F1 ブラジルグランプリ
2017年のF1世界選手権 ブラジルグランプリのフリー走行が10日(金)にインテルラゴス・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が両方のセッションでトップタイムをマーク。メルセデスが1-2体制で初日を終えた。

雨が予報されたインテルラゴスだったが、最終的に終日ドライコンディションでセッションは行われた。午後には30℃近くまで気温はあがり、体力的にも厳しいセッションとなった。

トップタイムを記録したのはルイス・ハミルトン(メルセデス)。フリー走行1回目で早くもコースレコードを更新する1分9秒202秒をマーク。これがこの日の最速タイムとなった。2番手にはチームメイトのバルテリ・ボッタスが続いた。3番手のダニエル・リカルドとトップとの差は0.228秒だった。

1番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「良い一日だった。今年のはるかに速くなったクルマでトラックを走るのはかなりエキサイティングだった。フィジカル的に以前よりも要求が厳しくなっているし、それは素晴らしいことだ。もちろん、今日がかなり暖かかったこともね。僕たちはロングランとショートランを完了させた。残念ながら、タイヤはあまり長く持たないし、ショートランでは1~2周だけだった。総合的に僕たちは必要なことを完了させることができた。僕たちはそれなりのポジションにいるけど、かなり拮抗してくると思う」

2番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
「僕たちにとってポジティブな一日だったと思う。最初のプラクティス1では、来年にむけて改善できるいくつかのことを見据えて空力テストを行った。今はそこから分析するデータがある。それ以外では、両方のセッションでのショートランとロングランはチームとしてポジティブだったと思うし、週末にむけて良いスタートポイントにいると思う。それでもサーキットの各コーナーで正しいセットアップを得るのに少し苦労した。でも、このトラックを本当に楽しんでいるし、週末を楽しみにしている」

3番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「かなり満足できる金曜日だった。僕たちはここで競争力がある。ロングランは問題なさそうだけど、メルセデスは本当に強そうだ。明日にむけてもう少し見い出していくことができるのは間違いないし、今夜はあまり多くの変更をしなくてもいいと思う。過去に僕たちが支配的だったサーキットでは決してなかったので、フェラーリに近づいて、少なくとも彼らと戦えればポジティブだと思う。明日の予選では雨が降ってほしいし、そうなればポールを争うことができるはずだ。ポールを獲得してもペナルティによってそこからスタートできないことはわかっているけど、11番手からレースをスタートできればいいね。それが僕の目標だ」

4番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「最終的に雨は降らなかったので、予想していたよりも多くの走行ができた。今日は多くの周回を走り込むことができて良かった。適切なバランスを見つける必要があるし、それは予選セッションとレースでペスを上げるのに役立つはずだ。でも、僕たちのメインの競争相手を倒すのは容易ではないと思う。明日どの位置につけるか見てみるつもりだ」

5番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
「金曜日としては問題ない。もう少しうまくやれたかもしれないし、バランスを改善する必要があるけど、全体的にまずまずのプラクティスデーだった。午前中はグリップに苦しんだけど、午後には少し改善することができた。でも、まだやるべきことはたくさんある。スーパソフトでのショートランは理想的ではなかったけど、ロングランはそこまで離されてはいない。もちろん、常にもっと速く走りたいし、現時点ではメルセデスの方が僕たちよりも速い。予選で彼らがエンジンを強化するのはわかっているので明日までに改善する必要がある。グリッドのフロントローを獲得するチャンスを得るためには最終プラクティスで少なくともメルセデスと同じスピードか、彼らよりも速い必要があると思う」

6番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「まだ金曜日だし、いつものように様々なことを試してそこから学ぼうとしているところだ。通常通り、タイヤは重要な役割を果たすことになるだろう。パフォーマンスはタイヤを行かに機能させて、長く持たせるかによって決まる。スティントの序盤にバイブレーションを感じたけど、かなりノーマルなことでもある。通常、タイヤの異なるセットから来るものだ。残りの週末で気温がどうなるかはわからないけど、いずれにしろ天候を変えることはできないし、それは全員にとって同じことだ」

7番手:エステバン・オコン (フォース・インディア)
「今日には満足している。午前中はクルマがベストな状態ではなかったけど、2回目のセッションで大きく進歩を遂げた。今はクルマの感覚がはるかに良くなっている。あるべき仕上がりに近いし、チームがまた良い仕事をして正しい決断をしてくれた。引き続き、明日にむけて改善していく必要があるし、予選で僕たちのいつものポジションに入れることを願っている。今日は暑くて湿気が多かったのでとてもフィジカル的に厳しかった。ちょっとシンガポールのようだった。このような気候は期待していなかったし、今年のクルマで最も厳しい一日のひとつだった」

8番手:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
「いい金曜日だった。いくつか良いラップタイムを刻めたし、ロングランのペースは僕たちが戦っているクルマの多くと似通っていると思う。僕たちの前では難しい戦いになるだろうけど、出来る限りのことを試していくつもりだ」

9番手:ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノー)
「自分たちが進歩させる必要がある部分を特定するために両方のセッションを良いラップを重ねることができたけど、クルマは必要としている場所から何100マイルも離れているわけではない。インテルラゴスを走るのはいつも素晴らしいし、ここでは常に良い気分を味わってきた。僕たちはトップ10内で一日を終えることができた。明日の仕事はさらにどれだけグリッドを上げられるかだ」

10番手:フェルナンド・アロンソ (マクラーレン・ホンダ)
「今日は予想以上に難しい一日となった。FP1で少し不具合が発生し、FP2ではパワーユニットの圧力に問題が生じた。貴重な走行時間を少し失ったため、走行プログラムを完了することができなかった。ただ、走行プランの中で優先順位の高い項目を実施するようにし、結果にはおおむね満足している。セットアップのチューニングを行えば、明日にはマシンのパフォーマンスをもう少し向上させられるはずなので、さらに改善していけたらと思っている。ここでのラップタイムは非常に拮抗している。明日もドライコンディションなら、Q3進出は容易ではない。一方で、雨が降れば、僕たちにとってはさらにチャンスが生まれると考えている」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1ブラジルGP