F1 カナダGP
FORMULA 1 GRAND PRIX DU CANADA 2014

1位:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「グランプリウィナーだ! 正直、最後はいろいろなことがあっという間に起きたので、まだ少し非現実的な感じがする。しばらく3位を走っていたし、それからすべてが本当にエキサイティングに展開した。ペレスを抜いたあとはクリーンな走りをして、ロズベルグのDRSゾーンに入れば良いだけだとわかっていた。それは本当に素晴らしかった。セーフティカー出動中にフィニッシュするのは少し変だったけど、お祝いを始める前に事故を起こした二人のドライバーが無事であることを確認したかった。今日は1位と3位という素晴らしい結果を達成したので、それを楽しみたい。でも、まだやるべき仕事は残っている。この結果はスタッフのモチベーションをさらに高めるだろう。これからの数戦、僕たちはさらに良くなり続けていくと思う」

2位:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「今日はずっとすごいバトルだった! スタートはタフだったけど、最初の数コーナーを守り切ってルイスと戦うことができた。しばらくの間レースはスムーズにいっていたんけど、突然2台ともMGU-Kを失って大きくパワーを失ってしまい、本当にタフだった。2回目のピットストップでタイムロスしてルイスに前に出られてしまい、リアブレーキの冷却にも苦しんでいたので大変だった。レース終盤、セルジオに対しては問題なくポジションを守れたけど、ダニエルはストレートで速すぎたし、僕よりパワーもはるかにあったので、抜かれてしまった。あまりにもいろいろあったので、終わってからエンジニアに何位でフィニッシュしたのか聞かないとわからなかった。5位か6位くらいだと思ったんだ。2位だと聞いてとてもハッピーだったよ! 僕にとってはチャンピオンシップで重要なポイントだ。タフだったけど、最終的には良い1日だった。F1初勝利を飾ったダニエル、おめでとう」

3位:セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「初優勝したダニエル、おめでとう。初優勝はとても特別だ。特に酷い冬を過ごしていたので、彼のために、そしてチームのために喜んでいる。やっと勝てるところまで突破できたのは嬉しいし、問題を抱えたメルセデスの隙を突くことができた。今日の戦略はもう少しリスクを冒しても良かった気がするけど、僕はピットウオールに座っているわけではないので周囲の状況を正確に把握することは難しい。今年はクルマの開発を頑張ってきた。正しい方向に進んではいるけど、ストレートではもっと開発が必要だ。まだたくさん仕事が待ち受けている。僕たちはプッシュを続けるし、これからもベストを尽くし続ける」

4位:ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「なんて素晴らしいレースだ! ダニエル、本当におめでとう。僕は彼の大ファンなんだ。最高にいいヤツだし、間違いなく力を持っている。初めてのグランプリ勝利はかなり特別だ。本当におめでとう。スーパーソフトタイヤでの最初のスティントはとてもタフだった。なので、早めに捨てて、ソフトに交換することにした。でも、そうしたらトラフィックが酷くてどこもクルマがいっぱいだった。相手が1台だけならパスするのも楽だけど、集団の中にいると多くのドライバーがDRSを使えるので難しい。それでも終盤は頑張って道を切り開いた。フェルナンド(アロンソ)とニコ(ヒュルケンベルグ)とはちょっとした駆け引きがあった。ヘアピンでフェルナンドがニコのインサイドに飛び込んでヒットしかけた。それで2人がワイドになったので僕はそのインサイドに飛び込んだ。最終ラップのフェリペ(マッサ)とチェコ(ペレス)のようなアクシデントはできれば見たくないものだけど、幸い2人とも怪我なくクルマから降りられたようなので良かった。今週末は全体的にクルマに少しだけ良い感触を得ることができた。進歩を感じることは励みになる。波乱の少ないレースだったら僕は4位でフィニッシュできなっただろう。でも、僕たちは良い仕事をしたし、喜んでいいと思う。このようなポイントは役に立つし、オーストリアでまたいい仕事をしようという気にさせてくれる」

5位:ニコ・ヒュルケンベルグ (フォース・インディア)
「とても忙しいレースだったので、5位に入って10ポイントを獲得できたのは良い結果だ。最後にセルジオとマッサのクラッシュでいくつかポジションを上げたけど、アロンソとバトルをしているときにジェンソンに抜かれてしまった。でも、僕たちはとにかくポイントフィニッシュを目指していた。スタート後のセーフティカーのせいでスーパーソフトタイヤを履いていた人たちがスティントを延ばせたので、僕には不利だった。他のみんなと異なる戦略を採ってたので、常に誰かが後ろに迫っていた。楽しかったけど、チャレンジングでもあった。特にレース終盤はスーパーソフトタイヤでとても長いスティントを走った。1ストップを選んだことで、2ストッパーに対してタイヤコンパウンドをケアするのがより難しくなったけど、その成果はあったと思う。今日の僕たちにとって最速の戦略だったと思うし、1ストッパーが僕たち2台だけだったのは間違いなくポジティブな要素だ」

6位:フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「レース終盤の荒れた展開で僕たちは“ラッキー”なポイントを拾えたけど、フィニッシュした位置に満足することはできない。狙いはもっと上だからね。序盤はペースが良くなかったし、クルマのバランスにも満足できなかった。第2スティントで路面が改善し始めると良いリズムを掴むことができたし、前のグループに追いつき始めた。でも、戦いに加わるほどの速さはなかった。今日のレッドブルを見れば、F1の変化の速さがわかるはずだ。それは僕たちにとっても、いつか勝利を争えるようになるというモチベーションになる。今週末は主に空力面でいくつか進歩が見られた。でも、他者も同様に改善しているので、僕たちにできるのは今後のレースに向けてできる限りの準備を整えることだけだ」

7位:バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)
「今日は僕たちの日ではなかった。レース序盤は良かったけど、レッドブルが予想していたよりも強くかったので、4番手を争うことになると思っていた。2回目のピットストップに関してはタイミングを振り返る必要がある。戻るべき場所に戻れなかったからね。その後はトラフィックに引っかかってしまった。フォース・インディアの後ろで身動きが取れなくなり、エンジンとブレーキがオーバーヒートしてしまい、チェッカーまで全てをセーブしなければならなかった」

8位:ジャン・エリック・ベルニュ (トロ・ロッソ)
「まずは優勝したダニエルにおめでとうと言いたい! 今回が初めてだけど、きっと最後ではないと僕は信じている。彼はすごい奴だ。とても速いドライバーだし、彼のことは本当に尊敬している。ダニエルよくやったね! 自分に関しては、今日はベストを尽くせたと思っているし、とても満足している。良いレースだった。もしかすると僕のF1キャリアで一番かもしれない。結果という意味ではなくね。今日は全てが完ぺきだったし、ようやくポイントを獲得できた。良いスタートを決めてアロンソからポジションを奪うことができた。後半はマグヌッセンをしっかり抑えられたし、難しいレースだったけど、きちんと管理できたと思う。チームは週末を通して素晴らしい仕事をしてくれた。できる限り最高のクルマに仕上げるために本当に頑張ってくれた。今はオーストリアGPで投入されるさらなるアップデートを待っているところだ。スピードを改善してもっと良い結果を残せると確信している」

9位:ケビン・マグヌッセン (マクラーレン)
「レース前、今日はポイントを獲得できたら満足しようと自分に言い聞かせていた。2台揃ってトップ10で戻れたのはチームにとって良いことだけど、チャンピオンシップで前にいるチームに追いつくためにはまだ仕事が残されている。今はみんなとてもハードにプッシュしているし、僕たちももう少し頑張らなければならない。今は自分たちの道を見つけているところだ。MTCでは多くの有望なことが進行している。チームは全力で良い仕事をしてくれている。今日は少しチャレンジングで不満の残るレースだった。タイヤの管理に集中しなければならなくてタフだった。レース終盤、ベルニュと長い間戦っていたけど、彼を抜くことができなかった。今はまだちょっとタフな状況だけど、ポジティブなステップが予定されているので、僕たちは期待していいはずだ。辛抱強く、流れが自分たちに向いてくるのを待つしかない」

10位:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「楽なレースにならないことはわかっていた。このトラックではストレートでの速さが足りないし、低速コーナーでも少し問題があった。それに加えて、今日は一度も前がクリアにならなかった。なぜか必ず他のクルマの後ろに引っかかってばかりだった。初めにブレーキに少し問題があって、クルマのハンドリングが一定しなかった。数周したらタイヤの挙動がマシになったけど、それでも変動があった。多くのラップでトロ・ロッソのクビアトの後ろで身動きが取れなくて、貴重な時間を失った。今は何もかもがうまくいっていないように見えるかもしれないけど、新しい開発パッケージはいくらかのポテンシャルを与えてくれたし、とにかく頑張ってもっと一貫性を見いださなければならない」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1レース結果 / F1カナダGP