F2 第9戦 予選 | N.デ・フリースがポールポジション、福住8位・牧野11位
FIA F2選手権 第9戦 ベルギー大会の予選が8月24日(金)にスパ・フランコルシャンで行われ、ニック・デ・フリース(PERTAMINA PREMA Theodore Racing)がポールポジションを獲得。福住仁嶺(BWT Arden)は8番手、牧野任祐(RUSSIAN TIME)は11番手で予選を終えた。
FIA F2選手権はおよそ1カ月の夏休みを経て、スパ・フランコルシャンで第9戦ベルギーの初日を迎えた。12時55分から気温16℃のコンディションで45分間のプラクティスがスタート。
牧野任祐は、セッション序盤に2分00秒360のタイムをマーク。福住仁嶺は、セッション前半に1分59秒757をマークしたあとも走行を続けたが、ベストタイムを更新するには至らず、最終的に17番手で終えた。マシンが不調の牧野は後半も長くピットにとどまり、終盤にコースインするもののタイムアップは果たせず、18番手に終わっている。
予選は午後4時55分から、気温17℃、路面温度26℃と温度の低いコンディションで行われた。1回目のアタックで福住仁嶺は1分57秒745、牧野任祐は1分57秒966をマーク。全車が1回目を終えた時点では福住が14番手、牧野が15番手につける。2回目のアタックで、福住が1分57秒169、牧野が1分57秒394とともに大きくタイムを上げることに成功。この結果、福住は8番手、牧野は11番手で予選を終えた。明日行われるレース1では、福住が4列目8番手から、牧野は6列目11番手からスタートし、上位での入賞を目指す。
ポールポジションを獲得したのはニック・デ・フリース(PERTAMINA PREMA Theodore Racing)。2番手にはジョージ・ラッセル(ART Grand Prix)、3番手にはセルジオ・セッテ・カママ(Carlin)が続いた。
レース1は8月25日(土)午後4時45分(日本時間午後11時45分)にスタートする。
福住仁嶺(予選8番手)
「フリー走行の流れもよくなかっただけに、予選であそこまでの速さが出せるとは正直思いませんでした。ただスーパーフォーミュラに乗った直後ということもあったのかもしれませんけど、そういう難しい状況でもいたずらに焦ったり緊張することなく、自然体で予選に臨めました。フリー走行は(区間タイムを)まとめればある程度の速さを出せるのかなと思っていたのですが、思ったような走りができなかったです。今までだったらその悪い流れを引きずったまま予選に突入してしまうパターンでした。今回もチーム内は、予選に向けて相当ドタバタしていましたから。でもソフトを履いてグリップの高い状態では、挙動もずいぶんマシになっていました。特に2セット目のアタックで大きくタイムを更新できました。ただあのラップも最後のシケインで遅いクルマに引っかかってしまったんですね。それでタイムロスしましたけど、でもそれがなくても前のクルマとのタイム差をひっくり返すことは無理だったと思います。エンジンもシャッフルしたあとは問題ないです。ただ車体はハンガリーで右に曲がったのが、今も直ってないですね。チームがいろいろやってくれているんですけど、どうしても真っすぐにならない。なにか根本的な問題があると思います。今までずっと、予選でいいグリッドを確保して、その流れでレースに突入することを望んできました。それが今回は、なんとかいい方向に行っていると思います。明日の長いレースはタイヤのタレも大きいと思うので、そこをいかに持たせるか、戦略も重要です。雨の予報もありますが、それはそれで楽しみです」
牧野任祐(予選11番手)
「フリー走行はエンジン本体なのかセンサーなのか分からないんですが、ちょっとトラブルが出たりして、思うような周回ができませんでした。それを考えれば、予選はまあまあかなと。ただアタック中に細かいミスもしているし、それがなければチームメートをしのいで、10番、9番グリッドも可能だったと思います。区間タイムをまとめ切れなかったという意味では、ちょっと納得できてないです。ただスパはプレマのF3テストで走っただけで、二日間とも雨だったのでドライ路面は今回が初めてで、フリー走行もしっかり走れなかったことを思えば、悪くないかと思っています。ここでのレース経験は全くないので、明日はどうなるか。これからチームとじっくり話し合います。コースも完全に馴れたわけではないですし、でも最低でも8位以内で完走することを考えて、レースに臨みます」
カテゴリー: F1 / FIA F2
FIA F2選手権はおよそ1カ月の夏休みを経て、スパ・フランコルシャンで第9戦ベルギーの初日を迎えた。12時55分から気温16℃のコンディションで45分間のプラクティスがスタート。
牧野任祐は、セッション序盤に2分00秒360のタイムをマーク。福住仁嶺は、セッション前半に1分59秒757をマークしたあとも走行を続けたが、ベストタイムを更新するには至らず、最終的に17番手で終えた。マシンが不調の牧野は後半も長くピットにとどまり、終盤にコースインするもののタイムアップは果たせず、18番手に終わっている。
予選は午後4時55分から、気温17℃、路面温度26℃と温度の低いコンディションで行われた。1回目のアタックで福住仁嶺は1分57秒745、牧野任祐は1分57秒966をマーク。全車が1回目を終えた時点では福住が14番手、牧野が15番手につける。2回目のアタックで、福住が1分57秒169、牧野が1分57秒394とともに大きくタイムを上げることに成功。この結果、福住は8番手、牧野は11番手で予選を終えた。明日行われるレース1では、福住が4列目8番手から、牧野は6列目11番手からスタートし、上位での入賞を目指す。
ポールポジションを獲得したのはニック・デ・フリース(PERTAMINA PREMA Theodore Racing)。2番手にはジョージ・ラッセル(ART Grand Prix)、3番手にはセルジオ・セッテ・カママ(Carlin)が続いた。
レース1は8月25日(土)午後4時45分(日本時間午後11時45分)にスタートする。
福住仁嶺(予選8番手)
「フリー走行の流れもよくなかっただけに、予選であそこまでの速さが出せるとは正直思いませんでした。ただスーパーフォーミュラに乗った直後ということもあったのかもしれませんけど、そういう難しい状況でもいたずらに焦ったり緊張することなく、自然体で予選に臨めました。フリー走行は(区間タイムを)まとめればある程度の速さを出せるのかなと思っていたのですが、思ったような走りができなかったです。今までだったらその悪い流れを引きずったまま予選に突入してしまうパターンでした。今回もチーム内は、予選に向けて相当ドタバタしていましたから。でもソフトを履いてグリップの高い状態では、挙動もずいぶんマシになっていました。特に2セット目のアタックで大きくタイムを更新できました。ただあのラップも最後のシケインで遅いクルマに引っかかってしまったんですね。それでタイムロスしましたけど、でもそれがなくても前のクルマとのタイム差をひっくり返すことは無理だったと思います。エンジンもシャッフルしたあとは問題ないです。ただ車体はハンガリーで右に曲がったのが、今も直ってないですね。チームがいろいろやってくれているんですけど、どうしても真っすぐにならない。なにか根本的な問題があると思います。今までずっと、予選でいいグリッドを確保して、その流れでレースに突入することを望んできました。それが今回は、なんとかいい方向に行っていると思います。明日の長いレースはタイヤのタレも大きいと思うので、そこをいかに持たせるか、戦略も重要です。雨の予報もありますが、それはそれで楽しみです」
牧野任祐(予選11番手)
「フリー走行はエンジン本体なのかセンサーなのか分からないんですが、ちょっとトラブルが出たりして、思うような周回ができませんでした。それを考えれば、予選はまあまあかなと。ただアタック中に細かいミスもしているし、それがなければチームメートをしのいで、10番、9番グリッドも可能だったと思います。区間タイムをまとめ切れなかったという意味では、ちょっと納得できてないです。ただスパはプレマのF3テストで走っただけで、二日間とも雨だったのでドライ路面は今回が初めてで、フリー走行もしっかり走れなかったことを思えば、悪くないかと思っています。ここでのレース経験は全くないので、明日はどうなるか。これからチームとじっくり話し合います。コースも完全に馴れたわけではないですし、でも最低でも8位以内で完走することを考えて、レースに臨みます」
2018年 F2 第9戦 ベルギー 予選 結果
P | No | Driver | Team | Laptime |
---|---|---|---|---|
1 | 4 | ニック・デ・フリース | PERTAMINA PREMA Theodore Racing | 1分56秒054 |
2 | 8 | ジョージ・ラッセル | ART Grand Prix | 1分56秒457 |
3 | 18 | セルジオ・セッテ・カマラ | Carlin | 1分56秒594 |
4 | 14 | ルカ・ギオット | Campos Vexatec Racing | 1分56秒611 |
5 | 19 | ランド・ノリス | Carlin | 1分56秒723 |
6 | 5 | アレクサンダー・アルボン | DAMS | 1分56秒878 |
7 | 21 | アントニ・フォコ | Charouz Racing System | 1分56秒930 |
8 | 12 | 福住仁嶺 | BWT Arden | 1分57秒169 |
9 | 20 | ルイス・デレトラズ | Charouz Racing System | 1分57秒183 |
10 | 1 | アルテム・マルケロフ | RUSSIAN TIME | 1分57秒266 |
11 | 2 | 牧野任祐 | RUSSIAN TIME | 1分57秒394 |
12 | 6 | ニコラス・ラティフィ | DAMS | 1分57秒515 |
13 | 10 | ラルフ・ボスチャング | MP Motorsport | 1分57秒596 |
14 | 11 | マキシミリアン・ギュンター | BWT Arden | 1分57秒635 |
15 | 16 | アルジュン・マイニ | Trident | 1分57秒718 |
16 | 7 | ジャック・エイトケン | ART Grand Prix | 1分57秒754 |
17 | 15 | ロイ・ニッサニー | Campos Vexatec Racing | 1分57秒773 |
18 | 3 | ショーン・ゲラエル | PERTAMINA PREMA Theodore Racing | 1分57秒878 |
19 | 17 | アレッシオ・ロランディ | Trident | 1分58秒174 |
20 | 9 | ドリアン・ボコラッチ | MP Motorsport | 1分58秒338 |
カテゴリー: F1 / FIA F2