ケータハム F1モナコGP 結果
ケータハムは、F1モナコGPの決勝レースで、マーカス・エリクソンが11位、小林可夢偉は13位だった。

小林可夢偉 (13位)
「13位でしたが、もしビアンキがあの時僕にぶつけて無理に抜いていかなければ、ポイント圏内でフィニッシュできていたので非常に残念です。接触のダメージでクルマはまともに走れる状況ではなかったです。そういうクルマの状態での完走は、悪くはない結果だったとは思います」

「戦略もピット作業も良かったですし、とにかくチームは全力を尽くしてくれたので、今日のようなポジションでフィニッシュができました。でも、ぶつけて抜いていくというのはいいことではありません。スタートはクリーンでした。ビアンキの前の位置をキープして、ターン1でチルトンを抜きました。フォースインディアのクルマのパーツを避けながらヘアピンを下っていき、セーフティーカーが出たときは15番手でした。その後も他車のリタイアがあり、13番手、12番手とポジションが上がっていき、この時点ではクルマの状態も良かったです。2回目のセーフティーカーが出た25周目に最初のピットインをしてソフトタイヤに履き変えて12番手でコースに戻り、後ろにライコネンとビアンキがいました。その数周後、クルマの側面にビアンキがぶつけてきました。彼はクルマをぶつけて無理にスペースをこじ開けたのに、なぜこの行為に対して何もアクションがないのか不可解ですが、とにかくこの接触でクルマの状態が非常に悪くなり、マルシアの2台とチームメイトに先行されてしまいました。サイドポッドとフロアに大きなダメージを負って、リヤのダウンフォースを失ったため、タイムが遅くなるだけで、どうしようもなかったです。チルトンの前でフィニッシュできましたが、このような終わり方は、チーム全員が自分たちに落ち度がないのに負けてしまったと感じているはずです。ただ、これで気を落とすことなく、今回の経験をバネに、よりいっそう直近のライバルを絶対に抜くという気持ちを強く持って、プッシュしていきます」

マーカス・エリクソン (11位)
「僕にとっては良いレースだったけど、チームはこの結末にガッカリしている。初めてのモナコGPをフィニッシュできて感激だし、チームの最高位フィニッシュに並べたのも素晴らしい。でも、今日はみんながしてくれた素晴らしい仕事がもっと報われなかったことが残念だ。ピットレーンからスタートして、セーフティカーが出たときに2台目のマルシャにだいぶ追いついていた。バランスはOKだった、良いリズムを掴んでいた。数周はスーティルとグロージャンの前にいたけど、スーティルにターン6でパスされたときはどうしようもなかった。再びセーフティカーが出てきて、初めてのピットストップでスーパーソフトに変えたら、本気でプッシュできるようになった。第2スティントと2セット目のスーパーソフトを履いた最終スティントは全体的に良かったし、チェッカーまでプッシュし続けることができた。残り数周、ライコネンを抑えての11位フィニッシュは僕にとってはかなりクールなモナコの終わり方だった」

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カテゴリー: F1 / ケータハム / F1モナコGP