F1:2020年と2021年のマシン開発にトークンシステムの導入を検討
F1関係者は、新型コロナウイルスの危機的な状況への対応の一環として、2020年および2021年に凍結もしくは開発できる要素を決定するためにトークンシステムを採用することを検討している。

2021年に現在のマシンが使用されることは既に合意されており、開発コストを削減するために他の要素を凍結することについて、ここ数週間議論が続けられている。

4月6日(月)には、F1のCEOを務めるチェイス・キャリー、スポーティングディレクターのロス・ブラウンが10チームのF1チーム代表者と電話会議を開催した。

しかし、F1チーム側は、2020年および2021年にマシンのどの部分を開発することに焦点を当てるかについて様々な考えを持っていると言われている。例えば、フェラーリとレッドブルは、現時点でメルセデスのギアボックスに利点があるとして、開発の継続を望んでいるとされている。

報道によると、トークンシステムの導入は概ね支持を得ているという。2020年のパッケージ全体はかなりの割合で2021年まで凍結されるが、F1チームは割り当てられたトークンの範囲内で変更したいエリアの開発を実施することができるようになる。

F1に開発トークンシステムが適用されるのは初めてではない。2014年にV6ターボハイブリッド導入時にも同じように各コンポーネントに特定のトークンが割り当てられたが、メルセデスが圧倒的に優位な状況であることを鑑みて廃止された。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1マシン