アンソニー・デビッドソン 「F1に金ではなく実力で到達できたことは誇り」
アンソニー・デビッドソンは、F1にお金ではなく実力でたどり着いたこと誇りに思っていると語る。

42歳になったアンドニー・デビッドソンは、11月6日にバーレーンで開催されるFIA 世界耐久選手権(WEC)の最終戦でレースキャリアに終止符を打つことを発表した。

アンソニー・デビッドソンは、そのレースキャリアのなかで、2007年のスーパーアグリでのF1フル参戦を含め、F1で24戦のスタートを切り、ベストリザルトは11位だった。

アンソニー・デビッドソンは、F1でもっと良い結果を残せたと感じているが、その時代にF1でレースができたことに感謝しており、とりわけ、お金ではなく実力でそこにたどり着いたことを誇りに思っていると振り返る。

「2000年代にはV10エンジンとタイヤ戦争があった。素晴らしかった」とアンソニー・デビッドソンは語る。

「当時はもっと自分はもっとできると感じていたけど、あのようなメガカーでパフォーマンスできたことを嬉しく思っている」

「才能だけでF1に到達できたことを誇りに思っている。僕はそこにたどり着くためにお金を払わなかった」

アンドニー・デビッドソンは、今後はプロのレースとして活動はしないが、F1界への関与は継続し、専門家としてだけでなく、メルセデスのシミュレーター作業も続けていていく。

アンソニー・デビッドソンは、テクノロジーが非常に優れているので、実際のレースの不足をいくらか補えるが、いつかにレースに戻ることも除外してはいない。

「僕はいつもレーストラックでクルマを速く運転することを楽しんできたし、それが僕を離れることは決してないと思う」とアンドニー・デビッドソンは語った。

「シミュレーターは非常に良くなったので、メルセデスでの僕の仕事がほとんどのニーズを満たしてくれるだろう」

「いつか友達と一緒にクルマを運転するかもしれない。未来がどうなるかはわからない」

アンソニー・デビッドソンは、F1で大きな成功を収めることはできなかったが、2014年にトヨタでWECでタイトルを獲得し、ワールドチャンピオンとして名が刻まれている。

アンソニー・デビッドソンは、そのことに大きな誇りを持っており、ル・マン24時間レースで優勝にわずかに手が届かなかったことをいくらか埋め合わせてくれていると感じている。

「FIAのワールドチャンピオンになれたことは、大きな誇りを持って振り返ることができる」とアンソニー・デビッドソンは語った。

「僕は2014年にチャンピオンシップを獲得した。フルシーズンでタイトル獲得キャンペーンをまとめるには、ル・マンのようなビッグイベント、単一のレースに勝つよりも多くのスキルセットが必要だといつも言ってきた」

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カテゴリー: F1 / アンソニー・デビッドソン / トヨタ / ホンダF1 / スーパーアグリ