F1 バーレーングランプリ 2018年のF1世界選手権
2018年のF1世界選手権 第2戦 バーレーンGPのフリー走行が6日(金)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた。

初日のトップタイムを記録したのはフェラーリのキミ・ライコネン。2番手にも0.011秒差でセバスチャン・ベッテルが続き、フェラーリが1分29秒台を並べて1-2体制で初日のセッションを終了。

3番手にはバルテリ・ボッタス、4番手にはルイス・ハミルトンとメルセデス勢、5番手にはマックス・フェルスタッペン、6番手にはダニエル・リカルドとレッドブル勢が1分30秒台で続いた。トップ3チームの後ろに続いたのはニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)が7番手。そして、8番手にはトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが続いた。ピエール・ガスリーの後ろには0.050秒差でフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンのマクラーレン勢が続いており、予選での接戦を予感させるセッションとなった。

1番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「かなりストレートな一日だったし、クルマの感触は問題ない。他の金曜日と同じように異なることを試したし、出来るだけ多くのものをテストして学んでいった。フィーリングはコース上のどこでもほとんど同じだったけど、向上させたい特定のゾーンはある。純粋にラップタイムを見れば問題はなさそうだけど、ラップタイムはあまり多くのことは教えてはくれない。まだ初日だし、他が何をやっているかを知るのは不可能だからね。2回目のセッションの最後、ピットストップの直後にクルマにバイブレーションを感じた。チームはスローダウンしてクルマを停止するように伝えてきた。フロントホイールが少し緩んでいることがわかり、停止しなければならなかった。まだ改善しなければならないのは確かだ。今夜はさらに向上するために全てのデータをまとめていくつもりだ」

2番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「プラクティス初日から僕たちがどの位置にいるかを言うのは難しいけど、いくらか進歩を果たした。ロングランはもっと良くできるはずだし、明日どうなるか見てみよう。僕たちはいろんなところでミスをしたけど、予選に向けてリズムを掴もうとしていた。特に夕方は明日と日曜の夜と同じコンディションなので、マシンを限界まで走らせる必要があった。今日の結果から何か結論が出たわけではない。自分たちに集中して、主にクルマの感触を良くしようとしていた。やらなければならないことはまだあるけど、さらに改善できると思う」

3番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
「今週末は1回のセッション毎に路面がかなり改善するので難しい。今日すでにそれを目にすることができた。ラップ毎にグリップが増えて、クルマのバランスが変化しているように感じてしまうし、常に次のセッション、次の走行を想定しなければならない。それは明日も同じだと思う。今日のメインの目標は柔らかい方のタイヤを機能させることだった。スーパーソフトはだいたいソフトと同じタイムだったし、あのコンパウンドから最大限を引き出すことが明日の鍵になる。クルマの感触は問題ないけど、まだ特にシングルラップでのペースを見つける必要がある。なので、僕たちにはまだやらなければならない作業がある」

4番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「ノーマルな金曜日だったし、僕たちはすべてのプログラムを完了させた。全てのチームがとても接近しているように見えるし、他よりも前に出ることができるかを見極めるためにやらなければならない作業があるのは明らかだ。タイヤは何年もここで感じていたなかでもベストの感触だ。とても安定しているし、デグラデーションも少ない。トラックは素晴らしいし、夜の雰囲気も最高だ。ここのホスピタリティは本当に天下一品だし、滞在していて楽しい。仕事をするには素晴らしい場所だ」

5番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
「午前中は小さな問題が発生した。そのようなことは起こるものだし、残りの週末にむけて心配はしていない。多くの走行時間を逃したしまったことは理想的ではないし、2回目のセッションの序盤はクルマのバランスを探ることに費やすことになって、しばらく時間を食ってしまった。クルマに乗った時間が短いにしてはかなり良いバランスを見つけることができたし、ロングランのペースもかなりポジティブだ。セッション終了時のタイヤデグラデーションの感じにも満足している。決勝は戦略に左右される部分が多いし、このトラックは他よりもついていくことができるトラックなので、正しいプランニングとちょっとした運があれば、良い結果が得られるだろう。プラクティス2はレースのコンディションに最も近いので一番重要だったと思う。他は少し暖かいからね。明日は日曜日に競争に絡めるようにショートランのペースを微調整する必要がある。できる限りベストなポジションに自分を置けるようにフィーリングとバランスの改善にトライしていく」

6番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「全体的に悪い一日ではなかった。明らかに午前中はかなり強かったけど、午後のセッションはそこまで良くはなかった。いくつか変更を施したけど、期待通りにうまく機能しなかった。それでも良くできると思っているので、ただプラクティス1のクルマに戻したいとは思わない。ミティアムで満足できるバランスを見つけられたし、全体的なフィーリングはそこまで悪くない。午後のポジションはあまりに重要ではないと思う。1周目にトラフィックに捕まってしまったし、2周目に頑張らなければならなかった。そこで少しラップタイムを失ったのは確かだ。メルセデスは予選でまたパワーを上げてくるだろうけど、今夜よりも近づけるはずだ。僕たちには良いクルマがあると自信を感じているし、明日は6番手よりも良いポジションにいられると確信している。レースでもさらに上位にいけることを願っている。それとバルテリにペナルティを与えたいわけではないと言っておきたい。これはプラクティスだし、フラストレーションを感じるけど、先週の僕のペナルティには誰も合意しなかったと思うし、そんなゲームは始めたくない。彼は無線で伝えられていなかったんだと思うし、たぶん彼の過ちではないと思っている」

7番手:ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノー)
「かなりルーティンな金曜日だった。1日を通して進歩できたし、今夜さらにペースをペースを見つけて明日に繋げられるようにうまく学べていることを願っている。マシンにはまずまず満足しているけど、間違いなく改善のポテンシャルはあるし、それが僕たちの目標だ」

8番手:ピエール・ガスリー (トロロッソ・ホンダ)
「今日は非常に生産的な一日だった。FP1では、最初のラップからマシンの調子がいいと感じた。結果、両セッションをまずまずのペースで周回でき、7番手/8番手につけられたのでよかった。いい出だしだが、ライバルとの差は非常にわずかなので、明日の予選に向けてまだやるべきことがある。まずは、今日走行したデータの解析をしなくてはならない。マシンの感触は非常にポジティブなので、明日もこの調子をキープしたい」

9番手:フェルナンド・アロンソ (マクラーレン)
「今日は『今のところ、とてもいい感じだ』といった感じの一日だった。ポジティブな形で週末をスタートできたし、特に心配していることは何もない。2台のクルマに搭載した新しいパーツについて分析しなければならないことがたくさんあるし、これから全てをまとめて、明日にむけてベストな妥協点を見つけていく必要があると思う。予選の目標はQ3進出だ。オーストラリアでは達成できなかった目標だ。前の数台に勝てるようにパーフェクトなラップを走って結果を出す必要がある。今日プログラムを完了できたのは良かった点だ。特に午後のセッションでは、できるだけ多くのラップを走って、タイヤを理解することが常にとても重要だ。デグラデーションは予想していたよりも高そうだし、日曜日はそこを考慮する必要がある。クルマからもう少し引き出せるものはあるし、明日それができることを期待している」

10番手:ストフェル・バンドーン (マクラーレン)
「今日は僕たちにとってかなり良い金曜日だった。クルマにいくつか新しいパーツが投入されているし、FP1とFP2で評価を行った。FP2は明日の予選とレースにむけてクルマを準備すると言う点で僕たちにとって最も貴重なセッションだった。フィーリングはポジティブだ。オーストラリアと同じように僕たちはラップタイムが非常に拮抗したグループにいるし、クルマで見つけることができる0.1秒、0.01秒のすべてがさらにグリッドの上位を上げるための後押しになる。予選はいつも接戦だし、全員がクルマから100%のパフォーマンスを引き出してくる。明日は僕たちもそれを目指しているし、最終的にどの位置にいるか見てみるつもりだ。タイヤはこのサーキットに非常に敏感だし、デグラデーションがかなり激しいことは過去数年からもわかっている。そのエリアは多くのパフォーマンスを得られる部分でもあり、失う部分でもあるので、さらなるチャレンジだけど、それは全員にとって同じことだ。オーストラリアでの結果に関わらず、僕たちにとってはいつも通りの仕事だ。期待値はあまり変わっていないし、クルマを準備して、今週末にすべてを最大限に引き出すことに多くの努力を注いでいる。それが成果を挙げて、明日は僕たちにとってポジティブな一日になることを願っている。今夜やらなければならない作業は少しあるけど、明日を楽しみにしている」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー