F1 ダニール・クビアト ホンダF1
トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、ホンダのF1エンジンにもう少し多くのパワーと直線スピードを求めてはいるものの、信頼性を始めとした全体的なパフォーマンスには満足していると語る。

F1カナダGPの舞台となるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットは、ロングストレートを有したパワーユニットの性能が出るトラックであり、ダニール・クビアトは、ホンダのF1エンジンが成し遂げてきたゲインに関していくつか重要な答えを得られるはずだと述べていた。

ホンダのF1エンジンについてダニール・クビアトは「いい感じだった。マクラーレンやレーシングポイントと比較してパワーと直線スピードが少し足りないかもしれないことはわかっていた。今後はそのようなパワーや直線スピードを持ちたいとは思うけど、みんながそう認識している。大きな赤字ではないけど、このようなトラックでは非常に重要だ」とコメント。

「でも、他のトラックではホンダは本当にうまく走っていた。それに正直なところ、とても信頼性が高く、優れたレースペースを与えてくれている。一貫性もあるし、トラブルない。僕たちはかなり満足している」

「みんなが懸命に頑張っているし、彼らが改善できること、そして、懸命に仕事を続けて行ってくれることはわかっている」

F1カナダGPでは、メルセデスがアップグレード版エンジンを投入し、レーシングポイントとウィリアムズはその恩恵を受けた。また、ルノー系チームもこれまで信頼性問題によって抑えなければならなったハイパワーを発揮できるようになっている。

それでもダニール・クビアトは、トロロッソ・ホンダに適していないと考えられているサーキットで10位入賞を果たした。残り5周でマクラーレンのカルロス・サインツをオーバーテイクした3戦連続でポイントを獲得している。

「クルマでやれる最大限のことができたと思う。何も残っていなかった」とダニール・クビアトはコメント。

「僕たちとしては本当に完璧な一日だった。クルマからすべてを絞り出すことができたし、最終の数周のカルロスをオーバーテイクして獲得した1ポイントは良い報酬でだ」

「彼がタイヤに苦しんでいるのはわっていた。彼が非常に早くにピットインしていたのを知っていた。僕たちのタイヤはおそらくもっと良い状態であることはわかっていたし、そのアドバンテージを生かしたかった」

だが、ダニール・クビアトとは対照的にアレクサンダー・アルボンのレースは、セルジオ・ペレスとアントニオ・ジョビナッツィに挟まれてフロントウイングを壊して緊急ピットインを強いられたことで妥協を強いられた。

「蹴り出しはうまくいったけど、ターン1への侵入が少し安全すぎたのというのが僕の見解だ」とアレクサンダー・アルボンはコメント。

「セルジオはインサイドに入る権利を持っていました。アントニオは明らかに僕たち二人を見ていなかった。でも、それはひとつのことに過ぎないし、誰も間違ってはいないと思う。通常、3人の真ん中にいる人がそれを避けてようとしなければならない」

「その状況に少し立ち往生していまった。レースが本当に妥協を強いられてしまったので残念だった。1周目にピットしなければならず、それからは正直に言ってペースに苦しんでいました。詳しく調べて理由を突き止める必要があるけど、今週末は僕たちにとってそれほど簡単ではなかった」

アレクサンダー・アルボンは59周目にリタイアをしたが、ダニール・クビアトが1ポイントを獲得したことで、トロロッソ・ホンダはハースを1ポイント上回ってコンストラクターズ選手権7位に浮上している。

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カテゴリー: F1 / ダニール・クビアト / トロロッソ / ホンダF1