シャルル・ルクレール F1スペインGP予選「タイヤ戦略は自分の判断」

ルクレールは予選Q1で新品タイヤを1セット多く使用し、さらにQ2では2回目のアタックを途中で中止。これにより、日曜の決勝に向けてわずかにでもタイヤを温存しようとしたが、その代償としてQ3には新品タイヤが1セットしか残らなかった。
そのため、Q3ではセッション中盤に1回だけアタックを行い、一時は暫定4番手につけたものの、最後のアタックでアンドレア・キミ・アントネッリ、ルイス・ハミルトン、マックス・フェルスタッペンらがタイムを更新し、最終的には7番手に後退した。
ルクレールはこの判断について以下のように説明している。
「Q3で新品タイヤを2セット使えていれば、もっとタイムを伸ばせたと思う。どれだけ伸ばせたかはわからないけど、少し曇っていたし、路面状況も変化していたかもしれない」
「とはいえ、今回の予選の流れはすべて自分の判断だった。Q3でチームは最後に出ていくことを勧めてくれたけど、自分は真ん中で走ることを選んだ。もしその1周がうまくいかなかった場合の“プランB”として、2周目に備える余地を残したかったんだ。だから、これは完全に自分の責任だ」

この判断は決勝でのタイヤ状況を少しでも有利にすることを見据えてのものだったという。
「明日のレースに向けて、より良いタイヤ状態を残すためにいくつかの選択をした。もし明日のレースがひどい結果に終われば、それは自分の責任であり、週末全体を悪くしたことになる。でも、もしうまくいけば、自分の判断でチームの方向性を決めたことを誇れると思う。結局のところ、それは明日にならないとわからない」
決勝では、チームメイトのルイス・ハミルトンのすぐ後方、アルピーヌのピエール・ガスリーの隣からスタートする。
「もちろん7番手という結果は、我々の期待より下回る。自分が下した予選での判断があったとしても、もう少し上位に行けると思っていた。でも、もう選択は済んだし、明日それが報われることを願っている」
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