2025年F1 中国GP 決勝:ルクレールとガスリーがマシン重量不足で失格

ルクレールは日曜午後の上海インターナショナル・サーキットでのレースを5位で終え、ガスリーは11位でゴールし、アルピーヌにとって今シーズン初のポイント獲得を逃した。
しかし、ルクレール、ガスリー、そしてフェラーリとアルピーヌのチーム代表は、テクニカルレギュレーション第4.1条違反の疑いで、後にスチュワードに呼び出された。この条項はマシンの重量に関するものである。

FIA F1テクニカル・デレゲートのジョー・バウアーによる報告書によると、ルクレールがピットに戻った際のマシンの重量は、前述のレギュレーションで定められた最低重量である800kgちょうどであったことが明らかになった。
ルクレールはチームメイトのハミルトンと接触した際にフロントウイングを破損していたため、回収したエンドプレートとオフィシャルスペアのフロントウイングでマシンを再計量し、総重量は800.5kgとなった。
しかし、マシンから燃料が抜き取られた際、フェラーリが提出した手順書に従って2リットルの燃料が抜き取られたため、重量は799kgとなり、最低重量の要件をわずかに下回った。
ガスリーのマシンも最初の重量チェックでは800kgだったが、燃料マスチェックが行われ、アルピーヌが提出した排出手順に従って1.1kgの燃料が排出され、その後799kgと記録された。

両方のインシデントはバウアーによってスチュワードに報告され、各状況を確認した後、パネルはルクレールとガスリーに失格処分を下し、レース結果を取り消した。
この展開により、ハミルトンは5位に浮上し、エステバン・オコン、キミ・アントネッリ、アレックス・アルボン、オリー・ベアマンも順位を上げた。一方、ランス・ストロールはポイント獲得圏内に浮上した。
しかし、上海の夜が進むにつれ、ハミルトンとフェラーリが、最後尾のスキッドの厚さに関する技術レギュレーション第3.5.9条eの違反の疑いで別件で呼び出されるという、さらなる展開があるかもしれない。
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