F1バーレーンGP 予選:トップ10 ドライバーコメント
2020年のF1世界選手権 第15戦 F1バーレンGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。

ポールポジションを獲得したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。予選のすべてのセッションをトップで通過し、Q3の最後アタックですべてのセクターでパープルタイムを記録する圧巻の走りで今季10回目、通算98回目となるポールポジションを獲得した。

2番手にはチームメイトのバルテリ・ボッタスが並び、メルセデスが今季12回目となるフロントロー独占を達成。3番手にはマックス・フェルスタッペン、4番手にはアレクサンダー・アルボンが続き、2列目にはレッドブル・ホンダの2台が並ぶ。

1番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「98回目のポールだ! 見い出せるタイム、改善できる小さな部分は常にあるけど、今日は本当にクリーンなラップができた。理由はわからないけど、今週末はとても気持ちがとても明瞭だった。今日はとにかく楽しもうと思っていたし、僕にとってはそれが最も重要なことだ。もう長い間これをやっているけど、今でもタイヤを理解したり、マシンを微調整するこの挑戦が大好きだ。自分の仕事が大好きだし、まだ自分自身が常に向上していると感じられる。僕だけでなく、ガレージの誰もが自分たちの仕事をとにかく楽しんでいるのがわかると思う。チャンピオンシップを争うというプレッシャーは計り知れないものだったし、両方のタイトルを確保したことで、今日のようにドライブすることへの解放感が得られている。今日は僕たちがチームとして達成している特別なことの継続だ。週末ごとにこのグリープの人々に驚かされている。今年、僕たちが何を投げつけられても立ち上がった。僕にとってはこの最後の3レースを利用してできる限り多くのことを学び、それを来年に引き継ぐことが重要だ」

2番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「今日のQ3でのラップは実際にはいい感触があった。でも、クルマから全てを引き出せたと感じていたとしても、まだラップタイムが不足しているのは厳しい。ミスはなかったし、最後のラップは良かったので、ラップで改善できるエリアがあるかどうかを午後のデブリーフィングで調べる必要がある。ルイスと僕はマシンで異なるセットアップの方向性を進めていたので、それが役割を果たした可能性がある。でも、またフロントローをロックアウトできたのは素晴らしいことだ。明日を楽しみにしている。異なる戦略があって、全員がタイヤがオーバーヒートしないように努力する面白いレースになるだろう。僕たちは良い戦いができると思う」

3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「予選のアタックはまずまずだったけど、低速コーナーでリアのグリップを欠いてしまった部分があった。ただ全体としてはいい予選だったと思う。もちろんポールポジションを獲りたかった気持ちはあるけど、それは現実的ではない状況だったし、あまり汚れていない奇数側3番グリッドからのスタートという結果は悪くないと思っている。ここはタイヤに非常に厳しいサーキットなので、ベストな選択をしていければと思うし、レースがどうなるか楽しみにしている。僕たちはタイヤについていくつかの選択肢を残しているので、明日のレースで正しいチョイスをできることを願っている。メルセデスと戦えるかという点についてはいつも難しい部分だし、今日も彼らはいい走りを見せていた。ただ、明日のレースではできる限り彼らの近くを走り、チャンスを見出せればと考えている」

4番手:アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
「もう少しいい結果が欲しかったと思う部分もあるけど、自身の予選でのベストリザルトに並べたことはうれしく思っているし、昨日起こったことを考えればいい結果だと感じている。2台が2列目からスタートできるということも、メルセデスと戦っていくうえでは僕たちにメリットをもたらしてくれる。FP3でも調子が良かったので、プッシュしていくつもりで予選に臨んだ。昨日に比べて僕たちは驚くほど速くなっていたけど、まだロングランは走っていないので、明日のレースでどうなるかが楽しみだ。明日はミディアムタイヤでのスタートになるけど、ここではタイヤの摩耗が激しいのでタイヤマネジメントがキーになる。明日は間違いなく面白いレースになると思う!」

5番手:セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
「5番手はチームにとって素晴らしい結果であり、僕たちのパフォーマンスには非常に満足している。戦略を決定し、1セットのソフトタイヤだけでQ1を乗り切ることができた。それは完全に正しい判断だったし、それによってQ2で2セットの新しいタイヤを使用することができた。Q3の2回目の走行で0.2秒縮めることができたことを見れば、その判断がいくつかグリッドポジションを稼ぐことに役立ったことがわかると思う。Q3の最後は良いラップだったけど、ターン13で少しタイムを失ってしまった。それがなければ4番手を獲得できたおt思う。Q2でランスに起きたことは本当に残念だ。彼のペースは良かったからね。でも、彼は明日のレースで挽回してポイントを獲得できると確信している。ミッドフィールドの接戦ではそれが重要だ。今日は良い結果を出せたけど、ここは予選はそこまで重要ではない。重要なのは強力なレースペースだし、僕たちにはそれがあると思っている。強力なスタートを切って、良い戦略判断をすることが重要だ。明日は2~3ストップのレースになりそうだし、たくさんのことが役割を果たすことになると思う。目標はたくさんのポイントを獲得することだ」

6番手:ダニエル・リカルド(ルノー)
「今日のトップ6には満足している。とても近かったけど、タイムシートの一番上に僕たちを載せることができてうれしかった。Q1では両方とも新品セットを使ったので、Q1では新品が1セットしかなかった。追加の走行ができれば、もう少し良い結果が得られたかもしれない。それでも良い結果だし、エステバンもそこにいることをうれしく思っている。コンストラターズ選手権にとって重要なことだし、明日はセルジオ(ペレス)にプレッシャーをかける必要がある。面白いレースになると思う。昨年よりコンパウンドは柔らかいし、明日1ストップがいたら驚くだろう。戦略には様々なバリエーションがあると思う」

7番手:エステバン・オコン(ルノー)
「今日のマシンは素晴らしかったし、予選結果に満足している。Q3で良いラップができたし、ダニエルとの差はわずか0.002秒だった。それくらいタイトだった! 全体的に良いセッションができたし、チームはとてもうまく管理していた。Q1を1セットで通過し、Q2ではミディアムでトップ10入りすることができた。2台がトップ10に入っているのは素晴らしい結果だけど、まだ終わりじゃない。明日のレースは、デグラデーションの激しく、多くのことが起こる可能性があることは分かっている。明日はしっかりとしたポイントを獲得するために懸命に戦わなければならない」

8番手:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「2台がそろってQ3に進出し、ポジティブな結果になった。チームのことを考えるとうれしいけど、僕自身は8番手という結果に少しがっかりしている。レースウイークに入って非常に好調だったので、今日はもっといい結果を望んでいた。トップ5まで0.1秒差という接戦だったし、3列目からスタートしたかったと感じている。でも、結果は結果だし、決勝のスタート位置としては十分にいいグリッドだと思う。明日のレースは非常にエキサイティングなものになることを予想しているし、いい順位でフィニッシュするチャンスがあると考えている。戦略面では、普段とは少し異なるものになる気がしているし、チームによって異なるオプションを取る可能性もあると思う。タイヤのデグラデーションがキーになるし、明日のレースが楽しみだ」

9番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「今日はタイヤの違いと赤旗によってタフな予選だった。かなり混乱した予選だったけど、それは全員にとって同じことだ。僕たちはタイヤで良い仕事をしたし、マシンを素早く好転させることができた。Q1の最初の走行でマシンにわずかな問題があったけど、それ以外は僕の酷い走りのせいだ。最後のセットでターン1でミスをしてしまった。そこでコンマ1秒くらい失ったと思う。今日はそれだけでだいぶポジションが変わる。かなりフラストレーションを感じているし、苛立たしい。でも、明日はそれを埋め合わせたい」

10番手:ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
「予選では、いい走りができて、非常に満足している。Q2で、2種類のコンパウンドのタイヤでそれぞれ一発勝負を行ったけど、手堅い走りができた。プレッシャーがあったけど、やり切った。Q3ではいくつかミスがあったのと、フロントウイングのセッティングがわずかに悪かったので、結果に対してそれほど満足していない。でも、予選全体では力強い走りができましたし、いい位置から決勝をスタートできる。このトラックではタイヤの消耗が激しいので、ここまでの想定とは違う。これまでもタイヤマネジメントが難しいレースはいくつかあったけど、明日は特に興味深いチャレンジになると思う」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1バーレーンGP