F1 アブダビGP 決勝
2018年のF1世界選手権 最終戦 アブダビGPの決勝が11月25日(日)にヤス・マリーナ・サーキットで行われ、王者ルイス・ハミルトンが優勝で有終の美を飾った。

レースはポールポジションからスタートした今年の王者ルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝。今季11勝目、通算73勝目を挙げた。2位にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、3位にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が入り、表彰台を獲得した。

優勝:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「素晴らしい一年だったし、本当に多くのことに心から感謝している。健康、チーム、ファクトリーと現場で全員がノンストップで成し遂げたハードワークなどすべてのことにね。それにお金を貯めて旅行して、レースを見に来てくれたファン、家から僕たちのサポートして、ポジティブなエネルギーと祈りを捧げてくれた全員に心から感謝している。今年は僕にとってとても励みになる経験だった。ここに来て、全力を尽くしたいと思っていた。チームは一年中、本当に素晴らしい仕事をしてくれたし、彼らに結果を届けて、素晴らしいシーズンの締めくくりにしたいと本当に思っていた。それができたと思うし、シーズン全体を通してサポートしてくれたみんなに本当に感謝している。引き続き、頑張って、みんなにエネルギーを届けるためことに取り組んでいく。今日はクルマに乗っていて本当に楽しかった。僕はドライビングを愛している。今日はすべての瞬間が愛おしかったし、もっと多くの日々を過ごしたいと思っている」

2位:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「今日のレースはシーズンをかなり要約していると思う。アップダウンがあって、最後はあと一歩のところまで近づいたけど、十分ではなかったというね。今日はできるだけ長くしがみついていようとしたけど、バルテリの後ろにいるのは厳しかった。僕の方が少し速かったと思うけど、接近するのはとても難しかった。特に最終セクターではね。彼に問題が発生したことでなんとか抜くことができた。僕たちはストレートで強かったし、スピードがあったけど、最終セクターで苦しんでいた。最後の2つのコーナーでは特にね。ある時点ではレースに勝つことを期待していたし、できる限りハードにプッシュしたけど、最終的には十分ではなかった。とても激しい一年だったし、僕たちは自分自身を見つめ直さなければならないと思う。もっとうまくやれることはたくさんあるし、このチームにはまだ大きなポテンシャルがあるからね」

3位:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
「スタートから簡単ではなかった。エンジンに少し問題があって、オープニングラップでいくつか順位を失ってしまった。蹴り出しは良かったけど、その後にプロテクションモードのようなものに走ってしまったと思う。センダーをオフにしたら、残りのレースでは問題なかった。問題が解決した後はアタックすることができたし、いくつか本当に素晴らしいオーバーテイクを楽しんだ。ボッタスを抜いたときは特に楽しかったね。彼はインサイドに僕がいるのが見えていなかったと思うし、接触してしまったけど、幸いにも二人ともダメージは免れた。ここは接近することができても、追従するのが難しいし、あまりベッテルを抜くために挑戦することができなかった。終盤は前が見えなくて少し苦しんでいた。バイザーがガスリーのマシンから吹き出たオイルで覆われてしまい、拭き取ろうとしたら悪化してしまった。霧のなかで運転しているみたいだった。幸いにもタイヤは最後まで持ってくれたし、また表彰台に上がってシーズンを締めくくることができた。今は全員がちょっとした休憩に備えている。テストが完了したら、少し休んでリフレッシュして、2019年の新しいチャレンジに向けた準備を進めていく」

4位:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「表彰台でこの章を締めくくりたかったので、4位という結果に熱狂することはできないし、少し残念でもある。しばらくの間リードしていたのは楽しかったけど、ステイアウトしたことで、上位勢との差が開いてしまった。選択肢はあまりなかったし、早めにピットインしていたらトラックポジションを守れたかもしれない。でも、スーパーソフトがあれほど持つとは誰も考えていなかった。ピットイン後のペースアドバンテージは強かったけど、すぐに落ちてしまったし、マックスや上位勢に大きなプレッシャーをかけられるほどではなかった。まだ頭の中はレースにいるけど、落ち着いたらチームと過ごした5年間を振り返ってみたい。彼らとチャンピオンになれたら最高だっただろけど、レッドブルは初ポール、初勝利、初表彰台を僕にもたらしてくれた。僕がF1で成し遂げたすべては彼らのおかげだし、それには本当に感謝している。レース直前にガレージのみんなが愛情と感謝の気持ちを伝えてくれたし、その瞬間は決して忘れることはないだろう。チームとのこの5年間、レッドブルとのこと10年間に感謝している。最後にチームとシューイして祝いたかったけど、レッドブル・ファミリーのみんなに感謝と愛を込めてこの章を閉じるとしよう」

5位:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
「もっと良い結果でシーズンを終えられれば素晴らしかっただろうけど、今回のレースは一年を要約くしているかもしれない。スタートはうまくいったけど、そこから下り坂に入っていった。レース開始時はすべてがかなり良い感じだったけど、そのあとターン5とターン8でロックしてしまい、いくつか順位を失った。ブレーキに苦しんでいたし、マックスとの接触でスローパンクチャーも発生していたので、2回目のピットインを行わなければならなかった。マックスと僕は接触したけど、本格的なバトルであり、ハードなレースだったし、すべてがフェアだった。ピットストップ後の最後の周回はポジションを上げられないことがわかっていたのでかなり長く感じだ。今シーズンは思い通りには進まなかったし、実際、終わったことをかなり嬉しく思っている。今後数週間はかなり忙しくなるだろうけど、12月に少し休んで、2019年に新鮮なスタートを切るのを楽しみにしている。今シーズンのすべてを分析して、来年はもっと強くなって戻ってくる」

6位:カルロス・サインツ (ルノー)
「今日は本当に素晴らしい結果を残せたし、この6位はちょっとフランスとメキシコのお返しのように感じている。僕たちにふさわしい結果だ! ずっと非常に強いペースがあったし、完璧なレースができた。僕たちはコンストラクターズ選手権4位を達成したし、それは僕たちにとってとても大きな結果だ。今年の進歩のすべてを確実に示したシーズン最終戦だった。結果を出して、とてもハッピーな気分でこのチームを離れることがでいるし、それはドライバーとして特別なモチベーションになる。ルノーチームとの最後のレースだったし、1年間を過ごしたみんなに感謝している。ファミリーを離れるわけではないし、加入するマクラーレンで引き続きルノーの多くの同僚たちと会うのを楽しみにしている」

7位:シャルル・ルクレール (ザウバー)
「今日はもっと良い結果を出せるレースだったとは思うけど、7位でいくつかのポイントを獲得してシーズンを終えることができた。このような素晴らしいシーズンを過ごせたことを、彼らが僕に教えてくれたすべてのことをアルファロメオ・ザウバーF1チームの感謝したい。一緒に仕事をして、僕たちの努力のすべてが進歩に反映されていくのを目にできたのは素晴らしい経験だった。僕たち全員がその一員だったことを誇りに思えると思うし、彼らの今後の活躍を祈っている」

8位:セルジオ・ペレス (フォースインディア)
「今週末に起こったいろんなことを考えれば、ポイント圏内で終えることができて満足している。クルマに満足できていなかったし、期待していたようなペースもなかった。バランスの問題は解決されないままだったし、クルマのどこかにダメージがあった可能性があると考えている。レースのスタートがとても重要だったし、力強い1周目を終えてトップ10圏内まで順位を上げることができた。その後は戦略が計画通りに機能したし、僕のメインの競争相手はルクレールだった。最後の数周は彼にとても近づいていたけど、オーバーテイクできるペースはなかった。チームのコンストラクターズ選手権7位を守ることができて嬉しく思っている。ポイントを獲得してシーズンを終えることが重要だった」

9位:ロマン・グロージャン (ハース)
「1周目にダメージを負ったことで困難だった。フロントウイングなどに明らかにダメージを負っていた。でも、ニコ(ヒュルケンベルグ)が無事でよかった。今日はクルマは運転するのは簡単ではなかったけど、ケビンが10位でフィニッシュして、2台揃ってポイントで終えられたことをとても嬉しく思う。僕たちはチーム内で本当に素晴らしい関係を築いている。一緒に楽しんでいるし、ダブル入賞で終えられたことはチームにとって素晴らしいことだ。もちろん、常にもっと多くを望むものだし、今日はもっと良い結果も達成可能だったと思っている。でも、クルマのダメージを考えれば、結果にはとても満足している」

10位:ケビン・マグヌッセン (ハース)
「シーズンにはとても満足している。このチームがどれくらい若いかを忘れがちだ。僕たちはまだ3年目だ。今シーズン、僕たちは前進するためのゴールを定めた。僕たちにとってそれはチャンピオンシップ7位だった。でも、僕たちは快適に5位を獲得した。シーズンを通して強かった。最後までずっとルノーやフォースインディアのようなチームに挑戦していた。それにはとても満足している。期待を上回る一年だった」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1アブダビGP