F1レースディレクター 「ルクレールのガスリーへの接触は調査の必要はなし」 / F1シュタイアーマルクGP 決勝
F1レースディレクターのマイケル・マシは、レースコントロールはシャルル・ルクレール(フェラーリ)とピエール・ガスリー(アルファタウリ)のF1シュタイアーマルクGPでの1周目の衝突が調査を正当化するものだとは感じなかったと説明した。

ピエール・ガスリーは6番グリッド、シャルル・ルクレールは7番グリッドからレースをスタート。フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)と3列に並んでターン1に入った後、両社はコーナーでワイドに走行し、ターン3でルクレールのフロントウイングがガスリーの左リアタイヤに接触した。

わずかな接触でピエール・ガスリーはパンクに見舞われ、スロー走行で集団に飲み込まれ、ターン3のブレーキングゾーンでアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)とニコラ・スラティフィ(ウィリアムズ)の2台にもぶつけられた。

ピエール・ガスリーはサスペンションダメージでリタイアを余儀なくされたが、シャルル・ルクレールもフロントウィングを交換するためにピットストップを余儀なくされ、最後尾に落ちた。

シーズン初めに、F1ドライバーは、FIA(国際自動車連盟)が今年は1周目のインシデントに対してより厳格なアプローチを取ると伝えられていたが、シャルル・ルクレールとピエール・ガスリーの衝突とターン3での近接戦は調査されなかった。

インシデントを見ていたかと質問されたマイケル・マシは「イエス。スクリーンにノートされたターン3インシデントのリードアップの一部として目にした」とコメント。

「1周目タイプの問題であり、全体の状況を考慮して、それ以上の調査は必要ないことが指摘されたものの1つと見なされた」
シャルル・ルクレールは、接触が発生したのとまったく同じ瞬間に移動したため、単に両方のドライバーの過失だったと考えている。

「僕はピエールの左側にいた。彼は僕が抜こうといたのと同時にわずかに左に動いて、左側を走っていたドライバーのスリップストリームを得ようとしていたと思う」とシャルル・ルクレールは説明した。

「とにかく驚いたし、接触した。非常に小さな接触だったけど、僕たち二人に非常に大きな影響を与えた」

一方、ピエール・ガスリーは不満を抱いており、彼の見解を説明。不幸な事故を避けるためにできることはあまりなかったと主張した。

「接触があり、後部全体に完全に穴が開いた」とピエール・ガスリーは語った。「最後は3輪、いくつかのポイントでは2輪で走っていた。僕たちが望んでいたものではないし、本当に残念だ」

「まだ実際にリプレイを見ていないけど、結局、起こったことは変えることはあできない。事故が起こったとき、僕はストレートの真ん中にいたし、できることはあまりなかったと思う。残念だ」

レース後半、シャルル・ルクレールは、アルファロメオのキミ・ライコネンをターン4で追い抜いた直後にフロントウィングに接触したが、マイケル・マシはこの事故を「見ていなかった」ことを確認した。

ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)/  2021年 F1シュタイアーマルクGP

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カテゴリー: F1 / F1シュタイアーマルクGP / シャルル・ルクレール / ピエール・ガスリー