レッドブル・ホンダF1育成の角田裕毅、カーリンからF2テストに参加
レッドブルとホンダF1の両方と育成ドライバー契約を結んでいる角田裕毅が、12月5日(木)からヤス・マリーナ・サーキットで開催されているF2ポストシーズンテストにカーリンから参加。午前中に13番手タイム、午後に17番手タイムを記録した。

今年、イェンツァー・モータースポーツからF3選手権に参戦した角田裕毅は、第14戦モンツァでのレース2で勝利を挙げ、ランキング9位でシーズンを終了。2020年はF2へのステップアップが期待されている。

F2テストでは今シーズン松下信治が参戦したカーリンから参加。同チームから参加しているニキータ・マゼピンには及ばなかったものの、午前中に27周を走行して13番手タイム、午後には33周を走行して17番手タイムを記録するなど、初めてのF2マシンで経験を積んだ。

レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2020年に角田裕毅をF2に参戦させることを示唆しており、ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史も、2020年に角田裕毅をF2にステップアップさせることを検討していると語る。

角田裕毅は今後のF1ドライバー候補になるかと質問された山本雅史は「いくつかのレースで彼のポテンシャルは目にしています」とコメント。

「ですが、今後のレースで彼がどのように改善できるかを見ていく必要があります」

「また、彼に今後チャンスがあれば、彼がより高いカテゴリーで厳しい相手とどのように戦えるかを見たいと思っています」

「我々はレッドブルとともにホンダとしてできる限り彼をサポートしていくつもりです」

レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ホンダF1とのパートナーシップを継続していけば、将来的に日本人ドライバーを乗せる可能性があると語る。

「もし十分な能力を持っている選手が現れれば、レッドブル・レーシングに日本人ドライバーが誕生する可能性だってある」と夏休み明けにクリスチャン・ホーナーはコメント。

「有望な選手は多く、角田裕毅はこのスパで予選3番手に入るなど、面白い存在だし、ほかにも有望な日本人ドライバーがいる」

レッドブルとホンダの両方から支援を受けている角田裕毅は、近い将来、日本人F1ドライバーの誕生に最も近いドライバーになるかもしれない。

また、今回のF2テストには佐藤万璃音もトライデントから参加し、午前中に28周を走行して16番手タイムを記録した。

Post-season tests, Day 1, morning session
 DRIVERTEAMLAPTIMELAPS
1Mick SchumacherPREMA Racing1:50.94732
2Louis DeletrazCharouz Racing System1:50.95818
3Nikita MazepinCarlin1:51.03422
4Guanyu ZhouUNI-Virtuosi1:51.17826
5Sean GelaelDAMS1:51.44931
6Luca GhiottoTrident1:51.57027
7Callum IlottUNI-Virtuosi1:51.58518
8Artem MarkelovBWT HWA RACELAB1:51.62619
9Dan TicktumDAMS1:51.69228
10Niko KariCampos Racing1:51.96328
11Robert ShwartzmanPREMA Racing1:52.02133
12Christian LundgaardART Grand Prix1:52.07732
13Yuki TsunodaCarlin1:52.15527
14Felipe DrugovichMP Motorsport1:52.28130
15Pedro PiquetCharouz Racing System1:52.44832
16Marino SatoTrident1:52.51628
17Marcus ArmstrongART Grand Prix1:52.65322
18Giuliano AlesiBWT HWA RACELAB1:52.72123
19Mahaveer RaghunathanMP Motorsport1:53.50522
20Guilherme SamaiaCampos Racing1:53.54019

Post-season tests, Day 1, afternoon session
 DRIVERTEAMLAPTIMELAPS
1Louis DeletrazCharouz Racing System1:50.54349
2Marcus ArmstrongART Grand Prix1:50.79828
3Christian LundgaardART Grand Prix1:50.92328
4Mick SchumacherPREMA Racing1:50.96628
5Artem MarkelovBWT HWA RACELAB1:51.52326
6Pedro PiquetCharouz Racing System1:51.68533
7Dan TicktumDAMS1:51.72435
8Sean GelaelDAMS1:51.84039
9Robert ShwartzmanPREMA Racing1:51.97728
10Giuliano AlesiBWT HWA RACELAB1:52.09135
11Niko KariCampos Racing1:52.11725
12Mahaveer RaghunathanMP Motorsport1:52.46724
13Guanyu ZhouUNI-Virtuosi1:52.79635
14Roy NissanyTrident1:52.88125
15Guilherme SamaiaCampos Racing1:54.08215
16Nikita MazepinCarlin1:55.39333
17Yuki TsunodaCarlin1:55.78633
18Callum IlottUNI-Virtuosi1:56.39644
19Felipe DrugovichMP Motorsport1:56.62922
20Luca GhiottoTrident1:56.78923


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カテゴリー: F1 / FIA F2 / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / 角田裕毅