F1
2017年シーズンのフォーミュラ1が開幕。3月24日(金)にフリー走行が行われた。

90分×2回のセッションの両方でトップに立ったのがメルセデスのルイス・ハミルトン。どちらのセッションでも2番手に0.5秒以上の差をつけ、まだ初日ではあるが、フリー走行2回目ではただ一人1分23秒台のタイムを出すなど、頭一つ抜けた速さを見せている。

トップ6はメルセデス、フェラーリ、レッドブルが占め、大幅なレギュレーション変更が導入されても、残念ながら上位勢の勢力図に変化は見られていない。一方、中団グループは、フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)がマシントラブルで抜けたものの、トロ・ロッソ勢が2台揃ってトップ10入りするなど、混戦と化している。

1番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「オーストラリアに戻ってこれてとても嬉しいし、クルマに戻ることができて本当にハッピーだ。このような初日の後は特にね。99%パーフェクトだった。バルセロナではいくつかのトラブルに苦しんだけど、ここで同じことが起こるかはわからなかった。1週間後にトラックに到着して、クルマがあるべき位置にいるのは本当に励みになっている。走っていて素晴らしいフィーリングだったし、スタッフは本当に素晴らしい仕事をしてくれた。ここまで僕たちはロングランとショートランのどちらも良い状態にあるし、やりたかった全てのラップをこなすことができた。今日はタイヤも本当にうまく機能していた。今日にむけて、自分たちがどの位置にいるかはわからなかった。FP1でわかったのは、フェラーリは全力を出してはいないということだ。当然、FP2では彼らは突然速くなった。実際にどの位置にいるかは明日見てみるつもりだ。メルボルンではとてもリラックしている。ここはいつも素晴らしい熱気に包まれているし、多くのサポートがある。みんなに合って、ポジティブなエネルギーを受けられるのは本当に嬉しい。このレースに勝つために全力でプッシュしていく」

2番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「金曜日に多くを語るのは常に難しい。いずれにしろ、コックピットに戻れて嬉しかった。1回目のセッションではいくつか小さな問題があってちょっと遅れをとったけど、2回目のセッションは状況はよくなった。バランスに関しては今日は悪くはなかったけど、まだ改善の余地はある。ラップタイムは何の意味もない。僕たちがどの位置にいるかは明日にならないとわからない」

3番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
「バルセロナの後、トラックに戻ってこれてとても嬉しいし、今日は全体的に良い一日だった。まだクルマのバランスでやらなければならない仕事はあるけど、全ての走行を問題なく完了することがでいた。明日は確実に前進できると感じている。改善できる場所を確認するために全てのデータに目を通さなければならいので今夜は忙しい夜になるだろうけど、まずまずのスタートが切れたと思う。ペースに関しては、まだプラクティスだし、明日になれば正確な僕たちの位置がわかるだろう。今回のレースのコンパウンドの選択は適切だと思う。軟らかい方のコンパウンドはすべていい感触だった。今日何度か目にしたように全員が限界までプッシュしている。このトラックは週末のスタートはいつもかなり汚れているけど、それにも慣れていくだろう」

4番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「全体としてそれほど悪くはなかったし、僕たちは満足していいと思う。多くのことを学んだし、今は僕たちがどのエリアを改善しなければならないかわかっている。パフォーマンスに関しては冬季テストとは比較できない。特にちょっと独特なトラックだし、はっきりした状況は生み出さないからね」

5番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「午前中はかなり強そうだった。午後はいくつかのことにトライしたけど、それらは思っていたようには機能しなかったと思う。午後のセッションからもう少し学びたいし、午前中の強かった部分と全てをまとめることができれば満足だね。メルセデスが速いのは確かだけど、現時点ではバルテリよりもルイスの方が速いね。バルテリはフェラーリのグループ寄りだと思う。僕たちもそこにいられると思う。正しいセットアップと予選で適切なラップができれば、ポールも狙えるかもしれないけど、次の小さなグループにいるかもしれない。ルイスがパーフェクトなラップを決めたら、彼からポールを奪うのはチャレンジだ。でも、僕たちはもそこまで離されてはいない。新しいタイヤは確かにより多くのトラクションを感じる。でも、タイムはもっと速いかと思っていた。午前中はかなりのグリップを感じていたけど、20秒台前半を予想していた。まだ明日改善する時間はある。風向きが変われば、もっと速いラップタイムを出せると思うけど、トラクションは素晴らしい。午前中にトラックに出ていくのは素晴らしい感覚だった。幸せな場所に戻ってくれた気分だったし、金曜日からすでに多くのファンが詰めかけてくれているのはクールだね。楽しいレイアウトだし、楽しいサーキットでもある。ここから良い週末を過ごると思う」

6番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
「シーズン最初の金曜プラクティスのためにトラックに戻り、今日はクルマのバランスを見つけて、改善することが重要だった。僕たちはだいたい予想していた位置にいるし、明日良いポジションにつけて、クルマからベストを引き出せるように今夜やらなければならない作業がある。初めてここアルバート・パークでRB13を試したけど楽しかったね。間違いなく速いし、コーナーではより楽しい。ストリート・サーキットなので、予選までにあなり改善するだろうし、もっと楽しくなるだろうね。2回目のセッションは、膨らんで芝生に出てしまい、残念なことにフロアにダメージを負って、早めに切り上げることになってしまった。メルセデスはまた強そうだし、彼らは倒すべき目標だけど、フェラーリも強そうだし、今夜はフェラーリの前に出るための仕事もしなければならない。日曜日に良いスタートを切って、僕たちが上位にいて、オーバーテイクを難しくできればいいね」

7番手:カルロス・サインツ (トロ・ロッソ)
「ここオーストラリアでのシーズン初レースの週末はポジティブなスタートを切ることができた。僕たちはトラブルに見舞われることなく、プログラムをこなすことができた。今日はそれがメインのターゲットだった。僕たちは学び続けているし、テストを終えたところから勢いをつけることができている。間違いなくポジティブな金曜日だった。通常、土曜日はちょっと複雑な状況になるので、リラックスできるというわけではないけど、良いスタートだと思う。今後も気を引き締めて、クルマからラップタイムを見つけていかなければならない。この新世代のマシンは本当に去年よりもずっと速いと感じることができる。今日の午後はメルボルンで自分の最速ラップを刻むことができた。まだ2回目のプラクティスセッションでね! 僕たちにはまだ改善できる伸び白があるけど、新しいSTR12にはすでにとても興奮している」

8番手:ロマン・グロージャン (ハース)
「僕の方のガレージはかなり良い一日だった。クルマはウィンターテストよりもずっと感触がいい。素晴らしいことだ。ここにいて、クルマを正しくセットアップして、走って、楽しみもあって、いい感じだ。反対側のガレージではちょっとトラブルが発生していたけど、今日はほぼ予定していたプログラムをこなすことができたし、それはオーストラリアの初日としては驚くべきことだ。僕たちはデータを共有できるし、明日にむけてさらに速くなれることを期待している。僕たちには改善できるエリアがたくさんあると思う。明日も良い一日になることを願っている」

9番手:ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノー)
「かなり合理的なシーズン最初の金曜日だったと言いたいし、僕たちは作業していくための適切なベースを得ることができた。バランスとセットアップに関して堅実な前進を果たせたと思うし、タイヤの理解も深めることができた。R.S.17でアルバート・パークを走る気分はいい感じだし、今日学んだ全てのことを生かして明日にむけて前進できることはわかっている」

10番手:ダニール・クビアト (トロ・ロッソ)
「ポジティブな金曜日だった。多くのラップを走り込むことができたし、楽にプログラムを完了することができた。このクルマでここを走るのは初めてなので、全てがまだとても新しいし、全員が今夜進歩を目指してくるだろう。それは僕たちも同じだ。改善の余地は常にあるし、明日にむけて前進できると自信を持っている。やっとトラックに戻ってきて、シーズン開幕戦を進められることができてとても嬉しい。学校に戻ってきたような気分だよ!」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1オーストラリアGP