F1アゼルバイジャンGP 予選:トップ10 ドライバーコメント
2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。

1番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「とてもハッピーだ。僕たちは着実に進めようと思っていたし、今日はQ3でだけプッシュした。それがかなりうまくいったように思う。良いリファレンスがあった。どこでゲインできて、どこでもっとプッシュできるかが分かっていた」


「それが僕がやったことだ。最初のラップの後、それなりに満足していたけど、ターン4-5-6でかなり失っていた。2回目のラップはかなり強力に進めていたけど、赤旗でセッションは止められてしまった。でも、とにかくポールなので、それについてはとてもうれししく思っている。僕たちのレースペースはチャンピオンシップで先行しているライバルほど強くないので、レースで彼らを抑えるのはとても難しいと思う。ここはストレートがとても長いし、オーバーテイクしやすい。全力を尽くすし、明日もまたポジティブなサプライズを起こせることを願っている」

2番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「厳しい状況の中で、あのラップができて本当にうれしいし、感激している。この結果はまったく予想してなかったし、この週末は信じられないほど苦戦していたので、記念すべき結果だ。僕たちは冷静さを失わず、裏では厳しい会話を続け、お互いに挑戦し合い、決してノーとは言わなかった。今日はFP3から予選にかけて最高の飛躍を遂げられた。FP3の最後で手がかりを見つけて、その方向にプッシュしていった。とても難しく、ファクトリーでは昨晩から今日にかけて、本当に多くの仕事に取り組んでくれた。みんな満足してくれることを願っているけど、まだ明日も仕事がある。僕たちは1ラップのペースよりもレースペースの方がはるかにいい。1ラップではかなり遅れているけど、レースペースではかなり接近している。なぜかは分らないけど、明日は他のチームと戦えると思いたい」

3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「ここではポールポジション争いができる自信がかなりあったし、レースウイークでもいい感触だったので、満足はしていない。予選は多くの赤旗中断で荒れた展開になったし、Q3の最後の赤旗ではタイム向上を狙った全員が阻まれた。残念だけど、高速のストリートサーキットなので、こういったことが起こるのは仕方ないことだ。もちろん、もっと前からスタートしたいとは思うけど、3番手も悪くはない。マシンがいい状態なのが分かっているので、勝機はまだあるし、この位置からでもいい戦いができるはずだ。予選を見て分かるように、このサーキットでは何が起きるか分からないので、クリーンなスタートを決めて、前方へプレッシャーをかけられればと思っている。上位3グリッドを3チームが占めたので、戦略面ではなかなか面白いレースになると思うし、タイヤを持たせることも重要になる。勝利を手にできる位置にいるので、明日何ができるかを見ていく」

4番手:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「率直に言うと、とんでもない一日だったね。FP3でトップタイムをマークして、予選に向けてはすごくエキサイティングな気持ちになった。今日は明らかにペースがよく、力強さも感じていた。レースウイーク中はずっとプッシュし続けているけど、ここバクーではマシンをうまく機能させられている。予選でのパフォーマンスにも満足していて、最終的にはトップ争いができる位置にいられたのではないかと思うけど、4番手というのも素晴らしい結果だし、上位との差もわずかだ。チーム全員の素晴らしい努力の成果であり、ここまで向上できたことをみんなが誇りに思うべきだ。一周ごと、セッションごとに状態を上げていき、すべて限界までプッシュしようとしてきたけど、今週末はそれがうまくできている。Q3では全力を出し切れて、明日のレースに向けて非常にいい位置につけられた。ユウキは、プラン通りに締めくくることができなかったけど、今週末はとてもよくやっていると思う。各セッションを通じてペースを上げるために懸命に取り組んできたので、初のQ3進出を果たしたことを喜んでいいと思う」

5番手:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「今日もとてもフラストレーションのたまる予選になった。あの状況によって、僕たちのマシンのポテンシャルをフルに発揮できなかったのは残念だ。アルファタウリが目の前でクラッシュしたとき、僕は最後のアタックでタイムを縮めていた。タイヤがロックした煙が見えたけど、そのまま走ってくれと思った。クラッシュが見えたときには手遅れで、僕はバリアに当たってしまった。あの速度だともっと酷いことになってもおかしくなかったけど、クルマは大丈夫みたいだ。ポジティブなこととしては、僕たちのペースはとてもいいし、バクーに来る前に予想を上回るくらいだ。ポールを取ったシャルルを祝福したい。全体としてはチームにとって素晴らしい結果だ。これからレースに向けた準備を始める。明日はリカバリーするためにベストを尽くす」

6番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「混乱した予選だったけど、誰にとってもそうだったと思う。ユーズドのタイヤだったことを考えれば、6番手で終えられたのはOKだ。最終的には、もっと上を目指せる可能性があったと思う。赤旗が出る前に新品タイヤで最後のラップをしていた。ペナルティを受けて9番手スタートになったことは残念だ。最も安全な行動をとったと思うので、このペナルティは辛い。明日はさらに難しい状況になるだろうけど、バクーではオーバーテイクのチャンスがあるので、たくさんのポイントを獲得するために戦う。何ができるか見てみよう」

7番手:セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
「今週はここまで非常にいいペースで走れていただけに、タイムを出さなければいけない肝心の予選でうまくまとめることができず、本当に残念な一日になった。もっと向上の余地があったし、これよりもいい結果を期待していたけど、これはこれで仕方ないことだと思っている。Q3の最初のアタックではターン4のところでロックしてしまい、そこから残りのラップでなんとかリカバーしようと試みた。2回目のアタックは、非常にいい手応えで走っていたけど、ユウキ(角田/アルファタウリ)とカルロス(サインツ/フェラーリ)のクラッシュにより赤旗が出てしまい、そこでセッション終了となった。あの場所でこんなにも多くの赤旗が出たことはこれまでも記憶にないけど、とにかく重要なのは明日のレースだし、そこでもまた波乱の展開になる可能性がある。ここまでの週末では多くのポジティブな収穫があるし、どのセッションでも速さを見せている。いい進歩を見せられているので、それについてもうれしく思っている。明日は長いレースになるし、色々なことが起こると思うので、目の前のことに集中して結果を残すのみだ。マシンに速さはあるので、表彰台獲得が目標になる」

8番手:角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
「今日は本当に複雑な気分です。ここバクーで週末を通して進歩を見せられていたことはとてもポジティブですし、初めてQ3に進出することもできました。もっと前のポジションでレースをスタートできるポテンシャルがあったのですが、少しプッシュしすぎてしまい、思い通りの予選になりませんでした。そのことについてはとても残念に思っていますし、チームに対しても本当に申し訳なく感じています。明日はまた別の一日になるので、気持ちを改めてレースに臨みます。このサーキットはモナコよりはるかにオーバーテイクがしやすいですし、タイヤ戦略をうまく機能させれば、僕たちにとっていいレースになると思っています」

9番手:フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
「今日は少し乱雑な予選だったし、予選中にリズムに乗るのが難しかった。残念ながら、新しいタイヤを装着するたびに赤旗が出て、マシンのポテンシャルを最大限に引き出すことができなかった。でも、それは誰にとっても同じことなので、今日をポジティブに受け止める必要がある。ここでのQ3は初めてだったので良かったし、明日何ができるか見ることができる」

10番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「週末を通してペースに苦しんでいるし、やっぱり何かがおかしいと感じている。限界まで走らせているのにこれほどまでペースが遅れているんだからね。もっとハードにプッシュしていたら、ウオールにぶつかっていた。僕たちは順番を交代していて、今週末は誰が先にガレージを出るかを決めるかはルイスの選択だったので、Q3の最初の走行は彼が僕のトウを得て、2回目の走行で僕はシャルルからトウを得ようとしていた。でも、赤旗によってフライングラップができなかった。明日はチャレンジになるだろうけど、このレースでは何が起こるか分からないことは分かっている。以前、ここで1周遅れでトップでフィニッシュしたことがある。だから、決して分からないし、トライし続けるのは確かだ。今夜、自分にできるすべてを理解して、明日は戦いたい」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1アゼルバイジャンGP