F1ポルトガルGP 決勝:ドライバーコメント(11位~DNF)
2020年のF1世界選手権 第12戦 F1ポルトガルGPの決勝で11位~DNFだったドライバーのコメント。

アルガルベ・サーキットで初開催となったF1ポルトガルGPは、フリー走行での赤旗中断などもあり、タイヤについて未知数な部分が多いまま決勝を迎えた。日曜日は小雨がパラついて路面温度が下がり、風が強まったことでさらに状況は厳しくなり、後方スタートから順位アップを目指したドライバーにとっては厳しいレースとなった。

11位:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
「最初の数周はとても良かったし、自分を良いポジションに置いて、多くのマシンを抜くことができた。でも、結局は何も得られなかったので、それはあまり重要ではない。できることはやったけど、残念ながら、最後はベッテルを抑えるためにできることは何もなかった。レースペースはそれほど悪くなかったけど、僕たちがスタートした位置から順位を上げるのは簡単ではない。マシンの感触は良かったけど、現時点ではまだポイントでフィニッシュするためには少し足りない。来週も前進し続けることができることを願っている」

12位:アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
「タフなレースで、序盤からグリップに苦しんだ。マシンは速かったけど、トラフィックの中で本来のペースを発揮できなかった。走行ラインにうまく乗れず、最初の3ラップはタイヤ温度にも苦しみ、フロントをロックアップさせてしまった。タイヤが温まってからのマシンはよかったけど、ここのところタイヤを適正な温度レンジに入れるのに苦しんでいたので、温まる前に後方のトラフィックに入ってしった。一度DRSトレインの中に入ると、オーバーテイクは難しくなってしまう。ライバルとは違うことを試そうと2ストップ戦略を採ったけど、振り返ってみればベストな作戦ではなかったかもしれない。今日のレースやレースウイーク全体から、学ぶべきことを見直して、イモラではいいパフォーマンスが発揮できるようにしていく」

13位:ランド・ノリス(マクラーレン)
「カルロスと一緒に本当に良いスタートが切れた。1周目に多くのリスクを冒し、それが成果を挙げた。僕たちは1番手と4番手を走っていたし、本当にいい感じだったけど、そこからソフトのグレイニングに苦しみ始めた。ストロールとの県はとに不運だった。彼が何を考えていたのか僕にはわからない。それによってフロントウイングにダメージを負った。ピットインしてフロントウイングを交換しなければならず、かなり後方に順位を下げることになった。思い通りにいかないタフなレースだったけど、僕たちは良いスタートを切り、良いペースがあったし、インシデントまではライバルよりも速かった。来週のイモラでもプッシュし続ける。最後にルイスの92勝という記録達成を祝福したい。素晴らしい業績だ」

14位:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
「良いレースだった。マシンの感触は素晴らしかったし、ペースも強力だった。いくつか僕にとって決定的な瞬間があった。オコンの後ろから彼とアレックス(アルボン)をオーバーテイクしようとしたときと、レース後半にジョビナッツィの後ろから仕掛けたときだ。良い結果を出せそうな時に限って、僕たちの前がカオスなレースにならないのは残念だ。今日も1台のリタイアしかなかった。ポイントは獲れるだろうし、今日はポジティブなことがたくさんあった。マシンは速く感じられたし、いいバトルができた」

15位:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
「とても長いレースのように感じた。1周目に無線が機能しなくなったことで、さらに難しくなった。チームとコミュニケーションをとることができなかったし、最後にただチェッカーフラッグを受けただけだった。風によって楽ではなかったし、コーナー毎の突風がマシンを不安定にしてリズムを掴むのが難しかった。イモラではもっと良い週末を過ごせることを願っている。ポテンシャルはあると思っているし、トラックはもう少し僕たちに適しているはずだ」

16位:ロマン・グロージャン(ハース)
「最初の数周はとても滑りやすくて楽しかった。なんとか突き進んでいくつかオーバーテイクすることができた。残念ながら、とにかくペースがなかった。ストレートで本当に苦しんでいたし、誰もオーバーテイクすることができなかった。できる限りのことをしたし、マシンから最大限を引き出したと思う。それが僕たちが望めるすべてだ」

17位:ケビン・マグヌッセン(ハース)
「最後にピットインするマシンになれるようにハードタイヤでスタートした。雨、セーフティカー、赤旗、バーチャルセーフティカーなど、なんでもいいから運に恵まれることを期待していた。他と比べて長い走行のウインドウにはそれが必要だった。大胆な企てだったけど、ノーマルなレースでポイントのチャンスがないことはわかっていた。とはいえ、従来の戦略でも数人を倒すことができた。それが僕たちができるベストだったと思う」

18位:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
「今日はトリッキーなレースだった。全体で少し雨が降り、風はかなり突風だった。特に僕たちのマシンはそのようなコンディションに本当に苦労した。レース序盤はライバルのペースに匹敵できていたように思うけど、周回を重ねるごとに滑り落ちてしまった。厳しい結果の後は、すぐにトラックに戻って修正したいと思うものだし、イモラでは改善できることを願っている」

19位:ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
「今日はよくないレースだった。1周目でポジションを落としてしまい、そこからあまりできることはなかった。タイヤの感覚が悪く、熱が十分に入らない感じがして、序盤はグリップに苦しんだ。風もあったので簡単な状況ではなかったし、こういう中でのレースはいつも難しいものだ。いいレースができるときもあれば、悪いときもあり、僕にとって今日は悪いレースになった。今日の走りを分析し、序盤の数周でタイヤ温度も含めてなにがあったかを見直した上で、来週はより強くなって戻ってこなければならない」

DND:ランス・ストロール(レーシングポイント)
「ペースは強力だったのでレースをリタイアしなければならなかったのは本当に残念だ。第1スティントで進歩を果たしたし、今日は良いポイントを本気で狙えた。ランド(ノリス)との接触は厄介だった。彼が左にいくのか右に行くのかを待っていたけど、彼はターン1でトラックの真ん中に留まった。それによって何をすべきかを決めるのに一瞬待つことになったし、アウトサイドに行くことを選び、縁石を少し越えた。振り返ってみると、僕の方が前に出ていたと感じているけど、そこに2台分のスペースはなかった。衝突の後、マシンがダメージを負って続行できなくなり、リタイアを余儀なくされた。結果はさており、サーキットは本当に楽しかったし、今後F1カレンサーに入ってほしい。今日は忘れたい一日になってしまったけど、もうイモラに完全に焦点を会ってているし、気持ちを切り替えている」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1ポルトガルGP