F2:ニキータ・マゼピン 「5秒ペナルティを苛立たしく思う」
ニキータ・マゼピンは、FIA-F2 第7戦スパ大会のレース1で5秒ペナルティを科せられたことで、トップでチェッカーを受けたものの、2位でフィニッシュ。“罰せられるようなことは何もしていないと感じている”と語った。

ピットストップでアンダーカットに成功して角田裕毅の前に出たニキータ・マゼピンは、レース終盤に激しいプレッシャーを受けたが、トップでチェッカー。しかし、インを閉めた際に角田裕毅をコース外に押し出したとして5秒ペナルティを科せられ、2位に降格した。

「僕に言える重要なことは、僕たちはチームとして再び強力なパフォーマンスを示したということだ」とレース後の記者会見でコメント。

「僕はコース上でトップでフィニッシュした。インシデントに関しては、正直にいって、ペナルティを受けたことにかなり驚いている。罰せられるようなことは何もしていないと感じている」

「僕はレースラインを守っていた。2度も動いてはいない。前にいたマシンは僕だし、ルールでも記されているように僕にはそうする権利があった。ペナルティは苛立たしいし、反対のことで5秒ペナルティを受けた先週末のバルセロナのフィーチャーレースのことを考えれば、さらに苛立たしく思う。まったく同じことをされて、コース外に押し出されて、安全に合流できなかった。それを見ていたし、すべてのラインでそのラインを使用して、マシンが前にいれば、そうする権利があることを学んだ。裕毅と接触したわけでも、ぶつかったわけでもない。本当に理解できない。残念ながらルールによって5秒ペナルティについて何もする方法はない」

「今の僕の仕事は今回のインシデントと2週間前のバルセロナでのインシデントを分析することだ。違いを見極めて、そこから学んで理解していく。僕はまだ21歳だ。F1に到達することを目指しているし、スチュワードの視点を理解することが重要だと思う。実際に彼らのところに会いにいくかもしれない。これまでのところ、スチュワードとは良好な関係を築いているし、理解していない場合はドライバーとして疑問を投げかけることはできると思う」

「でも、僕は5秒ペナルティによって2位でフィニッシュした。まだ良い結果だと思う。僕たちは強力なパフォーマンスを発揮できている。昨日の予選でのペースは良かったし、レースペースも良かった。残念ながら、ここではコーナーの組み合わせによってアウトサイドのスタートは良いスタートを切っても前に出るのはとても難しい。僕は2位でフィニッシュした。改善できることはあるし、見ていなければならないこともある。今日は勝利したようなものだし、そのために僕はここにいるので、ペナルティには苛立ちを感じている。でも、僕はドライバーだ。自分の仕事をして、スチュワードは彼らの仕事をする。そこは尊重する必要がある」

レース終了後、ニキー・マゼピンは、パルクフェルメにマシンを停める際に2位のボードを跳ね飛ばした。その先には優勝した角田裕毅がいた。幸いにも角田裕毅に当たることはなかった。

スチュワードはニキータ・マセピンに対して“潜在的に危険かつ非スポーツマン的行動”のため5グリッド降格ペナルティを科した。スチュワードはマゼピンが2位のマーカーと接触する前に非常に速いスピードでパルクフェルメに近づいていたと判断した。

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カテゴリー: F1 / FIA F2 / ニキータ・マゼピン