F1 ロシアGP 予選:トップ10ドライバーコメント
2017年 フォーミュラ1 第4戦 ロシアGPの予選が29日(土)、ソチ・オートドロームで行われた。
ポールポジションを獲得したのはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)。今シーズン初、そして、2015年のF1シンガポールGP以来となる通算47回目のポールポジション。2番手にもキミ・ライコネンが続き、フェラーリが2008年のF1フランスGP以来、9年ぶりにフロントローを独占した。
1番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「とにかく素晴らしい結果だ。昨日も午前中もとても良い走りができていたし、クルマは驚異的だった。今日の結果に秘密は何もない。クルマと一体になれれば、リズムを掴んでどうなるか予想することができるということだ。メルセデスと接戦になるのはわかっていたし、反対の結果になる可能性もあったけど、チームのためにフロントローを独占できてとても嬉しい。予選は良いスタートが切れたけど、Q2ではちょっとリズムを失ってしまった。Q3での最初の走行はあまりまとまりがなかったので、最後の走行に賭けた。僕たちにとってとても重要な結果だ。メルセデスは過去数年間、非の打ちどころのない仕事をしてきたからね。それを打ち破れたことはチームにとっても僕にとっても素晴らしいことだ。でも、もう明日何ができるかに目を向けていく。長いレースだし、この結果を確かなものにしたい」
2番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「全体的にとてもストレートな週末だった。クルマ、セットアップには序盤から満足できていたし、良いスタートが切れたときは、いろいろと作業したり、改善するのが楽になる。フロントローはチームにとって素晴らしい結果だ。もちろん、自分が先頭にいたいけど、このトラックで良いラップを刻むのは簡単ではない。2番手に満足しているし、今年ここまでよりもはるかにいい。嬉しいけど、まだ予選だし、ポイントを獲得できるのは明日だ。そのために良い仕事をしなければならない。大丈夫だと思うし、接戦になるのは確かだろう。良いスタートを切れることを願っているし、どうなるか見てみよう」
3番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
「今日はフェラーリの方が速かったのは確かだと思う。最後は接戦だったけど、十分ではなかった。週末ずっと彼らの方が優勢だったし、彼らの方がタイヤから多くを引き出している。彼らはここではとても強そうだし、今年ここまでのレースで見てきたようにフェラーリはレースペースがいい。明日も同じようになると思っている。僕たちは昨日から改善した。まだ十分ではないけど、昨夜の変更がレースで役に立つはずだ。重要なのは明日だし、2列目はレースをスタートするには悪い位置ではない。ターン2までとても長いし、スリップストリームも多い。今日はフェラーリが前だけど明日はそうならないことを願っている」
4番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「今日はとにかく十分な速さがなかった。最終セクターが全てだったし、そこでコンマ5秒失ってしまった。週末ずっとその場所でバランスに苦しんでいるし、タイヤを使うのが難しかった。今夜は最初からやり直して、改善を目指していく。フェラーリは素晴らしい仕事をした。彼らはレースペースも速そうだし、昨日の僕のレースペースはそれほど良くなかったので、厳しくなりそうだ。でも、僕たちは全力を尽くしていく。ソチは後についていくのが簡単なトラックではないけど、ロングストレートがあるので、仕掛けるチャンスはあるはずだ。それが僕の目標だ。僕はグリッドの汚れた側からのスタートなので、自分に有利な条件を与えることはできていなかった。でも、今日あれが僕にできる最高の仕事だった。リアルなレースができるので、楽しみにしている。動揺しても何の意味もない。ポジティブなエネルギーに変えるつもりだし、良い日曜日になることを願っている」
5番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「プラクティスセッションのタイムが僕たちのペースを完全に表していたとは思わないし、ずっとタイミングスクリーンの表示よりももう少しいいと感じていたけど、僕たちは全てをまとめることができなかった。Q1とQ2では周回を続けてタイヤに熱を入れようとしていたけど、Q3では一か八か1回のプッシュラップだけという決断した。うまくいったと思うし、それを選んで良かったと思う。かなり満足しているし、5位は今日の精一杯の結果だたと思う。それは上位とのギャップを見ても明らかだ。5番手はここロシアでの僕たちの予選ベストリザルトだし、今はポジティブに受けとめなければならない。チームとしてそれを達成できたことを嬉しく思う。明日はフェラーリとメルセデスが勝利をかけて戦うと思うけど、僕たちはトップ5をかけて良い戦いができるだろう。ウィリアムズと比較して、僕たちの方がリアのダウンフォースはあると思うし、タイヤにも優れていると思うけど、彼らには直線スピードがある。フェラーリとメルセデスと僕たちを比較すれば、彼らの方がまだ全てにおいて僕たちよりも少しずつ上回っている。家で観ているみんなのために良いレースができることを願っているし、メルセデスが挑戦を受けている今はスポーツにとって間違いなく良いことだと思う」
6番手:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
「素晴らしい予選だった。レッドブルの2台の間にいるのはとても嬉しいね。彼らは開幕3戦で予選でもレースペースでも僕たちより良かったけど、ここは僕たちにとって適したトラックだし、彼らと戦っている。スタートする位置には満足しているけど、明日も彼らと戦えるかもしれないのが嬉しい。やれることを全てやるつもりだ。とてもモチベーションは高いし、明日はすべてがうまくいって良いレースができることを願っている」
7番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
「あらゆる面でフラストレーションが溜まる一日だった。ここはシーズンで最も厳しいトラックのひとつだということはわかっていたけど、予選はもう少しうまくやれると期待していた。Q1はそれほど悪くなかったけど、Q2はリアタイヤの感触がひどかった。特に最終セクターで突然グリップを失っていた。ほとんどのラップがセクター1と2ではうまくいくけど、セクター3ではどうしてもタイヤの温度が持たなくてタイムを落としてしまう。5番手を目指していたし、セクター1ではいけると思ったけど、最終セクターでタイムを失ったことが響いた。バーレーンではクルマのセットアップが良くてタイヤが機能していたけど、ロングストレートがあるここは速く走って、上位で戦うのがとても難しくなっている。明日は1ストップレースになるはずだし、もちろんプッシュして上を目指すけど、ここではトップ4はちょっと速過ぎる。レースの目標も5位のままだ。僕たちにとってはそれがここでの良い結果だ」
8番手:ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノー)
「今の僕たちのパッケージにできる精一杯だったと思うし、その点では満足している。チャレンジはレースにある。今シーズンここまでの僕たちのペースはトリッキーだし、明日は最近のアップグレードによる僕たちのクルマの位置がはっきりするだろう。いつものようにプッシュしていくし、素晴らしいポイントを獲得できたらいいね」
9番手:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
「僕にとっては理想的な予選セッションではなかったけど、最終的に良い結果を出すことができたし、Q3に進めたので満足していいともう。パーフェクトなラップができなかった。テーブルに何かを残してきたように感じるし、マージンが少ないときは、コンマ1秒でさらに順位を上がることができる。タイヤを正しい作動ウィンドウに入れて、ラップ全体で働かせ続けるのは簡単ではなかった。それに路面コンディションも昨日から大きく変化していた。それは全員に影響したと思う。明日のレースの鍵は良いスタートを切って、ターン2をクリーンに抜けることだ。トリッキーなコーナーだし、過去にはスタートで多くのアクションがあった。レースに関しては楽観的だし、スタート位置からいくつかポジションを上げられると思う」
10番手:エステバン・オコン (フォース・インディア)
「Q3に進出したのはキャリアで初めてだし、今日のパフォーマンスにはかなり満足している。チームは素晴らしい仕事をしてセッション毎にクルマを改善してくれたし、予選をスタートするまでにはとても快適に感じていた。Q3ラップでいくつか小さなミスをしてしまい、ちょっと落胆している。さらに上位グリッドに着くチャンスがあったからね。明日のレースではクリーンなスタートが切れれば、戦える要素は揃っている。多くのポイントを獲得するためにF1での予選ベストポジションを最大限に生かすことが重要だ」
関連:【動画】 F1 ロシアGP 予選 ハイライト
カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1ロシアGP
ポールポジションを獲得したのはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)。今シーズン初、そして、2015年のF1シンガポールGP以来となる通算47回目のポールポジション。2番手にもキミ・ライコネンが続き、フェラーリが2008年のF1フランスGP以来、9年ぶりにフロントローを独占した。
1番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「とにかく素晴らしい結果だ。昨日も午前中もとても良い走りができていたし、クルマは驚異的だった。今日の結果に秘密は何もない。クルマと一体になれれば、リズムを掴んでどうなるか予想することができるということだ。メルセデスと接戦になるのはわかっていたし、反対の結果になる可能性もあったけど、チームのためにフロントローを独占できてとても嬉しい。予選は良いスタートが切れたけど、Q2ではちょっとリズムを失ってしまった。Q3での最初の走行はあまりまとまりがなかったので、最後の走行に賭けた。僕たちにとってとても重要な結果だ。メルセデスは過去数年間、非の打ちどころのない仕事をしてきたからね。それを打ち破れたことはチームにとっても僕にとっても素晴らしいことだ。でも、もう明日何ができるかに目を向けていく。長いレースだし、この結果を確かなものにしたい」
2番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「全体的にとてもストレートな週末だった。クルマ、セットアップには序盤から満足できていたし、良いスタートが切れたときは、いろいろと作業したり、改善するのが楽になる。フロントローはチームにとって素晴らしい結果だ。もちろん、自分が先頭にいたいけど、このトラックで良いラップを刻むのは簡単ではない。2番手に満足しているし、今年ここまでよりもはるかにいい。嬉しいけど、まだ予選だし、ポイントを獲得できるのは明日だ。そのために良い仕事をしなければならない。大丈夫だと思うし、接戦になるのは確かだろう。良いスタートを切れることを願っているし、どうなるか見てみよう」
3番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
「今日はフェラーリの方が速かったのは確かだと思う。最後は接戦だったけど、十分ではなかった。週末ずっと彼らの方が優勢だったし、彼らの方がタイヤから多くを引き出している。彼らはここではとても強そうだし、今年ここまでのレースで見てきたようにフェラーリはレースペースがいい。明日も同じようになると思っている。僕たちは昨日から改善した。まだ十分ではないけど、昨夜の変更がレースで役に立つはずだ。重要なのは明日だし、2列目はレースをスタートするには悪い位置ではない。ターン2までとても長いし、スリップストリームも多い。今日はフェラーリが前だけど明日はそうならないことを願っている」
4番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「今日はとにかく十分な速さがなかった。最終セクターが全てだったし、そこでコンマ5秒失ってしまった。週末ずっとその場所でバランスに苦しんでいるし、タイヤを使うのが難しかった。今夜は最初からやり直して、改善を目指していく。フェラーリは素晴らしい仕事をした。彼らはレースペースも速そうだし、昨日の僕のレースペースはそれほど良くなかったので、厳しくなりそうだ。でも、僕たちは全力を尽くしていく。ソチは後についていくのが簡単なトラックではないけど、ロングストレートがあるので、仕掛けるチャンスはあるはずだ。それが僕の目標だ。僕はグリッドの汚れた側からのスタートなので、自分に有利な条件を与えることはできていなかった。でも、今日あれが僕にできる最高の仕事だった。リアルなレースができるので、楽しみにしている。動揺しても何の意味もない。ポジティブなエネルギーに変えるつもりだし、良い日曜日になることを願っている」
5番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「プラクティスセッションのタイムが僕たちのペースを完全に表していたとは思わないし、ずっとタイミングスクリーンの表示よりももう少しいいと感じていたけど、僕たちは全てをまとめることができなかった。Q1とQ2では周回を続けてタイヤに熱を入れようとしていたけど、Q3では一か八か1回のプッシュラップだけという決断した。うまくいったと思うし、それを選んで良かったと思う。かなり満足しているし、5位は今日の精一杯の結果だたと思う。それは上位とのギャップを見ても明らかだ。5番手はここロシアでの僕たちの予選ベストリザルトだし、今はポジティブに受けとめなければならない。チームとしてそれを達成できたことを嬉しく思う。明日はフェラーリとメルセデスが勝利をかけて戦うと思うけど、僕たちはトップ5をかけて良い戦いができるだろう。ウィリアムズと比較して、僕たちの方がリアのダウンフォースはあると思うし、タイヤにも優れていると思うけど、彼らには直線スピードがある。フェラーリとメルセデスと僕たちを比較すれば、彼らの方がまだ全てにおいて僕たちよりも少しずつ上回っている。家で観ているみんなのために良いレースができることを願っているし、メルセデスが挑戦を受けている今はスポーツにとって間違いなく良いことだと思う」
6番手:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
「素晴らしい予選だった。レッドブルの2台の間にいるのはとても嬉しいね。彼らは開幕3戦で予選でもレースペースでも僕たちより良かったけど、ここは僕たちにとって適したトラックだし、彼らと戦っている。スタートする位置には満足しているけど、明日も彼らと戦えるかもしれないのが嬉しい。やれることを全てやるつもりだ。とてもモチベーションは高いし、明日はすべてがうまくいって良いレースができることを願っている」
7番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
「あらゆる面でフラストレーションが溜まる一日だった。ここはシーズンで最も厳しいトラックのひとつだということはわかっていたけど、予選はもう少しうまくやれると期待していた。Q1はそれほど悪くなかったけど、Q2はリアタイヤの感触がひどかった。特に最終セクターで突然グリップを失っていた。ほとんどのラップがセクター1と2ではうまくいくけど、セクター3ではどうしてもタイヤの温度が持たなくてタイムを落としてしまう。5番手を目指していたし、セクター1ではいけると思ったけど、最終セクターでタイムを失ったことが響いた。バーレーンではクルマのセットアップが良くてタイヤが機能していたけど、ロングストレートがあるここは速く走って、上位で戦うのがとても難しくなっている。明日は1ストップレースになるはずだし、もちろんプッシュして上を目指すけど、ここではトップ4はちょっと速過ぎる。レースの目標も5位のままだ。僕たちにとってはそれがここでの良い結果だ」
8番手:ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノー)
「今の僕たちのパッケージにできる精一杯だったと思うし、その点では満足している。チャレンジはレースにある。今シーズンここまでの僕たちのペースはトリッキーだし、明日は最近のアップグレードによる僕たちのクルマの位置がはっきりするだろう。いつものようにプッシュしていくし、素晴らしいポイントを獲得できたらいいね」
9番手:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
「僕にとっては理想的な予選セッションではなかったけど、最終的に良い結果を出すことができたし、Q3に進めたので満足していいともう。パーフェクトなラップができなかった。テーブルに何かを残してきたように感じるし、マージンが少ないときは、コンマ1秒でさらに順位を上がることができる。タイヤを正しい作動ウィンドウに入れて、ラップ全体で働かせ続けるのは簡単ではなかった。それに路面コンディションも昨日から大きく変化していた。それは全員に影響したと思う。明日のレースの鍵は良いスタートを切って、ターン2をクリーンに抜けることだ。トリッキーなコーナーだし、過去にはスタートで多くのアクションがあった。レースに関しては楽観的だし、スタート位置からいくつかポジションを上げられると思う」
10番手:エステバン・オコン (フォース・インディア)
「Q3に進出したのはキャリアで初めてだし、今日のパフォーマンスにはかなり満足している。チームは素晴らしい仕事をしてセッション毎にクルマを改善してくれたし、予選をスタートするまでにはとても快適に感じていた。Q3ラップでいくつか小さなミスをしてしまい、ちょっと落胆している。さらに上位グリッドに着くチャンスがあったからね。明日のレースではクリーンなスタートが切れれば、戦える要素は揃っている。多くのポイントを獲得するためにF1での予選ベストポジションを最大限に生かすことが重要だ」
関連:【動画】 F1 ロシアGP 予選 ハイライト
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