アストンマーティンF1 ホンダPU異常でバーレーンテスト初日わずか36周

新車発表後、初の本格テストとなった今回のセッションは、本来であればデータ収集と基本セットアップの確認に充てられる重要な1日だったが、午後は事実上ストップとなった。
午前のセッションではランス・ストロールがステアリングを握り、合計33周を走行。ベストタイムは1分39秒883で、純粋なパフォーマンス追求ではなく、プログラム消化を優先する内容だった。
しかし午後、ホンダのエンジニアがパワーユニット関連のデータに異常を検知。詳細な解析が必要と判断され、チームは走行を早期終了させた。午後はわずか3周のみ、合計36周にとどまった。
「今日がAMR26での本当の意味での初走行だった。バルセロナでは3周しか走っていなかった」とランス・ストロールは語った。
「午前中は走行プログラムに沿って多くの項目をテストできた。午後はパワーユニットのデータ異常を調査するために走行が制限された」
「まだやるべきことは多い。目標とするレベルに到達するには時間が必要だが、残りのテストでできる限り多くを学び、積み上げていく」
アストンマーティンは翌日、フェルナンド・アロンソがAMR26を担当する予定だ。ストロールは金曜日に再び走行機会を得る見込みで、パッケージ全体の評価を本格化させたい構えだ。

ホンダPUの初期信頼性は今後の焦点に
2026年F1シーズンは50対50のハイブリッド配分という大幅なレギュレーション変更下で争われる。新世代パワーユニットは電動出力比率が高まり、エネルギーマネジメントも一段と複雑化している。
その中で、初期段階でのデータ異常は必ずしも深刻なトラブルを意味するものではないが、限られたテスト日程の中では大きな痛手となる。
アストンマーティンにとって重要なのは、メルボルンでの瞬間的な順位ではなく、シーズンを通じた開発曲線だと繰り返し強調してきた。今回の36周という数字は物足りないものの、問題を早期に発見できたこと自体は前向きに捉えることもできる。
残るテスト日程でどこまで信頼性を積み上げられるか。ホンダPUとAMR26の本当のポテンシャルが見えるのは、まだこれからだ。
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