F1オーストリアGP 予選:ドライバーコメント(11~20番手)
2020年のF1世界選手権 第1戦 オーストリアGPの予選が7月4日にシュピールベルクのレッドブル・リンクで行われた。

予選Q2では4回のF1ワールドチャンピオンであるフェラーリF1のセバスチャン・ベッテルはまさかの敗退。それでもタイヤを選択できるなかで最前列である11番グリッドからのスタートで巻き返しを図る。

11番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
「セッション終盤にかけて、マシンに自信が持てなかったけど、レースは明日だし、レースこそ僕たちが一番楽しみにしている部分だ。だから、明日に向けて改善するために今日から何が学べるかを見ている。僕たちのマシンは速さが足りないし、バランスも理想的ではなかった。ストレートではドラッグが大きすぎて、かなりタイムをロスしているけど、いくつかのコーナーではそれなりに競争力があると思う。もっと速い方がよかったのは確かだけど、11番はレースに向けてよい順位だ。タイヤを自由に選べるので、異なる作戦を採ることができる。明日はかなり暑くなりそうなので、戦略が重要になるだろう。理想的ではないし、完全には満足していない。他チームと比べて足りない物があるけど、レースペースはもっと競争力があるはずだ」

12番手:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「今日の結果に満足している。昨日のフリー走行の結果から、今日の予選では簡単ではないと覚悟していたが、昨夜の夜通しの作業でマシンのセットアップを改善することができた。2台がそろってQ2進出という結果は満足すべきものだと思っている。これがいまの僕たちのポジションだと思うし、明日の決勝では自由にタイヤを選択してスタートできる。レースではあらゆることが起こり得るし、明日はポイント獲得を目指して走る。レッドブルのホームレースということもあるので、できる限りいい結果を目指してプッシュする」

13番手:ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
「FP1は僕たちにとっては難しいセッションになった。マシンがきちんと動作する領域に満足できなかったが、FP2でマシンを改善できたのでよかったし、一歩前進することができた。今夜やるべきことがまだあるが、まだまだ明日に向けてマシンの改善点を発見することができると思う」

14番手:エステバン・オコン(ルノー)
「今日はあまり満足していない。こんな結果を望んでいたわけではない。僕たちが手にしていたものを考えれば、もっとうまくやれたのは分かっている。ほんの少し、細かい部分がうまくいかなかっただけだ。何が起きたのか見直したい。理想とはか毛離れている。調べて、努力を続けていく。今日は十分ではなかったけど、明日はもっと強い戦いがしたい」

15番手:ロマン・グロージャン(ハース)
「予選にむけて、予選ペースが期待していたほど良くないことは分かっていたけど、それはプレシーズンテストから分かっていた部分でもある。ポジティブな点はレースペースが予選ペースよりも良さそうなことだ。だから、明日は競争し、楽しめることを期待している。もっと速く走れるようになるためにはマシンにやらなければならない作業があるのは間違いないけど、励みになることもいろいろとあった。懸命に頑張って、どうなるかは見てみるつもりだ」

16番手:ケビン・マグヌッセン(ハース)
「望んでいた予選ポジションとはいかなかった。もう少し高い順位を期待をしていた。チームもそうだと思う。Q1で敗退したことにはちょっと落胆しているけど、これが今の僕たちのペースだ。もちろん16番手は素晴らしい結果ではない。それでも、ベストを尽くしたし、まずまずのラップだったという感触もあった。でも、すでに出ていったときからトリッキーだった。今は他チームの方が僕たちよりも多くを見いだしているようだ。マシンを改善するために懸命に頑張っていく。これからもハードワークを続けていくけど、今は明日に集中する。昨日のレースペースは予選ペースに比べてそれほど悪くなかった。もちろん、もっと必要ではあるけどね。それを見つけなければならない。それでも希望は捨てていないし、レースで何かしら得られるようにベストを尽くすつもりだ」

17番手:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
「期待以上の1日だった。僕たいが一歩前進しているのは分かっていたけど、まさかこのポジションになれるなんて思わなかった。残念ながら、前のラップでは狙っていたスリップストリームが得られず、それで0.2秒ほど失ってしまったけど、それでもとても頑張ったと思う。僕らは大きな前進を遂げた。純粋なペースでここまで近づけたのは初めてだ。チームはクルマから最大限を引き出すために本当にいい仕事をしてくれた。明日は全力を尽くす」

18番手:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
「僕らが望んでいたスタートではなかったけど、明日はもっとうまくやれるように集中しなければならない。最後のラップはハードにプッシュして限界まで攻めたけど、残念ながら小さなミスをしてしまった。特別な何かを試さなければならないことを分かっていたけど、うまくいかなかった。レースでいくらか巻き返せることを願っている。ロングランのペースの方が少し強力だと思うし、正しい戦略を判断して、オープニングラップでトラブルを回避できれば、レースが進むにつれていくらかポジションを上げることができる自信は持っていいと思う」

19番手:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
「難しい日になるだろうと予想はしていたけど、これが僕たちの今のポジションだ。ギリギリなのは分かっていたけど、僕最後のラップで少しトラフィックに引っかかってしまった。ライバルに対する競争力をもう一度手に入れられるにはその方法を見つけないければならない。まだ最初のレースだし、僕たちが望んでいるポジションではないけど、改善する時間はある。明日は巻き返して良い結果を残せるように頑張る。失うものは何もないし、ベストを尽くすだけだ」

20番手:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
「今日のフリー走行のことを考えれば、初めての予選セッションには満足している。FP3で愚かなミスをしてしまって、予選に備えて必要な周回ができなかった。でも、ペースにはとても満足している。特に自分にもマシンにもまだもう少しタイムが残っていることは分かっているからね。そこから始めて、明日はクリーンなレースになることを願っている」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1オーストリアGP