2024年F1エミリア・ロマーニャGP 決勝:トップ10 F1ドライバーコメント
2024年のF1世界選手権 第7戦 エミリア・ロマーニャGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。

優勝はポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。しかし、終盤にハードタイヤに苦戦を強いられ、2位のランド・ノリス(マクラーレン)に0.725秒差まで迫られる辛勝だった。角田裕毅(RB)は10位でフィニッシュして2戦連続で入賞を果たした。

1位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「今日のレースはとても接戦だった。ここまでいいペースは期待していなかったけど、ミディアムタイヤではとても好調だった。でもハードタイヤに履き替えるとドライビングが少し難しくなり、タイヤのグリップがさらに低くなってしまい、思った通りにはいかなかあった。最後の10周はランド・ノリスを抑えながらタイヤをもたせるのに必死で、さらにトラックリミット違反でペナルティーが迫っていたので、集中して走る必要があった。最後まで残りの周回を数えていたので、チェッカーを受けた時はとても安心した。レースウイークのスタート時の状況を考えると、本当にすばらしい結果になった。まだ改善する点はあるけど、モナコGPがとても楽しみだ」

2位:ランド・ノリス(マクラーレン)
「またチームにとって素晴らしい週末になった。最終ラップまで懸命に戦ったけど、序盤でマックスに少し離されてしまった。あと1周か2周あれば素晴らしいレースになっただろうが、今日はそうはならなかった。ウイークを通じて競争力はあったし、フェラーリやレッドブルとコンスタントに戦えるところまで来ていると思う。チームはとてもいい仕事をしているから、上位で戦うことが当たり前になったのは素晴らしいことだ。僕たちは改善することに集中し続ける必要がある。勝てないのは悔しいけれど、先週末の反省と改善点を考えれば、このような結果は期待すべきことなんだ」

3位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「今日のレースはうまくいったし、ライバルたちとの差も縮まった。予選でもっと上位につけていれば、もっといい結果をファンのみなさんにお見せできたはずだ。ハードタイヤに履き替えてからはペースが良くて、ランド(ノリス)とマックス(フェルスタッペン)に追いつくことができたが、最終的にはマクラーレンのほうがそこまでではないにしろ速かった。全体として、このレースから得られるポジティブな点はたくさんある。アップグレードが期待通りに機能し、競争力が高まった。ウィナーとの差はまだ小さいが、その差を縮めるために努力を続けなければならない」

4位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「4位。いい一日だったし、僕らにできることはこれが精一杯だったと思う。最初のスティントでサインツの後ろに引っかかってしまったけど、チームが素晴らしい戦略を立ててくれたおかげで、ピットストップでオーバーテイクすることができた。この週末でチームがどれだけ進歩したかを証明できたし、これからも上位争いに加わっていけると確信している。でも今日はトラックポジションがとても重要だったので、僕らの仕事には満足している」

5位:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「僕にとっては厳しいレースだったし、満足することはできない。予選も今日のペースも、なぜマシンに満足できなかったのか、チームと一緒に考え直す必要がある。明日はチームを立て直してモナコに向けて準備を始めるけど、もっと良い結果が得られることを願っている。上位争いは熾烈になり始めているし、我々はプッシュし続ける必要がある」

6位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「レースはおおむね順調だった。5秒ほどタイムをロスしてしまった瞬間があったけど、レースペースは全体的に強かったので結果には満足している。スタートはうまくいって、角田を抜くためにそれは重要だった。そこからオープニングスティントを伸ばすことができ、1ストップ作戦を機能させるのに役立った。今週末は小さな一歩を踏み出すことができた。残念なことに、マクラーレンやフェラーリといった他のマシンが一歩前進したことで、それが少し覆い隠されてしまった。パフォーマンスを向上させるさらなるアップデートができるようプッシュし続けるつもりだ。それまでは、できる限り多くのポイントを獲得できるようにしたい

7位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「ハードタイヤが最後まで使えるかどうか心配だったので、2回目のピットストップをした。もちろん、ルイスにポジションを奪われることになったけど、チームとして1ポイントを追加することができた。僕たちにとってはかなり孤独なレースだった。レッドブルとの差をわずかに縮め、ミッドフィールドに対するアドバンテージを広げた。でお、マクラーレンやフェラーリも同じように進歩を遂げているので、できるだけ早くパフォーマンスを向上させて、もっと大きなステップをもたらすことを目指している。6位や7位に満足するつもりはないけれど、これが今の僕らの状況だ。みんなやる気満々で、見ていてとても刺激になる。ブラックリーとブリックスワースの全員が、改善をもたらすために懸命に働いている。それを見るのは素晴らしいことだ。僕たちはプッシュし続けなければならない。今週末は自分たちが持っているパッケージを最大限に生かしたし、今後もそれを目指していく」

8位:セルジオ・ペレス(レッドブル)
「予選の結果から、今日は難しいレースになると予想していた。イモラはオーバーテイクが難しいサーキットなので、今日はこれが精一杯だった。特に第1スティントの序盤でトラフィックにはまってしまい、ハードタイヤではバランスを調整する余裕もなかった。今週末はマクラーレンに速さがあることは分かっていたけど、マックスはここ最近で一番のレースをしたと思う。チームとしてすばらしい結果になった。次戦に向けて分析することはあるけど、次のモナコGPが楽しみだ。好調なシーズンを過ごせているので、再びいい流れを取り戻せるよう願っている」

9位:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「イモラで2ポイント獲得できて良かった。ミディアムコンパウンドで最初のスティントを延長してセーフティカーが出るのを待ったけど、結局それは来なかったので、コース上でポジションを取り戻す必要があった。序盤のタイヤマネジメントのおかげで、レース終盤には新しいハードのアドバンテージを得ることができたし、ニコ(ヒュルケンベルグ)や(角田)裕毅をパスするペースも得ることができて楽しかった。でも今週末はタフだった。自分たちが望んでいるほど競争力がないことは分かっているし、足りないパフォーマンスを見つけるためにハードにプッシュしていかなければならない」

10位:角田裕毅(RB)
「チームにとってはホームレースで、たくさんのファンの皆さん、そしてファクトリーのみんなの前でポイントを獲得できてとてもうれしいです。スタートでニコ・ヒュルケンベルグ選手(ハース)にポジションを奪われて、出遅れてしまいました。ストレートで速いヒュルケンベルグ選手の後ろから抜け出したかったので、彼よりも先に予定より早くピットインしました。一番の正念場でしたが、私たちの戦略でうまく対応ができたと思います。第2スティントが長くなり、最後の15周ではハードタイヤのマネジメントがとても大変でしたが、チームがうまく対応してくれました。スタートが改善すべき一番の課題だと思います。マシンが持つポテンシャルを十分に引き出して、さらに一歩先に進めるよう改善に努めます。次戦のモナコGPがとても楽しみです。努力してきたことが結果に表れているので、今後もパフォーマンスを最大限に発揮できると信じています」

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カテゴリー: F1 / F1エミリア・ロマーニャGP / F1ドライバー