F1 2018年のF1世界選手権 オーストラリアグランプリ トロロッソ
2018年のF1世界選手権 開幕戦オーストラリアGPの決勝が25日(日)、メルボルンのアルバート・パーク・サーキットで行われた。

ポイントを獲得できなかったのはハース、フォース・インディア、トロロッソ・ホンダ、ザウバーの5チーム。特にハースは上位を走行中でのヒューマンエラーによるリタイアだけに悔やまれる結果となった。

開幕戦では5台がリタイア。タイヤの装着にトラブルがあったハースの2台に加え、セルゲイ・シロトキンはブレーキトラブル、マーカス・エリクソンはハイドロ系、ピエール・ガスリーはMGU-Hの故障。ホンダのF1パワーユニットは全マシンで故障が発生した。

11位:セルジオ・ペレス (11位)
「僕たちにとってかなり不運な週末だったけど、それでも今回のレースから得られるポジティブなことはあった。あと一歩届かなかったけど、僕たちは1ポイント獲得に近づいていた。レース全体を通してプッシュしていたし、特に終盤のラップではサインツを追いかけていた。彼に本当に近づくことができたけど、十分ではなかった。メルボルンではオーバーテイクがとても難しい。ボッタスも同じように第1スティントで僕を抜けなかった。バーチャルセーフティカーもまったく助けにならなかったけど、こういうときもある。それでも自分のパフォーマンスとチームとして成し遂げた仕事には満足している。僕たちは前に進んで改善しつづけなければならないけど、すぐにポイントを争えるポジションにたどり着けると信じている。バーレーンで早くも改善が見られることを期待している。オーバーテイクは可能だし、メルボルンよりも戦略が大きな役割を果たすレースだ」

12位:エステバン・オコン (12位)
「今日は簡単なレースではなかった。オーバーテイクはとても難しかったし、1周目にランス(ストロール)の前に出ることはできたけど、セーフティカーまでに全員の差はすぐに広がってしまった。しばらくの間ボッタスと戦っていたし、セーフティカー後のリスタートではもう少しでセルジオを抜けそうだった。予選ペースと比べてレースペースの方が良かったのは確かだけど、現時点でトップ10入りするためには少しパフォーマンスが不足している。F1ではすぐに状況が変わるし、バーレーンでさらなる何かをもたらせるように今後2週間でプッシュし続けていく」

13位:シャルル・ルクレール (13位)
「自分の一日についてはとても満足している。スタートは理想的ではなかった。前にいるライバル勢に追いついて、ゆっくりと自分の道を進めていかなければならなかった。僕たちはポテンシャルを最大限に引き出せたし、一貫して良いペースがあった。何台かオーバーテイクすることができたし、楽しかった。全体的にポジティブな週末だった。金曜日から良い進歩を果たせたし、良いスタート地点にいると思う。多くのことを学んだし、次戦バーレーンにむけて自信を感じている」

14位:ランス・ストロール (14位)
「1周目に間違ったモードに入ってしまっていて、それが理由でオコンに前に出られてしまった。それにセーフティカーのリスタートでは必要な追加のパワーがなくて、そこでルクレールにポジションを奪われてしまった。基本的に僕たちはレースというよりもクルマを完走させようとしていた。今日はレースタイムを犠牲にする大きな問題がたくさんあった。バーレーンまでに解決策を見つけられることを願っている」

15位:ブレンドン・ハートレー (15位)
「今日はいいレースだったとは言ない。スタート直後のターン1でブレーキをロックさせてしまい、タイヤにフラットスポットを作ってしまった。僕が経験した中で最大のフラットスポットだったので、ピットインせざるを得なかった。さらに、第2スティントではタイヤがパンクしてしまい、ポイント争いへの戦いは終わってしまった。この影響でマシン後部に少しダメージを負ったので、ずっと単独で走行する形になってしまった。今日はポイント獲得への道のりとしては険しいものだった」

DNF:ロマン・グロージャン (リタイア)
「僕たちには週末ずっと良いクルマがあった。軽い燃料でのペースも重い燃料でのペースも満足できるものだった。今日は素晴らしいペースがあったし、レース序盤にケビンの前に出ることができていれば、上位にもう少しついていけたと確信している。これから今日起こったことについてすべてを分析して検証していく。いつものように僕たちは強くなって帰ってくる。今日は多くのポイントを失うことになったけど、このパフォーマンスを繰り返すことができれば、今回のことはすぐに忘れるだろう」

DNF:ケビン・マグヌッセン (リタイア)
「2台があのような良いポジションにいて、今回のレースに多くの期待をしていたのにフィニッシュできないなんて、チーム全体にとって飲み込むのがとても難しいことだ。あんな形で終えることになるなんて胸が張り裂けそうだ。僕たちはまた乗り越えていく。僕たちは戦っていく。今は落胆しているけど、僕たちはこれを乗り越えていくよ」

DNF:ピエール・ガスリー (リタイア)
「僕にとっては最高のシーズン開幕戦とはならなかった。(リタイア前の)ターン12で急にエンジンが止まり、その後また始動したもののスロー走行しかできずにシフトアップできなくなった。なんとかピットへ戻ったけど、そこでリタイアとなった。テストからいい形だっただけに残念だ。開幕戦で問題が起きたことで、チームのみんなもがっかりしていると思うけど、僕たちは前を向き、今回の問題から学んで次のバーレーンでは強さを取り戻さなければならない」

DNF:マーカス・エリクソン (リタイア)
「レース週末を通して良い仕事ができていただけに僕にとっては期待外れなレースだった。堅実なスタートを切れたし、クルマの感触は本当に良かった。本当に強力だったし、戦う準備ではできていた。残念ながら、6周目にマシンにハイドロリック系のトラブルが発生して、レースをリタイアしなければならなかった。これからチームが全てのデータを分析していく。僕たちは戦える位置にいるし、そこはポジティブな部分だ。僕にできることはバーレーンを楽しみにすることしかない」

DNF:セルゲイ・シロトキン (リタイア)
「期待通りにはいかなかったし、結果という点では話すことはない。もちろん、達成したい結果はあったけど、それは叶わなかった。僕が話しているのは学習についてだけど、それを得ることはできなかった。ちょっと残念な週末だったし、かなり落胆している。理想的ではなかったし、僕にとって簡単な週末ではなかった。良いレースをすることがかなり重要だった。バーレーンの週末にむけて、少なくとも良いチャンスはあると思うので、楽しみにしている。わずか2週間でトラックに戻るし、これまで以上に頑張っていく。僕たちに相応しい場所にたどり着けると確信している」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー