F2 第10戦 予選 | G.ラッセルがポールポジション、福住13位・牧野14位
FIA F2選手権 第10戦 イタリア大会の予選が8月31日(金)にモンツァ・サーキットで行われ、ジョージ・ラッセル(ART Grand Prix)がポールポジションを獲得。福住仁嶺(BWT Arden)は13番手、牧野任祐(RUSSIAN TIME)は14番手で予選を終えた。ともに7列目から入賞を目指してレース1に挑む。
FIA F2選手権はヨーロッパでの最後の戦いとなる第10戦イタリア・モンツァを迎え、初日のプラクティスと予選が行われた。
朝から雨の降り注ぐモンツァだったが、F2のプラクティスが開始される午後0時55分には雨は上がった。しかし、まだコース上にところどころウエットコンディションの箇所があり、セッション開始とともにコースインしたマシンはウエットタイヤでの走行となった。徐々にコンディションは回復し、セッション開始から20分が経過した段階では、ほとんどがドライタイヤでの走行。牧野任祐(RUSSIAN TIME)は、ドライタイヤで1分38秒285をマーク。その後もタイムを更新する走りをみせ、1分34秒646のベストラップで、このセッション4番手となる。福住仁嶺(BWT Arden)は、セッション後半に出した1分35秒677がベストラップとなり、17番手に終わっている。
予選は午後4時55分から、気温22℃、路面温度27℃のコンディションで行われた。1回目のアタックで福住は1分33秒219、牧野は1分33秒416をマーク。全車が1回目のアタックを終えた時点では福住が13番手、牧野が16番手となっている。2回目のアタックで、福住が1分32秒735、牧野が1分32秒750とともにタイムアップするが、ポジションを大きく上げることはできなかった。結果、福住は13番手、牧野は14番手で予選を終えている。レース1で福住は7列目13番手から、牧野は7列目14番手からスタートし、入賞圏内である10位以内を目指しレースに挑む。
ポールポジションを獲得したのはジョージ・ラッセル(ART Grand Prix)。2番手にはセルジオ・セッテ・カマラ(Carlin)、3番手にはアレクサンダー・アルボン(DAMS)が続いた。
レース1は、9月1日(土)午後4時45分(日本時間午後11時45分)に30周のレースがスタートする。
福住仁嶺(13番手)
「フリー走行は、話にならなかったです。走り始めからボトミングがひどくて、まともにグリップしない。走れる状態ではありませんでした。イニシャルセッティングが、うまくできてなかったということだと思います。それでなんとかセッティングを直して、まあまあ走れるようになったのですが、予選になってコースインしたら、今度はステアリングが左側に曲がっていました。フリー走行では、真っすぐだったのですが。どうしてこういう状態が何戦も何週間も直せないのか、まったく理解できないです。チームメートは今回、かつての僕みたいにエンジンがまったくパワーが出ていないようです。僕にはその症状はないのですが、マシンに根本的な速さがないです。予選はあの順位が精いっぱいでした。レースに向けても、ミディアムタイヤの持ちが全然よくない。ライバルたちは2周目も余裕でプッシュできるのに、僕らは途中でリアがズルズルになってしまう。レース中のオーバーテイクは、難しいですね。スパと同じ様だとしたら、レースペースはかなり厳しそうです。土曜日は雨の予報が出ているので、それに期待です」
牧野任祐(14番手)
「今回は、今シーズン一番フラストレーションを感じた一日でした。まずフリー走行ですが、当初夕方の予選は雨の予報が出ていて、もしかしたらフリー走行のタイムでグリッドが決まるかもしれないということだったんです。実際には雨のタイミングはどんどんズレていって、結果的には予選はドライで行われて、チームもそれを事前に分かっていたと思います。ところがチームは僕に、セッションの最後にソフトを履けと指示してきました。僕はそれに始めから反対していて、チームメートもそうするのか聞いたら、あやふやな返事だったんです。そのアタックも渋滞でちゃんと走れなかったんですが。それで予選で使える新品ソフトは1セットになってしまって、最初のアタックはフリー走行で使った中古で行かざるをえなかったです。すぐにズルズルでタイムもひどくて、そのバランスを参考にして2回目のアタックのセッティングを決めるしかなった。そうしたら新品ではアンダーがひどくて、あのタイムが精いっぱいでした。いろいろ納得のいかない予選でした」
カテゴリー: F1 / FIA F2
FIA F2選手権はヨーロッパでの最後の戦いとなる第10戦イタリア・モンツァを迎え、初日のプラクティスと予選が行われた。
朝から雨の降り注ぐモンツァだったが、F2のプラクティスが開始される午後0時55分には雨は上がった。しかし、まだコース上にところどころウエットコンディションの箇所があり、セッション開始とともにコースインしたマシンはウエットタイヤでの走行となった。徐々にコンディションは回復し、セッション開始から20分が経過した段階では、ほとんどがドライタイヤでの走行。牧野任祐(RUSSIAN TIME)は、ドライタイヤで1分38秒285をマーク。その後もタイムを更新する走りをみせ、1分34秒646のベストラップで、このセッション4番手となる。福住仁嶺(BWT Arden)は、セッション後半に出した1分35秒677がベストラップとなり、17番手に終わっている。
予選は午後4時55分から、気温22℃、路面温度27℃のコンディションで行われた。1回目のアタックで福住は1分33秒219、牧野は1分33秒416をマーク。全車が1回目のアタックを終えた時点では福住が13番手、牧野が16番手となっている。2回目のアタックで、福住が1分32秒735、牧野が1分32秒750とともにタイムアップするが、ポジションを大きく上げることはできなかった。結果、福住は13番手、牧野は14番手で予選を終えている。レース1で福住は7列目13番手から、牧野は7列目14番手からスタートし、入賞圏内である10位以内を目指しレースに挑む。
ポールポジションを獲得したのはジョージ・ラッセル(ART Grand Prix)。2番手にはセルジオ・セッテ・カマラ(Carlin)、3番手にはアレクサンダー・アルボン(DAMS)が続いた。
レース1は、9月1日(土)午後4時45分(日本時間午後11時45分)に30周のレースがスタートする。
福住仁嶺(13番手)
「フリー走行は、話にならなかったです。走り始めからボトミングがひどくて、まともにグリップしない。走れる状態ではありませんでした。イニシャルセッティングが、うまくできてなかったということだと思います。それでなんとかセッティングを直して、まあまあ走れるようになったのですが、予選になってコースインしたら、今度はステアリングが左側に曲がっていました。フリー走行では、真っすぐだったのですが。どうしてこういう状態が何戦も何週間も直せないのか、まったく理解できないです。チームメートは今回、かつての僕みたいにエンジンがまったくパワーが出ていないようです。僕にはその症状はないのですが、マシンに根本的な速さがないです。予選はあの順位が精いっぱいでした。レースに向けても、ミディアムタイヤの持ちが全然よくない。ライバルたちは2周目も余裕でプッシュできるのに、僕らは途中でリアがズルズルになってしまう。レース中のオーバーテイクは、難しいですね。スパと同じ様だとしたら、レースペースはかなり厳しそうです。土曜日は雨の予報が出ているので、それに期待です」
牧野任祐(14番手)
「今回は、今シーズン一番フラストレーションを感じた一日でした。まずフリー走行ですが、当初夕方の予選は雨の予報が出ていて、もしかしたらフリー走行のタイムでグリッドが決まるかもしれないということだったんです。実際には雨のタイミングはどんどんズレていって、結果的には予選はドライで行われて、チームもそれを事前に分かっていたと思います。ところがチームは僕に、セッションの最後にソフトを履けと指示してきました。僕はそれに始めから反対していて、チームメートもそうするのか聞いたら、あやふやな返事だったんです。そのアタックも渋滞でちゃんと走れなかったんですが。それで予選で使える新品ソフトは1セットになってしまって、最初のアタックはフリー走行で使った中古で行かざるをえなかったです。すぐにズルズルでタイムもひどくて、そのバランスを参考にして2回目のアタックのセッティングを決めるしかなった。そうしたら新品ではアンダーがひどくて、あのタイムが精いっぱいでした。いろいろ納得のいかない予選でした」
2018年 F2 第10戦 イタリア 予選 結果
P | No | Driver | Team | Laptime |
---|---|---|---|---|
1 | 8 | ジョージ・ラッセル | ART Grand Prix | 1分31秒546 |
2 | 18 | セルジオ・セッテ・カマラ | Carlin | 1分31秒600 |
3 | 5 | アレクサンダー・アルボン | DAMS | 1分31秒889 |
4 | 1 | アルテム・マルケロフ | RUSSIAN TIME | 1分31秒922 |
5 | 6 | ニコラス・ラティフィ | DAMS | 1分32秒021 |
6 | 21 | アントニ・フォコ | Charouz Racing System | 1分32秒159 |
7 | 19 | ランド・ノリス | Carlin | 1分32秒191 |
8 | 16 | アルジュン・マイニ | Trident | 1分32秒248 |
9 | 14 | ルカ・ギオット | Campos Vexatec Racing | 1分32秒346 |
10 | 20 | ルイス・デレトラズ | Charouz Racing System | 1分32秒407 |
11 | 4 | ニック・デ・フリース | PERTAMINA PREMA Theodore Racing | 1分32秒566 |
12 | 7 | ジャック・エイトケン | ART Grand Prix | 1分32秒681 |
13 | 12 | 福住仁嶺 | BWT Arden | 1分32秒735 |
14 | 2 | 牧野任祐 | RUSSIAN TIME | 1分32秒750 |
15 | 15 | ロイ・ニッサニー | Campos Vexatec Racing | 1分32秒801 |
16 | 17 | アレッシオ・ロランディ | Trident | 1分32秒803 |
17 | 3 | ショーン・ゲラエル | PERTAMINA PREMA Theodore Racing | 1分32秒913 |
18 | 10 | ラルフ・ボスチャング | MP Motorsport | 1分32秒965 |
19 | 11 | マキシミリアン・ギュンター | BWT Arden | 1分33秒496 |
20 | 9 | ドリアン・ボコラッチ | MP Motorsport | 1分48秒586 |
カテゴリー: F1 / FIA F2