F1 カナダGP 予選
FORMULA 1 GRAND PRIX DU CANADA 2014

1位:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「これまでのところ素晴らしい週末だ。セッションのたびにセットアップを改善することができて本当に嬉しい。予選までにかなり大きな変更をしたけど、それが完璧に機能した。だから、明日、ポールポジションからスタートすることにとても満足している。特に同じクルアに乗っていると、ここではオーバーテイクをするチャンスがあまりないので、これはとても重要だった。他のクルマとの差は、今日の予選でかなり大きいし、金曜日の僕たちのロングランは強かったので、明日は僕たち二人のバトルになると思う。モントリオールのこのトラックはとても楽しいし、ファンは特別な雰囲気を作ってくれるので、明日は彼らのために素晴らしいレースをしたい」

2位:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「ニコは素晴らしいアタックをしたけど、僕にとっては最高の予選セッションではなかった。アタック中、ターン6と8で膨らんでしまった。0.08秒差という接戦だったけど、今日の午後はニコの方がよい仕事をした。フロントロー独占はチームにとっては素晴らしいけど、厳しいレースになると予想している。特にここでは同じクルマだとオーバーテイクが簡単ではないし、ニコとのペースもとても近い。明日はやれることをやって、できるだけ多くのポイントを獲得したい。また、カナダのこの素晴らしい週末について一言言いたい。特別な雰囲気をつくってくれる素晴らしいファンのおかげで、ここは今年最高のレースのひとつだ。ここに来るのが楽しみだし、明日は素晴らしいレースをしたい」

3位:セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「最後のアタックはスタートは良くなかった。第1セクターも良くなかった。今日は最初の2コーナーもうまく合わせられなかった。でも、そのあとリスクを冒して、それが成功したので、第2セクターはふたつのシケイン、特に2番目のシケインがとても良かった。とても良いラインを見つけてひとつ前のアタックよりタイムを短縮できた。その後も最後まで集中できてとても良い結果になった。これが僕たちにできる最大限だった。メルセデスとは0.5秒差だけど、後続のクルマとはとても近い。4台のマシンが0.05秒差で並んでいるので、その中で最速だったことに満足している。明日はちょっと意外な戦略になるかもしれない。何が起きるか見守らなくてはならないけど、ここではウィリアムズが強いし、メルセデス・エンジンを搭載したクルマはストレートを楽しみにしていることだろう。できるだけ先頭の2台から離れないようにしたい。彼らにアタックするチャンスがあれば、一か八かやってみる」

4位:バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)
「この結果には満足していいと思う。かなりの接戦だった。最後のタイムアタックでは少しトラフィックにタイム更新が妨げられてしまったけど、Q3の1回目の走行で良いラップができたのが幸運だった。今週末はずっと競争的だったし、レースを楽しみにしている。クルマにはとても満足している。僕たちはかなりの進歩を果たしている。ここではレッドブルに挑戦できるとわかっているし、僕たちにはストレートで素晴らしいスピードがあるので、どうなるか見てみたい」

5位:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
「良いセッションだった。僕たちのクルマは間違いなくパフォーマンスを示していた。3番手から6番手まではとてもタイトだったし、5台が0.1秒以内にいるので、3番手も可能だったかもしれない。残念ながら完璧なラップができなくて3番手には十分ではなかったけど、落胆している場合ではない。クルマには本当に満足している。明日は長いので、良いレースになるように頑張るつもりだ。良いバトルをして、競争的なレースができると自信を持っている」

6位:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「最後の走行はちょっと散らかってしまった。あまりうまくアジャストできなかった。いまさら言っても仕方ないけどね! 3番手には近かったけど十分に近づけなかったし、その代償が6番手という結果になった。週末を通して進歩しているし、それほど離れてはいないけど、失敗してしまって悔しい。タイムは近かったけど、もっと上げることができたと思う。明日はまず良いスタートを決めたい。戦略は面白くなりそうだ」

7位:フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「シーズン開幕時からの傾向を反映した予選結果だ。金曜日に僕たちがトップになっても、土曜日には少し苦労するのは良くあることだ。カナダに持ち込んだ開発パッケージはうまく機能しているし、クルマは改善しているので、そこには満足している。ただ、現時点ではクルマの全てのポテンシャルを引き出せていない。今日のメルセデスの圧勝は意外ではないし、レッドブルとウィリアムズも僕たちより良かった。明日のレースは簡単ではないだろう。ここは最初の2コーナーまで狭いので、スタートでオーバーテイクするのが難しい。それにタイヤデグラデーションに対して対策をとらなくてはならないし、適切な回数のピットストップを選ばなければならない。昨日よりもかなり暑かったので、レースに一番適しているタイヤはソフトだけど、今日のコンディションではスーパーソフトほど向いていなかったようだ。予想通り、この暑さが続けば、スーパーソフトに傾き、ピットストップが1回増えるだろう」

8位:ジャン・エリック・ベルニュ (トロ・ロッソ)
「今日は素晴らしい予選だった。フィールドはとてもタイトなので、クルマから最大限を引き出して、本当に完璧なラップをまとめる必要がある。チームと僕はなんとか僕らの目標を達成したし、これで僕らが注いできたハードワークが報われた。8番グリッドからスタートするのはとても有望だし、完走して多くのポイントを持ち帰られるようにベストを尽くすつもりだ」

9位:ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「週末を通じてバランスの調整をしていたけど、今朝のフリー走行では本当に苦労した。それでも、予選に向けた変更が一歩前進したのはポジティブだ。Q3の僕の最速タイムはほとんど8位が狙えそうだったけど0.02秒差で負けた。でも、クリーンな側なので、グリッドのスターティング位置としては9位の方がよいかもしれない。明日に関しては、このような暑いコンディションではタイヤの挙動を予想するのが難しくなるだろう。グレイニングが発生しやすいので、スティント全体でタイヤを労わらなくてはならない。レースではそれが大きな違いを生むかもしれない。レースチームとして僕たちは素早い決断が非常に得意なので、明日はどんなシナリオにも準備しておきたい」

10位:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「週末を通して、クルマのドライバビリティに完全には満足していなかったし、今日の予選でも難しかった。Q3の唯一のアタックでは新品のスーパーソフトで走ったけど、F14 Tはスライドが多くて、良いラップをまとめることができなかった。たぶん、あと1〜2個は順位を上げられたかもしれないけど、大きくは変わらなかったと思う。昨日試したアップデートが機能しても、簡単ではないことがわかっていた。おそらく、ここは僕たちのクルマの特徴に最も合わないトラックのひとつだろう。明日は何が起きるかわからないとても長いレースになりそうだ。良いスタートをして、全力を尽くすつもりだ」

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