F1 イギリスGP 決勝:ドライバーコメント
2015 FORMULA 1 BRITISH GRAND PRIX
優勝:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「僕にとって非常に特別な週末だった。去年もそのすべてを見たはずだけど、ファンはとにかく素晴らしかった。このレベルのサポートは想像できなかった。この勝利は彼らのためのものだ。心からありがとうと言いたい。チームのためにも嬉しく思う。本部の全員がこの素晴らしいクルマを造るために驚くべき仕事をしてくれているし、今日もとにかく全てがパーフェクトだった。チームの一人一人に心から感謝している。ホームで彼らのためのこの結果を残せて本当に嬉しい。レースのスタートは明らかに良くなかったけど、1回目のピットストップでスタッフたちは状況を変えるために素晴らしい仕事をしてくれた。その後、雨が来たとき、違った方向に向かうことは本当にタフだった。先頭を走っていたので、どこでプッシュすべきかを判断するのはとても難しかったし、フロントタイヤがかなり冷えていた。あの時は、これまでやってきたなかあで最高のピット判断ができたと思う。そこからはとにかくホームに持ち帰るだけだった。最終ラップに差し掛かったときに、ファン全員が立っているのが見えたとき、込み上げてきたことを認めなければならない。なんて素晴らしい一日で、なんて素晴らしい感覚なんだろう。本当に感謝している」
2位:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「僕にとってエキサイティグなレースだった。本当に酷いスタートだった。2つポジションを失ってしまい、オーバーテイクは不可能だったので、しばらくの間、2台のウィリアムズの後ろで身動きがとれなかった。ルイスはピットインで彼らをクリアしたけど、残念ながら、僕にはあまりうまくいかなかった。あと少しだったけどね! その後、雨が来て、ペースを上げることができたし、彼らをオーバーテイクして、ルイスとのギャップを縮めることができた。その時点ではレースに勝てるかもしれないと本気で思っていた。でも、そのあと彼がピットに入った。その瞬間は間違った判断だと思った。突然、雨が強くなり始めるまではね。僕はもう1周ステイアウトして、ウェットでスリックタイヤであまりに多くのタイムを失ったので、ルイスが正しい決断をしたことがわかった。あれがレースを決めたし、僕にはもうチャンスはなかった。でも、全体的に見て、ルイスは週末全体で最高の仕事をしていたので、本当にふさわしい勝利だと思う。また1-2を達成できたのはチームにとって、そして、ファクトリーにいる同僚の全員にとって素晴らしいことだ。素晴らしいクルマをありがとう!」
3位:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「本当にスタートが酷かった。ほぼスタートラインを離れられないような状態で、ポジションを失ってしまった。リスタート後にポジションを上げたけど、結果として2つ失ってしまった。その時点では、ちょっと僕たちにとっての週末全体と同じようにまとめられていなかったけど、そのあと僕たちは状況を変えることができた。大部分が非常にアグレッシブな戦略によってリカバーすることができた。チームと常に連絡を取っていたけど、天候に関して正しい決断をするのは簡単ではなかった。でも、僕たちは完璧なラップでピットに入るという素晴らしい判断ができたし、多くの順位を取り戻して、表彰台でフィニッシュすることができた。雨に濡れた人には申し訳ないけど、今日は雨が僕たちを助けてくれたね! 最終的に表彰台フィニッシュは僕たちにふさわしい結果だと思う。僕たちは正しいタイミングで正しい判断をしたからね。ウィリアムズは小さな前進を果たしているし、僕たちにとって今週末はとにかく正しいリズムが見つけられなかった。僕たちには、学んで、素早く理解しなければならないことがたくさんある。ハードタイヤは僕たちには向いていなかったけど、それは全員にとって同じことだし、弁解は許されない。トップの2台とのギャップは通常よりも大きいので、ハンガリーで取り戻せるかは僕たち次第だ」
4位:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
「今日のレースは素晴らしかったので、フラストレーションを感じるリザルトだ。素晴らしいスタートが切れたし、僕たちはレース全体でメルセデスと戦っていた。ドライのままだったら、レースに勝つことさえできたかもしれないし、それがわかっているのは素晴らしいことだ。雨でポジションを失ってしまったのは悔しい。僕たちは2回目のピットストップをもう1周長く待っていたし、そこで表彰台のチャンスを失ってしまった。それに雨はウェットでのクルマの弱点をハイライトしたと思う」
5位:バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)
「いろんな点で信じられないくらいフラストレーションの溜まるレースだった。それ以外はとても気持ちよかったけどね。2台が素晴らしいスタートを切り、僕たちは本物のペースでメルセデスとレースをしていた。でも、雨が来たときにインターミディエイトタイヤに本当に苦労した。フェリペとレースをすることを許可されたけど、追い抜くのは難しかったし、ミスをしたくなかった。レースデータを調べて、そこからしっかりと学んでいかなければならない」
6位:ダニーエ・クビアト (レッドブル)
「今日の僕たちは本当にコンペティティブだった。レースは本当に楽しかった。雨によってちょっとクレイジーだったし、楽しむことができた。チームは素晴らしい仕事をしているし、クルマのハンドリングも本当に良かった。僕たちは改善して、今後のレースで前進するためにプッシュし続けていく」
7位:ニコ・ヒュルケンベルグ (フォース・インディア)
「面白い午後だったし、僕たちのホームレースで多くのポイントを獲得できてとても嬉しい。スタートはセンセーショナルだった。たぶん、F1でのここまででベストだったかもしれない。2台のフェラーリより前の5番手にアップした。第1スティントでは彼らを抑え続けることができたけど、彼らの方がずっとペースがあったし、早めにピットに入るという戦略で前に出られてしまった。レース終盤に雨が到着したときはトラックがとても滑りやすかった。タイミング的にちょっと不運だった。雨が本当に強くなったときはピットエントリーをちょうど通過したところで、インターミディエイトに交換するまで1周丸々走らなければならなかったからね。でも、全体的に7位は素晴らしい結果だと思うし、満足しなければならない。今日のパフォーマンスの多くは僕たちがここに持ち込んだアップデートによるものだ。僕たちを正しい方向に動かしてくれたし、チームに本当によくやったと言いたい」
8位:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「レース序盤はフォース・インディアのヒュルケンベルグの後ろで動けなかった。彼らはストレートや追い抜けるはずの場所で速すぎたけど、僕たちはスピードが足りなかった。レース全体を通してクルマのハンドリングは良かったし、挙動も昨日より明らかに良くなっていたので残念だ。雨が強くなり始めたとき、特にターン7とターン8で路面はとても滑りやすくなっていた。それで、インターミディエイトに交換するためにピットに入る決断をしたけど、その後雨は止んだ。3〜4周決断が早すぎたのかもしれない。でも、全体的にこの種のトラックは僕たちにとって理想的ではないし、そこは僕たちが取り組まなければならない部分だ」
9位:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
「シルバーストンで2台がポイントで終えられたことはチームにとって非常にポジティブなステップだ。もっと高い位置で終えることもできたかもしれないけど、戦略がうまくいかなかった。1回目のピットストップの後、サインツにポジションを奪われてしまい、タイヤがベストな状態のときに彼の後ろで数周を費やしてしまった。汚れた空気のなかでフロントタイヤに苦労したし、多くのグレイニングが生じてしまった。2回目の雨が来たとき、どのような決断を下すか無線でたくさん議論したけど、残念ながら、長く待ちすぎてしまい、順位を犠牲にしてしまった。チャンスを得られるときにそれを最大限に生かせなかったときはもちろん落胆するけど、僕たちは今週末のポジティブな点に焦点を当てるべきだと思う。僕たちは良い進歩を示してるし、シーズン後半にむけて大きなポテンシャルがあると思う」
10位:フェルナンド・アロンソ (マクラーレン・ホンダ)
「10位というポジションは、ベストな結果ではないけど、チームのみんなのモチベーションを上げることに繋がる。今はチームの全員が本当に集中しながら仕事をこなしており、マシンの改善に日夜励んでいる。これが長期的なプロジェクトであることは僕たち全員が理解しており、魔法のような解決策はない。ただ、そんな状況下であっても、まずまずの結果を出したり、少しでもポイントを稼ぐことは、常に大切だ。スタートは信じられない状況だった。3コーナーに差し掛かったときには、前方にいた複数のマシンが絡み合って、ひどい状態になってした。ロータスチームの2人のドライバーがアグレッシブにいき過ぎたことで両マシンが接触し、それを避けようとした僕は半分スピンしてしまい、ジェンソンのマシンにぶつかった。今日はリタイアするマシンがたくさんいた上に、常識的な走りがサーキット上であまり見られなかったように思う。それでも、我々が前進していることは事実だし、今日は士気を高める良い一日となった」
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