F1ポルトガルGP 金曜フリー走行:トップ10 ドライバーコメント
2020年のF1世界選手権 第12戦 F1ポルトガルGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。
新型コロナウイルスの影響で今シーズンはいくつかのサーキットが新しくF1カレンダーに加わったが、79番目のF1開催地となるポルティマオのアルガルベ・サーキットもそのひとつ。全F1チームにとって金曜日が初の本格走行になる。
確認がメインのフリー走行1回目を終え、フリー走行2回目では最初の30分間がピレリのタイヤテストに割り当てられた。チームの走行はその後の60分間となったが、2度の赤旗中断によってほぼロングランをこなせないまま初日を終えることになった。
1番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「今日はいい一日だった。太陽が輝いていた。ドライブするには素晴らしいトラックダ。もっと酷いと思っていたよ! 路面はかなり滑りやすく、新しいターマックで走ったソチやオースティンに初めて行ったときことを思い出した。このタイムのターマックはグリップを得るという点で注意が必要だ。グリップをうしなうとすぐに低下してしまうし、今日多くのスピンを目にしたのはそれが理由だと思う。路面はラップ毎に進化していたし、一日を通して向上していったけど、2つのセッション間で少しリセットされたかもしれない。2回目のプラクティスの赤旗も走行の妨げになった。だから、残りの週末にグリップが増加していくことを期待している。マシンのバランスもかなり良かった。主に低速コーナーでのマシンのリアエンドに苦労したけど、望んでいるところからそこまでかけ離れはいない。ラップタイムもそれを示している。でも、いつものように明日にむけてやるべきことはたくさんある」
2番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「今日はやや難しい一日になった。路面に新たな舗装が施されたことで、使えるラインが1つしかなく、膨らんでしまうと大きくグリップを失う状況だった。午後には風も強くなったが、FP1からFP2でマシンを向上させることができたと思うし、少し走りの感触もよくなった。まだ改善点はあるので、さらに向上させられるように取り組んでいく。ピレリタイヤの新コンパウンドを2種類試したけど、面白かった。僕らは自分たちがどんなタイヤを履いたのか把握してないものの、2種類ともいい感触だったし、片方のセットのほうがよりいいと感じた。今年使っているタイヤよりも速くなるのかは分からないけど、ネガティブなコメントはない。今週末、メルセデスは速そうに見えるので、彼らと戦えるかを語るのはまだ難しいけど、どんな時でも不可能という言葉は使いたくないし、僕らは常に全力を尽くしているので、明日どうなるか見てみたいと思う」
3番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「ここのターマックと気温はすべての正しいウインドウに入れるのがかなり難しかったし、マシンバランスもかなり難しいものになっている。赤旗によるセッション中断とこのような短いサーキットのトラフィックにとってラップをまとめるのがとても難しかった。それらの要因が相まって、良いバランスを達成するのがとても難しい一日だった。良いポジションで終えることができたけど、実際のペースという点ではかけ離れていると思う。明日にむけてどう改善できるかを見極めるために今夜やるべきことはたくさんある」
4番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「このトラックはすごい! エイペックスがあまり見えないので、流れを見つけるのにかなり周回数が必要だったけど、一旦リズムを掴んでしまえば、本当に楽しい。かなり滑りやすいサーキットでもあるし、マシンのリアが至るところで動いていた。でも、楽しさという点ではその方がいいと思う! グリップレベルはセッションを通してあまり改善されなかったし、エキサイティグなレースになるはずだ。今日は僕たちにとってかなりいい感じだったし、主に予選側はかなり有望だった。燃料を積んだ状態でプロトタイプタイヤでは何周かできたけど、ノーマルなタイヤであまり走れていないのでどうなるか見てみてみよう。実際、燃料を積んだ状態での走行は前回のレースで僕たちの弱点だったし、日曜日はちょっとしたサプライズになるだろう。どの位置にいるか見てみるつもりだ」
5番手:カルロス・サインツ(マクラーレン)
「誰にとってもチャレンジンな金曜日だったと思う。路面のグリップがとても低く、午後は風が強くなってさらに状況はトリッキーになった。特にクリーンな走行やクリーンなラップではなかったけど、僕たちは順位的にかなり上位でセッションを終えることができた。つまり、土曜日には全員にかなり大きな改善の余地があるということだ。今夜マシンを大きく改善させて明日にむけて正しいウインドウに確実に入れる必要がある」
6番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
「今日のトラックは素晴らしかったけど、全員にとってとても興味深いチャレンジだった。序盤はとても滑りやすかった。主に再舗装によるものだけど、とてもスムーズだ。初めて走ったけど、気に入った。エキサイティングなトラックがたくさんあるのは良いことだ。明日はトラック自体が改善してもっと良くなると思うし、僕たちももっと良くすることができるだろう。午後のセッションで僕たちにどれくらい競争力があったかを言うのは難しい。全てのドライバーが予選ラップを試していたわけではないからね。今日は全員がリズムを掴むために多くの走行を重ねる必要があった。マシンは少しナーバスだったし、標高の変化によるものかもしれないけど、それは全員にとって同じだと思う。明日になれば本当の姿が見えてくるだろう」
7番手:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「ポルティマオでの初日は順調とは言えなかった。FP1で初めてこのコースを走ったけど、走るのがとても面白いコースで、高低差が楽しませてくれる。残念ながら、FP2ではトラブルがあってマシンから火が上がってしまったので、原因を分析しなければならない。これによって、ソフトタイヤでの走行時間が取れなかったので、ショートランでの他チームとの比較ができていない。ここまでパフォーマンスはかなりよさそうに見えるけど、僕としてはマシンに完全に満足できているわけではないので、明日さらに向上できればと思う。予選への準備をしっかりとして、いいスタートポジションを手にするためにも、FP3がスムーズにいくことが重要だ」
8番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「このコースは標高の変化はすごい。どこに向かっているのかわからなくなるような場所がたくさんあるので、とてもチャレンジングだし、路面もとてもスムーズだ。一日を通してコース全体のコンディションはそれほど変わらなかったと思う。風が強くなったし、方向が変わったのかどうかはわからないけど、トリッキーになった。残念ながら、FP2の2つの赤旗によって思っていたよりもずっと長くガレージに座ることになった。FP1の方が僕にとって良いセッションだった。マシンの感触はあまり良くはなかったけどね。そこからいくつか変更を施したけど、FP2での感触はかなり酷かったので、少し前に戻る必要があるし、セットアップのどこが間違っていたのかを把握し、明日改善できるかどうかを確認する必要がある。今後のことを考えると、コース上でクリアラップを得るのは簡単ではないだろう。ここは1周目にタイヤを正しいウインドウに入れるのが本当に難しいし、実際ソフトコンパウンドにかなり厳しい。Q1は多くのマシンがコースに出てエキサイティグになるだろうし、クリアなポジションを得てタイムを記録するためにドッグファイトになるだろう。でも、それが僕たちがやっていることだし、全員が同じ状況だ!」
9番手:エステバン・オコン(ルノー)
「今日は新しいトラック、新しい会場を発見していたのでとても忙しかった! トラック自体はアップダウンがたくさんあって、ちょっとジェットコースターのような感じだ。運転していてとても楽しい。今日は少し苦労した、すぐにグルップがないことがわかったし、以前に走ったことのないような感じだった。午後にはタイヤテストがあったので走行が少し制限された。グリップは僕たちが鳴れているものとは完全に異なっていたし、明日はできる限り最高のグリップを実現する必要がある」
10番手:アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
「コースは楽しいけど、今日はグリップ不足と風の強さで、まるで氷の上を走っているようだった。路面温度が下がって風も強くなり、路面には一日中ラバーが乗りづらかったので、実感としてはFP2よりFP1のほうがよかった。新たなコースでの戦いは面白くなると思うし、明日のフリー走行、予選にかけて路面も改善するはずだ。走行ごとに風の状況が異なり、タイムが不安定になっていたので、今日の結果では、僕らの立ち位置を判断するのは難しい。明日はそれがもっと明確になると思う」
カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1ポルトガルGP
新型コロナウイルスの影響で今シーズンはいくつかのサーキットが新しくF1カレンダーに加わったが、79番目のF1開催地となるポルティマオのアルガルベ・サーキットもそのひとつ。全F1チームにとって金曜日が初の本格走行になる。
確認がメインのフリー走行1回目を終え、フリー走行2回目では最初の30分間がピレリのタイヤテストに割り当てられた。チームの走行はその後の60分間となったが、2度の赤旗中断によってほぼロングランをこなせないまま初日を終えることになった。
1番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「今日はいい一日だった。太陽が輝いていた。ドライブするには素晴らしいトラックダ。もっと酷いと思っていたよ! 路面はかなり滑りやすく、新しいターマックで走ったソチやオースティンに初めて行ったときことを思い出した。このタイムのターマックはグリップを得るという点で注意が必要だ。グリップをうしなうとすぐに低下してしまうし、今日多くのスピンを目にしたのはそれが理由だと思う。路面はラップ毎に進化していたし、一日を通して向上していったけど、2つのセッション間で少しリセットされたかもしれない。2回目のプラクティスの赤旗も走行の妨げになった。だから、残りの週末にグリップが増加していくことを期待している。マシンのバランスもかなり良かった。主に低速コーナーでのマシンのリアエンドに苦労したけど、望んでいるところからそこまでかけ離れはいない。ラップタイムもそれを示している。でも、いつものように明日にむけてやるべきことはたくさんある」
2番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「今日はやや難しい一日になった。路面に新たな舗装が施されたことで、使えるラインが1つしかなく、膨らんでしまうと大きくグリップを失う状況だった。午後には風も強くなったが、FP1からFP2でマシンを向上させることができたと思うし、少し走りの感触もよくなった。まだ改善点はあるので、さらに向上させられるように取り組んでいく。ピレリタイヤの新コンパウンドを2種類試したけど、面白かった。僕らは自分たちがどんなタイヤを履いたのか把握してないものの、2種類ともいい感触だったし、片方のセットのほうがよりいいと感じた。今年使っているタイヤよりも速くなるのかは分からないけど、ネガティブなコメントはない。今週末、メルセデスは速そうに見えるので、彼らと戦えるかを語るのはまだ難しいけど、どんな時でも不可能という言葉は使いたくないし、僕らは常に全力を尽くしているので、明日どうなるか見てみたいと思う」
3番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「ここのターマックと気温はすべての正しいウインドウに入れるのがかなり難しかったし、マシンバランスもかなり難しいものになっている。赤旗によるセッション中断とこのような短いサーキットのトラフィックにとってラップをまとめるのがとても難しかった。それらの要因が相まって、良いバランスを達成するのがとても難しい一日だった。良いポジションで終えることができたけど、実際のペースという点ではかけ離れていると思う。明日にむけてどう改善できるかを見極めるために今夜やるべきことはたくさんある」
4番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「このトラックはすごい! エイペックスがあまり見えないので、流れを見つけるのにかなり周回数が必要だったけど、一旦リズムを掴んでしまえば、本当に楽しい。かなり滑りやすいサーキットでもあるし、マシンのリアが至るところで動いていた。でも、楽しさという点ではその方がいいと思う! グリップレベルはセッションを通してあまり改善されなかったし、エキサイティグなレースになるはずだ。今日は僕たちにとってかなりいい感じだったし、主に予選側はかなり有望だった。燃料を積んだ状態でプロトタイプタイヤでは何周かできたけど、ノーマルなタイヤであまり走れていないのでどうなるか見てみてみよう。実際、燃料を積んだ状態での走行は前回のレースで僕たちの弱点だったし、日曜日はちょっとしたサプライズになるだろう。どの位置にいるか見てみるつもりだ」
5番手:カルロス・サインツ(マクラーレン)
「誰にとってもチャレンジンな金曜日だったと思う。路面のグリップがとても低く、午後は風が強くなってさらに状況はトリッキーになった。特にクリーンな走行やクリーンなラップではなかったけど、僕たちは順位的にかなり上位でセッションを終えることができた。つまり、土曜日には全員にかなり大きな改善の余地があるということだ。今夜マシンを大きく改善させて明日にむけて正しいウインドウに確実に入れる必要がある」
6番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
「今日のトラックは素晴らしかったけど、全員にとってとても興味深いチャレンジだった。序盤はとても滑りやすかった。主に再舗装によるものだけど、とてもスムーズだ。初めて走ったけど、気に入った。エキサイティングなトラックがたくさんあるのは良いことだ。明日はトラック自体が改善してもっと良くなると思うし、僕たちももっと良くすることができるだろう。午後のセッションで僕たちにどれくらい競争力があったかを言うのは難しい。全てのドライバーが予選ラップを試していたわけではないからね。今日は全員がリズムを掴むために多くの走行を重ねる必要があった。マシンは少しナーバスだったし、標高の変化によるものかもしれないけど、それは全員にとって同じだと思う。明日になれば本当の姿が見えてくるだろう」
7番手:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「ポルティマオでの初日は順調とは言えなかった。FP1で初めてこのコースを走ったけど、走るのがとても面白いコースで、高低差が楽しませてくれる。残念ながら、FP2ではトラブルがあってマシンから火が上がってしまったので、原因を分析しなければならない。これによって、ソフトタイヤでの走行時間が取れなかったので、ショートランでの他チームとの比較ができていない。ここまでパフォーマンスはかなりよさそうに見えるけど、僕としてはマシンに完全に満足できているわけではないので、明日さらに向上できればと思う。予選への準備をしっかりとして、いいスタートポジションを手にするためにも、FP3がスムーズにいくことが重要だ」
8番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「このコースは標高の変化はすごい。どこに向かっているのかわからなくなるような場所がたくさんあるので、とてもチャレンジングだし、路面もとてもスムーズだ。一日を通してコース全体のコンディションはそれほど変わらなかったと思う。風が強くなったし、方向が変わったのかどうかはわからないけど、トリッキーになった。残念ながら、FP2の2つの赤旗によって思っていたよりもずっと長くガレージに座ることになった。FP1の方が僕にとって良いセッションだった。マシンの感触はあまり良くはなかったけどね。そこからいくつか変更を施したけど、FP2での感触はかなり酷かったので、少し前に戻る必要があるし、セットアップのどこが間違っていたのかを把握し、明日改善できるかどうかを確認する必要がある。今後のことを考えると、コース上でクリアラップを得るのは簡単ではないだろう。ここは1周目にタイヤを正しいウインドウに入れるのが本当に難しいし、実際ソフトコンパウンドにかなり厳しい。Q1は多くのマシンがコースに出てエキサイティグになるだろうし、クリアなポジションを得てタイムを記録するためにドッグファイトになるだろう。でも、それが僕たちがやっていることだし、全員が同じ状況だ!」
9番手:エステバン・オコン(ルノー)
「今日は新しいトラック、新しい会場を発見していたのでとても忙しかった! トラック自体はアップダウンがたくさんあって、ちょっとジェットコースターのような感じだ。運転していてとても楽しい。今日は少し苦労した、すぐにグルップがないことがわかったし、以前に走ったことのないような感じだった。午後にはタイヤテストがあったので走行が少し制限された。グリップは僕たちが鳴れているものとは完全に異なっていたし、明日はできる限り最高のグリップを実現する必要がある」
10番手:アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
「コースは楽しいけど、今日はグリップ不足と風の強さで、まるで氷の上を走っているようだった。路面温度が下がって風も強くなり、路面には一日中ラバーが乗りづらかったので、実感としてはFP2よりFP1のほうがよかった。新たなコースでの戦いは面白くなると思うし、明日のフリー走行、予選にかけて路面も改善するはずだ。走行ごとに風の状況が異なり、タイムが不安定になっていたので、今日の結果では、僕らの立ち位置を判断するのは難しい。明日はそれがもっと明確になると思う」
カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1ポルトガルGP