F1スペインGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント
2020年のF1世界選手権 第6戦 F1スペインGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。

優勝はメルセデスのルイス・ハミルトン。ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトンは一度もリードを奪われることなくレースをコントロール。盤石な2ストップ戦略を成功させ、今季4勝目、通算88勝目を挙げた。また、今回で156回目の表彰台を獲得。ミハエル・シューマッハ(155回)を抜いて、F1歴代表彰台獲得数で単独首位に躍り出た。

優勝:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「本当に信じられないような気分だ。放心状態になっていまい、最後はそれが最後のラップであることさえ分からなかった。ゾーンに入っていた。最後にあのような感覚になったのはいつなのか思い出せない。本当に特別だし、最近のタイヤの問題もあったので本当に驚いた。前の週末で学んだすべてをこの週末に持ち込んで、今日はうまくいくことができた。チームの全員の素晴らしい努力だし、彼らのハードワークとプッシュを続けてくれたことに感謝している。ファクトリーのみんなに心から感謝をしている。完璧なスタートを切り、そこからはタイヤマネジメントをするだけだった。とても暑く、非常に厳しいかったけど、タイヤの保護とマシンの持ち帰ることだけに焦点を当てていた。驚くべき結果だ」

2位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「メルセデスの2台はとても速かったので、そこに割って入っての2位という結果は素晴らしいし、僕もうれしく思っている。多くのポイントを獲得できて、いいレースウイークになったので、喜ぶべき結果だ。スタートがよかったので、バルテリ(ボッタス)をパスすることが重要で、成功した。最初のスティントではルイス(ハミルトン)についていこうと、すべてを試してみましたけど、彼らのマシンは僕らより速かったし、特にルイスは少し速すぎた。そこからは、自分たちのレースに集中することにしたけど、マシンの感触はよかった。バルテリがピットインしたとき、終盤にかけて彼が脅威になることを想定していたけど、自分のタイヤの状態には満足していたし、追いつかれることはなかった。2位はもちろんいい結果だけど、僕たちは2位になるためにここにいるわけではない。勝利を目指しているので、それが叶わなければ決して満足はできない。現時点で2台のメルセデスの間で戦えているが、ルイスをもっと追い詰めたいと思っている。ただ、今はまだ彼らのマシンが速いので、現実的にならなければならない」

3位:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「もちろん、非常に期待外れな結果だ。3位になるためにここにいるわけではない。スタートが本当に僕のレースのキーポイントだった。とにかく十分ではなかったし、いくつかのポジションを失った。何が起こったのかわからないけど、後続のドライバーが僕からいいトウを終えて追い抜くことができた。このようなトラックでは、レースでのオーバーテイクが非常に難しいので、トラックポジションがすべてだ。ポジションを失うと、レースは非常に難しくなる。スタートが違っていれば、最終リザルトはとても違ったものになっていたと思う。最初のスティントでは順位を上げるためにハードにプッシュしなければならなかったけど、かなりうまくいった。第2スティントでは、ずっとマックス(フェルスタッペン)のすぐ後ろにいたけど、ここは追い抜くのが難しいし、本当に大きなタイム差が必要だ。最後にフリーピットストップができたので、フレッシュなタイヤを履くためにピットインしてファステストラップを獲得した。全体としては期待していたレースではなかったけど、こういうときもある。レースのすべてを分析して、次に繋げたい 」

4位:ランス・ストロール(レーシングポイント)
「素晴らしいスタートを切り、チェコとボッタスのメルセデスをパスすることができた。メルセデスとレースをしていないことは分かっていたとしても、3番手で数周レースをすることは素晴らしい気分だった。今日は4位が最大現だった。オトマーに少し白髪が増えたとしても、チェコとコース上で少しバトルができたのも楽しかった! レース中に2ストップに変更したけど、順位を上げることができたし、後半にベッテルを追い抜くこともできた。チェコのペナルティによって1つ順位も上がった。今日はタイヤマネジメントがすべてだったし、暑さの中で大変だった。でも、僕たちはそれを機能させた。レース後半に到着した暗い雲は、太陽からの安らぎだたね。チームは今日素晴らしい仕事をしたし、大量ポイントを獲得できたことを嬉しく思う。今はスパを楽しみにしている。僕たちのマシンに合っているはずだし、もっと多くのポイントを狙えるはずだ」

5位:セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
「今日はスタートが難しく、ランスにポジションを奪われたが、挽回して強力なレースをすることができた。1ストップを機能させるのはギリギリだったと思うけど、なんとか走り切ることができた。多くのタイヤマネジメントとそれを実現するためのチームの素晴らしい仕事が必要だった。ランスと戦うのも楽しかったけど、優先順位はタイヤをセーブすることでした。5秒のペナルティがあったことには失望している。ルイスに譲らなければならなかった最初の機会がターン1だったことを考えば、公平ではないと思う。でも、重要なことは、5位を守って、チームのために多くのポイントを獲得できたことだ。僕にとってポジティブなカムバックだったし、すぐにスピードを取り戻せるように手助けしてきれたチームに感謝したい」

6位:カルロス・サインツ(マクラーレン)
「僕とチームにとって非常に良い一日だった。過去4戦での問題の後、ようやく良い結果を出すことができて素晴らしい気分だし、正直に言って、僕たちはそれに値すると思う。ピットストップの後、レーシング・ポイントととても良い戦いをして、レッドブルから守れたのが鍵だった。レース終盤にマックス(フェルスタッペン)に周回遅れにされて数秒失ったのは残念だ。チェコ(ペレス)はタイムペナルティを科せられたし、彼の前でフィニッシュできたと思う。でも、とにかく今日はメカニックが良い仕事をしてくれた。4回のピットストップすべてが3秒未満だった。チームにとって自信を深める週末になったし、僕のシーズンのターニングポイントとなることを願っている」

7位:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
「今日は異なることを試して、それが成果が上げた。最初のスティントはミディアムタイヤでも苦労していたけど、第2スティントではソフトタイヤが何周も走ったにも関わらず、かなり感触はよかった。ある段階で雨の予報があったので、ソフトでのスティントを伸ばした。結局、失うものは何もない立場にいたので、リスクを取り、最後まで走り切ることにした。幸い、うまくいったし、この結果は今日のクルマでできる精一杯だった。まだやらなければならないことがたくさんあるけどが、現時点ではこれが僕たちの実際のペースだ。そのため、場合によっては、前に終了するためのオプションを増やすために、いくつかのリスクを負う必要があります。競合他社。」

8位:アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
「厳しい結果になり、レース内容にも満足していない。どのコンパウンドのタイヤでもグリップを得られず、難しい状況だった。各スティントでタイヤをいたわったが、6~7周でグリップを失った。先週のシルバーストンとは逆で、フラストレーションの溜まる展開で、どんなことをしてもタイヤを持たせるのに苦しんでしまった。今年はそれが問題になることはなかったので、データを見直してその理由を確認する必要がある。特にセクター3で厳しく、前のマシンに近づいていくことができなかったので、オーバーテイクできずに無防備な状態になってしまった。なぜ、レースで先週と全く異なる状況になってしまったのかを理解して、スパに向けて強さを取り戻して前進したいと思う」

9位:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「素晴らしいレースができて、チームに2ポイントを持ち帰れたことがうれしい。いいスタートを切ることができて、ターン1でシャルル(ルクレール/フェラーリ)とランド(ノリス/マクラーレン)をパスして8番手に上がることができた。2度目のスティントでは、各車がDRS圏内で連なっている中での走行となり、ミディアムタイヤの長所を活かせなかったことが少し残念だ。ただ、このバルセロナではポジティブな点がたくさんあり、マシンパフォーマンスの面ではかなり厳しいと思っていたのに、2台のマクラーレンに割って入ってレースができたことはよかった。今日の結果には満足していますし、次のスパへ目を向け始めている」

10位:ランド・ノリス(マクラーレン)
「厳しいレースだった。マシンのペースは本当に良かったけど、スペインではいつものようにオーバーテイクはとても難しかった。実際にオーバーテイクができるのは1コーナーだけだし、前のマシンが最終コーナーから十分に出ちあがって、マシンのトレインある場合、自分の方が速くてもほとんど不可能だ。そこは残念だ。マシンが感触は良かったからね。終盤になってかなり生き生きしきまた。もう少し生かせれば良かったけど、10位は今日達成できるベストだったし、ポイントを獲得できてうれしい」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー