シャルル・ルクレール F1アメリカGP予選「このペースは本当に驚きだった」

金曜日のスプリント予選では、ルクレールが10番手、ハミルトンが8番手と不本意な結果に終わったフェラーリ勢。しかし土曜日のスプリント本戦では、ターン1で発生したマクラーレン勢のクラッシュを回避し、堅実にポジションを上げた。
そして迎えたグランプリ予選では、一転して上位常連のペースを発揮。ルクレールは3番手を確保し、予想外の速さに首をかしげた。
「本当に大きな驚きだった。週末の序盤はかなり苦しい状況だったからね」とルクレールは振り返った。
「予選ではすべてをまとめようと努力して、なんとかうまくいった。でもこのクルマからはまだ理解すべきことがある。同じ週末の中で、基本的な仕様を変えていないのにパフォーマンスが大きく変動してしまうから、その理由を分析しないといけない」
グランプリ本戦でのフェラーリの強さを踏まえつつ、ルクレールはスタートの重要性を強調した。
「すべてはスタート次第だと思う。最初のコーナーで前に出られれば楽になるし、もし他のクルマの後ろに入ってしまえば厳しいレースになる。だから明日はターン1に向けて全開で行くよ」
予選で見せた“変動幅”の謎、安定性が課題に
フェラーリSF-25は、同じ週末でもコンディションや風向きによって挙動が大きく変化しやすい傾向がある。ルクレールの言う「スウィングの大きさ」は、その特性を指しており、特に高温でグリップ変化の激しいサーキット・オブ・ジ・アメリカズでは顕著だった。予選での急速な復調はポジティブな兆しだが、決勝に向けては再びバランスを崩さないよう慎重なセットアップ管理が求められる。
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