秒244、福住が1分49秒101をマーク。全車1回目のアタックが終わった時点で牧野は9番手、福住は17番手となっている。セッション終盤2回目のアタックでは、牧野が1分47秒372と大きくアイムアップし7番手。福住も1分48秒327とタイムアップは果たしたが、ポジションを上げるには至らず17番手で予選を終えた。
ポールポジションを獲得したのはニック・デ・フリース(PERTAMINA PREMA Theodore Racing)。2番手にはランド・ノリス(Carlin)、3番手にはジョージ・ラッセル(ART Grand Prix)とタイトルを争う二人が続いた。
レース1は、9月29日(土)午後4時45分(日本時間午後10時45分)に28周のレースがスタートする。
牧野任祐(予選7番手)牧野任祐
「予選では一発目のアタックの最中に赤旗中断になって、再開後に同じタイヤでタイムを出せたとはいえ、若干は影響ありました。一発目のアタックのときにある程度のタイムで走れていたら、そこで2セット目でのアタックに向けての感触がしっかりつかめたと思います。2セット目のコースインは時間的にけっこうギリギリで、1回しかアタックできませんでした。最後のセクターでちょっとロスしましたけど、それがなくても大きく順位は動かなかったと思います。レースに向けては、モンツァほどではないにしても、リアタイヤの落ちがひどいんじゃないかと思います。特に最終区間ですね。右リアタイヤをいかに持たせるか、考えながら走る必要があると思います。予選はもうちょっといけたかなと思いますけど、それはほかのみんなも同じ思いだと思います。まあまあかなと。今回チームメートのマルケロフが全然ダメなので、比較ができない状況です。彼はここを走った経験があるので、普通だったらもっと速いはずですよね。なので、クルマの仕上がりに関しては、なんとも言えませんが、感触は悪くありません。前戦のモンツァで優勝を経験して、気持ちはずいぶん楽になりました」
福住仁嶺(予選17番手)
「フリー走行は、まともに走れませんでした。スロットルのセンサーなのか、踏んでもなにも反応しない。それがセッション最後になんとか直ったら、今度は(エンジン)スイッチが切れる症状が繰り返し出て、なのであのタイムが精一杯でした。予選も、厳しかったですね。なにが悪いのか、自分でも分からない。チームメートも同じような感触なので、2人で話し合いながらセッティングを変えていったのですが、それがうまく機能しなかったです。具体的にはリアの安定性が全然なかった。フリー走行がダメだと、予選以降引きずってしまいます。今回も、そのパターンです。辛いシーズンを送っていますが、こういうときだからこそ自分とも向き合うし、チームとも向き合っています。そうやって改善しないといけない部分を見てるので、いろいろな発見もあります。そういう意味では、こんなシーズンもありかなと。モチベーションを保つのは、すごく大変ですけどね。コースはいいですね。今回久しぶりに予選がすごくダメだったので、そうするとコースの印象も一気に悪くなってしまいますけど(笑)。ここはタイヤのタレもそんなに大きくなさそうだし、戦略の違いも出そうにないので、とにかくレースでは、コース上に留まることが大事になると思っています」
カテゴリー: F1 / FIA F2
FIA F2選手権は第10戦をロシア・ソチで迎えた。ソチでの大会は2年ぶりとなり、初日、プラクティスと予選が行われた。
気温22℃、路面温度28℃、曇りのコンディションで午後1時から45分間のプラクティスが開始された。前戦イタリアでF2初優勝を飾った牧野任祐(RUSSIAN TIME)は、好調さを持続し、1分48秒837をマークし6番手につけている。セッション中、ピットに長く停まった福住仁嶺(BWT Arden)は、後半に出した1分49秒562がベストラップとなり、16番手に終わっている。
予選は午後4時55分から、プラクティスとほぼ同じコンディションで行われた。福住、牧野がともに1回目のアタック中、スピンしたマシンがコース上にストップし、セッションは赤旗中断となる。コースがクリアとなり、2人はアタックをやり直し、1回目は牧野が1分48秒244、福住が1分49秒101をマーク。全車1回目のアタックが終わった時点で牧野は9番手、福住は17番手となっている。セッション終盤2回目のアタックでは、牧野が1分47秒372と大きくアイムアップし7番手。福住も1分48秒327とタイムアップは果たしたが、ポジションを上げるには至らず17番手で予選を終えた。
ポールポジションを獲得したのはニック・デ・フリース(PERTAMINA PREMA Theodore Racing)。2番手にはランド・ノリス(Carlin)、3番手にはジョージ・ラッセル(ART Grand Prix)とタイトルを争う二人が続いた。
レース1は、9月29日(土)午後4時45分(日本時間午後10時45分)に28周のレースがスタートする。
牧野任祐(予選7番手)牧野任祐
「予選では一発目のアタックの最中に赤旗中断になって、再開後に同じタイヤでタイムを出せたとはいえ、若干は影響ありました。一発目のアタックのときにある程度のタイムで走れていたら、そこで2セット目でのアタックに向けての感触がしっかりつかめたと思います。2セット目のコースインは時間的にけっこうギリギリで、1回しかアタックできませんでした。最後のセクターでちょっとロスしましたけど、それがなくても大きく順位は動かなかったと思います。レースに向けては、モンツァほどではないにしても、リアタイヤの落ちがひどいんじゃないかと思います。特に最終区間ですね。右リアタイヤをいかに持たせるか、考えながら走る必要があると思います。予選はもうちょっといけたかなと思いますけど、それはほかのみんなも同じ思いだと思います。まあまあかなと。今回チームメートのマルケロフが全然ダメなので、比較ができない状況です。彼はここを走った経験があるので、普通だったらもっと速いはずですよね。なので、クルマの仕上がりに関しては、なんとも言えませんが、感触は悪くありません。前戦のモンツァで優勝を経験して、気持ちはずいぶん楽になりました」
福住仁嶺(予選17番手)
「フリー走行は、まともに走れませんでした。スロットルのセンサーなのか、踏んでもなにも反応しない。それがセッション最後になんとか直ったら、今度は(エンジン)スイッチが切れる症状が繰り返し出て、なのであのタイムが精一杯でした。予選も、厳しかったですね。なにが悪いのか、自分でも分からない。チームメートも同じような感触なので、2人で話し合いながらセッティングを変えていったのですが、それがうまく機能しなかったです。具体的にはリアの安定性が全然なかった。フリー走行がダメだと、予選以降引きずってしまいます。今回も、そのパターンです。辛いシーズンを送っていますが、こういうときだからこそ自分とも向き合うし、チームとも向き合っています。そうやって改善しないといけない部分を見てるので、いろいろな発見もあります。そういう意味では、こんなシーズンもありかなと。モチベーションを保つのは、すごく大変ですけどね。コースはいいですね。今回久しぶりに予選がすごくダメだったので、そうするとコースの印象も一気に悪くなってしまいますけど(笑)。ここはタイヤのタレもそんなに大きくなさそうだし、戦略の違いも出そうにないので、とにかくレースでは、コース上に留まることが大事になると思っています」
2018年 F2 第10戦 ロシア 予選 結果
P | No | Driver | Team | Laptime |
---|---|---|---|---|
1 | 4 | ニック・デ・フリース | PERTAMINA PREMA Theodore Racing | 1分46秒476 |
2 | 19 | ランド・ノリス | Carlin | 1分46秒696 |
3 | 8 | ジョージ・ラッセル | ART Grand Prix | 1分46秒839 |
4 | 6 | ニコラス・ラティフィ | DAMS | 1分46秒890 |
5 | 5 | アレクサンダー・アルボン | DAMS | 1分47秒039 |
6 | 14 | ルカ・ギオット | Campos Vexatec Racing | 1分47秒151 |
7 | 2 | 牧野任祐 | RUSSIAN TIME | 1分47秒372 |
8 | 18 | セルジオ・セッテ・カマラ | Carlin | 1分47秒384 |
9 | 7 | ジャック・エイトケン | ART Grand Prix | 1分47秒634 |
10 | 11 | マキシミリアン・ギュンター | BWT Arden | 1分47秒743 |
11 | 21 | アントニ・フォコ | Charouz Racing System | 1分47秒774 |
12 | 15 | ロベルト・メルヒ | Campos Vexatec Racing | 1分47秒854 |
13 | 17 | アレッシオ・ロランディ | Trident | 1分48秒006 |
14 | 20 | ルイス・デレトラズ | Charouz Racing System | 1分48秒105 |
15 | 3 | ショーン・ゲラエル | PERTAMINA PREMA Theodore Racing | 1分48秒154 |
16 | 10 | ラルフ・ボスチャング | MP Motorsport | 1分48秒206 |
17 | 12 | 福住仁嶺 | BWT Arden | 1分48秒327 |
18 | 9 | ドリアン・ボコラッチ | MP Motorsport | 1分48秒491 |
19 | 1 | アルテム・マルケロフ | RUSSIAN TIME | 1分48秒568 |
20 | 16 | アルジュン・マイニ | Trident | 2分14秒971 |
カテゴリー: F1 / FIA F2