エステバン・グティエレス (ハース)
エステバン・グティエレスが、F1中国GPへの意気込みを語った。

雨でプラクティスが妨げられたオーストラリアと比較して、バーレーンではレースにむけて多くの走行時間がありましたね。日曜日のレースにむけて、バーレーンでの金曜日と土曜日に一貫した走行時間はどれくらい有益でしたか?
セットアップ面でクルマをより詳しく学んで追求する機会が得られたので本当に有益だった。

バルセロナとオーストラリアでは多くのことを実験する時間やチャンスがなかった。バーレーンのプラクティスで一貫した走行ができたことはクルマの開発とセットアップを発展させるうえで助けになったし、次のグランプリにむけてとても役に立つだろう。

ハースの短い歴史のなかであなたとチームメイトは初めて予選の第2ラウンドに進みました。チームだけでなく、あなたにとってどれはどれくらい重要でしたか?
チームの士気が大きく高まった。予選だけでなく、レースでも僕たちは自分たちの真のスピードを示すことができたからね。それは最高の組み合わせだ。パフォーマンスを最大限に引き出すためにやらなければならない仕事がまだたくさんあるけど、僕たちはそれを実現しようとしている。自分のモチベーションにも大きな後押しになった。限界でクルマを快適に走らせられて学ぶことは大きな意味があるからね。本当に楽しいし、かなり限界までプッシュできている。

バーレーンでのレースはメカニカルトラブルによって短縮されてしまいましたね。期待外れだった一方で、あなたはその失望をどのように払いのけて、中国での次の機会に備えていますか?
一貫してポイントを獲得していくためにコーナーを回ったところだという感覚がある。僕たちには良いクルマがあるし、2つの異なるトラックでクルマは良かった。とにかく準備を続けて、プッシュし続けていくし、同じように戦い続けていく。結果はすぐそこのところまで来ているからね。

各グランプリ週末でクルマについてより多くを学んでいますね。ですが、タイヤ戦略について、異なるタイヤが異なる方法でマシンにどのような影響を与えるかはどのように学んでいますか?
異なるコンパウンドは、直接クルマのバランスに影響するし、僕たちのタイヤ選択はかなりいいと思う。戦略をとても快適に感じているし、自分もその計画と実行に関与している。僕たちはとても良い方法で働いているし、レース中に起こるかもしれないどんな状況にも素早く対応することができている。

ハースF1チームは、並外れた期待にとってデビューシーズンを始めました。全員がマシンを絶えず開発しているなかで、F1で他に先んじることはどれくらいハードなことですか?
僕たちが多くの人々を驚かせたのは事実だ。おそらく僕たちもこのような状況は予想していなかった。これほど良いとはね。僕たちはまだ自分たちの期待を管理する必要がある。現時点で僕たちのクルマはメルボルンとバーレーンではかなりうまく対応していたけど、これから中国でそれがどう反応するか学ぶ必要があるからね。中国はシーズンがどうなるかの良い兆候を与えてくれると思うし、全てのチームがシーズン中にクルマを開発するために本当に懸命にプッシュしているのも事実だ。シーズンが進めば、もっと競争的になっていくだろうし、僕たちはそれに備える必要がある。僕たちはまだクルマからもっとスピードとパフォーマンスを引き出せるはずだし、中国はそれをする機会を与えてくれる。

上海インターナショナル・サーキットのラップについて説明していただけますか。
上海はかなりフロント・リミテッドなトラックだし、フロントタイヤに多くの負荷がかかる。ターン1は、とても速くて長いコーナーだ。シーズンの他のコーナーとは非常に異なる。上海の象徴とも言える。フルスピードで到着して、コーナーに進入するとターン2までとても長く待たなければならない。ターン3は出口までがとても長いし、立ち上がりでかなり横を向くのでトラクションがかなりトリッキーだ。非常に高速セクションなターン4と5を抜けると、トラックの僕のお気に入りの部分であるターン6と7がある。ターン6はフルスピードで入って、ターン7にむけて方向を変える。このシークエンスはリズムを失わないためにも非常に重要なので、ターン8と9のために準備しなければならない。そのあと、小さな90度のターン10に到着して、非常に長いコーナーの始まりであるターン11にむけて非常に長いストレートがある。かなりの低速からコーナーにむけてスピードを上げていく。クルマのレース用セットアップをする際のサーキットの重要な部分だ。シーズンで最長のストレートのひとつがバックストレートだ。そこでは最大限のスピードで走る。タン14のヘアピンには非常にハイブレーキングで入る。最終コーナーは90度の中速コーナーで、立ち上がりがかなりトリッキーだ。縁石をかなり使うけど、もちろん、そこには限界はある。常にトラックの最大限を生かそうとするものだ。かなりチャレンジングだ。

関連:2016 F1中国GP テレビ放送時間&タイムスケジュール

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / エステバン・グティエレス / F1中国GP / ハースF1チーム