F1ドライバー、FIAのニールス・ヴィティヒの解任に異口同音で「驚いた」
F1ドライバーの多くが、ニールス・ヴィティヒがF1レースディレクターの職を突然退任したことに対して驚きを表明している。

ニールス・ヴィティヒの退任はブラジルグランプリ後に発表されたが、同氏は自ら辞任したのではなく、解任されたと主張している。

FIA(国際自動車連盟)は、フォーミュラ2およびフォーミュラ3のレースディレクターであるルイ・マルケスを、今シーズン残りのレースのレースディレクターに昇格させた。

フェルナンド・アロンソは、新しい審判はドライバーたちから全面的なサポートを受けるだろうと明かした。

「驚いたよ」とアロンソはメディアに語った。

「君たちと同じように、ニュースを読んだ。プレスリリース以外にそれについての情報は持っていない」

「明日、ドライバーズブリーフィングで新しいレースディレクターに会う。僕たちはサポートしようとしている」

「彼が必要とするものに対して、できる限り支援しようとしている。この新しいレースディレクターと長い関係を築き、将来に向けてより良いものにしていきたい」

シャルル・ルクレールやアレックス・アルボンを含む他のF1ドライバーは、この状況はもっと慎重に扱うべきだったと強調した。

「驚いたよ」とアルボンは語った。「ニールスはパドックで最も大変な仕事をしていたし、僕は彼がうまくやっていると思っていた。彼は全力で全体をバランスさせていたと思う」

「交代についてコメントするなら、それは僕の立場ではない。彼は最後の3レースをこなすのに十分以上の能力があると感じていた」

ルクレールは次のように付け加えた。「突然の出来事だった。我々全員が驚いたと思う」

「シーズン終盤の、これほど重要なタイミングで、このようなタイミングで発表されるとは、少し驚いた。おそらく、もっとうまく対処できたはずだ」

ルクレールのチームメイトであるカルロス・サインツも、突然の発表に驚いたと明かした。

「もちろん驚いているし、今となっては少し奇妙な気分だ。シーズンも残り3レースだというのに、突然レースディレクターが交代するなんて。でも、何が起こったのか、何が起こっているのかは知らない」とサインツは語った。

国際自動車連盟 F1

ジョージ・ラッセルは、今月初めにF1ドライバーたちが発表した声明について、FIAから情報を伝えられていなかったことに問題意識を示した。

「まったく知らなかったし、ちょっとした驚きだった」とラッセルは語った。

「レースディレクターにとっては、残すところあと3レースとなった今、とんでもないプレッシャーだ」

「ドライバーとしては、このような情報を最後に知らされるような気がする。そして、それが自分たちに直接関係している場合、決定事項について常に情報を共有し、理解しておくことが望ましい」

オスカー・ピアストリはラッセルのコメントを繰り返し、ヴィティヒが自主的に退任したわけではないと考えている。

「僕は、何かが計画されていることすらまったく知らなかった。他のドライバーの誰かから、あるいはどこかの記事で知った。だから、確かに少し驚きました」

「ニールスはそれなりの仕事をしてくれていた。我々としては改善したい点もいくつかあった。改善されたものもあれば、そうでないものもあったかもしれないが、即座に解雇するほどのことではないと僕は思う。その声明がどのような表現で発表されたのかはわからないけど、その表現とは少し異なるように思える」

ピエール・ガスリーとランス・ストロールは、いずれも、今回の件が自分たちのコース上でのアプローチを変えることはないと主張している。しかし、アストンマーティンのドライバーは、今後はペナルティの扱いが変わる可能性を示唆した。

「マシンの中で自分が何をすべきかは分かっているし、レースに対するアプローチは特に変わらない」とガスリーは語った。

「何をやっていいか、悪いか、明確なルールがある。そして、そこにいる者は誰であれ、そのルールを適用する。だから、特に何も変わらない」

ストロールは次のように付け加えた。「みんなが驚いていると思う。僕のコース上でのアプローチは変わらない。ただ、おそらくペナルティなどは今後は異なる方法で適用されるだろう。より良い方向に変わればいいんだけどね」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / FIA(国際自動車連盟)