アンソニー・デビッドソン
アンソニー・デビッドソンが、2013年仕様TS030 HYBRIDでの初の公式テストを前に、そして4月14日に迫ったWEC開幕戦シルバーストンへ向けて、今の心境を語った。

昨年のル・マン24時間レースでのアクシデントから、体調は回復したか?
非常に良い状態で、準備も万全。体調はこれまでにないほど良好だ。回復期には懸命なリハビリを続けてきたが、ずっとピーク時のコンディションに戻れると信じていた。

一切の問題なくTS030 HYBRIDのテストに参加出来たことは嬉しい。また、デイトナ24時間レースに参戦し、十分に回復していることを確認出来た。療法士には多大なる感謝の意を表したい。彼女のサポートと励ましが大きな助けになった。

来るシーズンの目標は?
大きな目標はル・マン24時間レースでの初優勝だ。今年は私にとって、ル・マンに参戦し始めて10年目という節目の年であり、多くの経験を積んで来て、勝つ準備も出来たと感じている。ワークスチーム、それもトヨタのようなWECでの勝利経験を持つチームに加わっているということもあり、目標の設定はたやすい。私は勝つために来ている。

チームとTS030 HYBRIDは昨年からどれほど進化したか?
昨年のル・マン24時間レースから長い時間が経ったように感じるが、私はチームの近くにいて、WECのシーズンを追っていたので、TS030 HYBRIDがどれだけ速かったかはわかっている。昨年TMG(トヨタ・モータースポーツ有限会社:ドイツ)のシミュレータでの作業でアップデートされた空力パッケージをテストし、その数週間後にル・マン以来となる実車をドライブした。確かにエンジニアは大変だったと思う。1年前と比べるとチームもTS030 HYBRIDも進歩し、レースのプレッシャーから良い影響を得たと思う。

関連:トヨタ、2013年型TS030 HYBRIDを発表

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / アンソニー・デビッドソン / トヨタ