F1 カメラマン
FOM代表のバーニー・エクレストンは、F1ドイツGPでのピットレーンでの事故を受け、F1ハンガリーGP以降は、FOMのテレビクルーがピットレーンを歩くことを禁止し、撮影はピットウォールのみに制限することを発表した。

F1ドイツGPで、レッドブルは、マーク・ウエーバーの1回目のピットストップで右リヤタイヤが完全に装着されていない状態でマシンをリリース。右リアタイヤが外れ、外れたホイールが、メルセデスのピット前にいたFOMのカメラマン、ポール・アレンの背中に直撃した。

ポール・アレンは、サーキットのメディカルセンターから近くの病院に搬送され、鎖骨と肋骨の骨折、脳しんとうの診断を受けた。

これを受け、バーニー・エクレストンは、安全面の理由からピットレーンでの撮影はピットウォールのみに制限するという決断を下した。

「とんでもないことだが、起こるべくして起こったことだ」とバーニー・エクレストンは Sky Sport にコメント。

「大勢のメカニックがおり、その中の誰かに当たる可能性はあった。カメラマンは、タイミング悪くあの場所にいただけだ」

「今後、我々のカメラクルーは、ピットウォールからしか撮影できないようにする」

またFOMは声明を発表し「当事者は完全に回復するとみられている」と述べた。

3万ユーロ(約390万円)の罰金を科せられたレッドブルは、入院中のポール・アレンにチーム全員がサインしたポスターをプレゼントした。

レッドブルのヘルムート・マルコは、「彼は本当の英国人で、上機嫌だった」と Servus TV に述べた。

「彼は危険を承知していた。彼のことを心配する必要はない。彼は大丈夫だ。ブダペストには必ず戻ってくる」

ヘルムート・マルコは、F1ドイツGPの事故は人為的なものだったと述べた。

「ホイールの安全ピンが留まっていなかった。しかし、急いでいたメカニックが間違ってグリーンの信号スイッチのボタンを押してしまった」

「ブダペストでは、人間としてできる限りこのような事故に対応するシステムを用意する」


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カテゴリー: F1 / バーニー・エクレストン