レッドブルF1育成の岩佐歩夢、2位フィニッシュでF2初表彰台
レッドブルF1とホンダの育成ドライバーである岩佐歩夢が、2022年FIA F2選手権第4戦でF2初表彰位だとなる2位フィニッシュを果たした。
FIA F2選手権第4戦がスペイン・バルセロナのカタルニアサーキットで開催され、5月21日(土)はスプリントレースが行われた。ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)のドライバーとして参戦する岩佐歩夢は、前日に行われた予選で6番手のタイムを出し、予選トップ10がリバースグリッドでスタートするスプリントレースでは3列目5番手からのスタート。
午後5時40分、気温33℃、路面温度43℃のコンディションでフォーメーションラップがスタートした。ポールシッターがフォーメーションラップをスタートできず、マシンはピットに戻され、ポールポジション不在でスタートが切られた。岩佐歩夢はスタートで好ダッシュを決めてポジションアップ。第1コーナーを2番手で通過しトップを追う。
タイヤに厳しいコースで、前半のタイヤマネジメントがカギを握るレースだけに、岩佐歩夢はトップと1秒前後の差で2番手をキープする。6周目、スピンしコースオフしたマシンがストップしたためセーフティカーが導入された。マシンの回収に少し時間がかかり、10周目にレースはリスタート。岩佐歩夢は2番手をキープして、レースは後半戦に入った。
岩佐歩夢のペースは悪くなかったが、トップのマシンはさらにハイペースで岩佐歩夢との差を広げる。DRS圏外となる1秒以上の差をつけられた岩佐歩夢は、1秒以内に迫る後続との差を意識しながらのレースとなった。レース終盤、岩佐歩夢はペースを上げてトップを追うが、2秒以上に開いた差を詰めることはできず、しかし後続との差を広げ危なげなく2番手でフィニッシュした。
今シーズン最上位の2位となった岩佐歩夢は、F2で初の表彰台を獲得。8ポイントを加算し、ランキング上位との差を縮めた。
「2位という結果はとてもうれしいですし、自分としてもいいレースができたと思います」と岩佐歩夢はコメント。
「大きなポイントはスタートでした。スタートに関してはイモラでミスもあり、チームともミーティングを重ねて改善すべき点でしたから、それが成果となったことは自信になりました。タイヤマネジメントについてはうまくできたと思いますが、最後少しタイヤを余らせてしまったようなので、その点はフィーチャーレースに向けての改善ポイントだと思っています」
「F2での初めての表彰台はうれしかったですが、F3の時も初めてが2位で、優勝ではない悔しさもあります。2位という結果は現状のマシンやドライビングなど全体のポテンシャルからいってすごくいい結果だとは思っていないので、この結果をキープしていけるようにがんばります。フィーチャーレースは長く、タイヤ交換もあるので、しっかりと自分のレースができるように準備して臨み、それができれば結果はついてくると思います」
カテゴリー: F1 / FIA F2 / 岩佐歩夢
FIA F2選手権第4戦がスペイン・バルセロナのカタルニアサーキットで開催され、5月21日(土)はスプリントレースが行われた。ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)のドライバーとして参戦する岩佐歩夢は、前日に行われた予選で6番手のタイムを出し、予選トップ10がリバースグリッドでスタートするスプリントレースでは3列目5番手からのスタート。
午後5時40分、気温33℃、路面温度43℃のコンディションでフォーメーションラップがスタートした。ポールシッターがフォーメーションラップをスタートできず、マシンはピットに戻され、ポールポジション不在でスタートが切られた。岩佐歩夢はスタートで好ダッシュを決めてポジションアップ。第1コーナーを2番手で通過しトップを追う。
タイヤに厳しいコースで、前半のタイヤマネジメントがカギを握るレースだけに、岩佐歩夢はトップと1秒前後の差で2番手をキープする。6周目、スピンしコースオフしたマシンがストップしたためセーフティカーが導入された。マシンの回収に少し時間がかかり、10周目にレースはリスタート。岩佐歩夢は2番手をキープして、レースは後半戦に入った。
岩佐歩夢のペースは悪くなかったが、トップのマシンはさらにハイペースで岩佐歩夢との差を広げる。DRS圏外となる1秒以上の差をつけられた岩佐歩夢は、1秒以内に迫る後続との差を意識しながらのレースとなった。レース終盤、岩佐歩夢はペースを上げてトップを追うが、2秒以上に開いた差を詰めることはできず、しかし後続との差を広げ危なげなく2番手でフィニッシュした。
今シーズン最上位の2位となった岩佐歩夢は、F2で初の表彰台を獲得。8ポイントを加算し、ランキング上位との差を縮めた。
「2位という結果はとてもうれしいですし、自分としてもいいレースができたと思います」と岩佐歩夢はコメント。
「大きなポイントはスタートでした。スタートに関してはイモラでミスもあり、チームともミーティングを重ねて改善すべき点でしたから、それが成果となったことは自信になりました。タイヤマネジメントについてはうまくできたと思いますが、最後少しタイヤを余らせてしまったようなので、その点はフィーチャーレースに向けての改善ポイントだと思っています」
「F2での初めての表彰台はうれしかったですが、F3の時も初めてが2位で、優勝ではない悔しさもあります。2位という結果は現状のマシンやドライビングなど全体のポテンシャルからいってすごくいい結果だとは思っていないので、この結果をキープしていけるようにがんばります。フィーチャーレースは長く、タイヤ交換もあるので、しっかりと自分のレースができるように準備して臨み、それができれば結果はついてくると思います」
カテゴリー: F1 / FIA F2 / 岩佐歩夢