カルロス・サインツJr. F1エミリア・ロマーニャGP「トップに近づく準備は整った」

「今日は本当にいい予選だった。イモラは自信が問われるサーキットだけど、金曜からマシンの感触がとても良くて、Q2でのラップには自信があった」とコメント。チームはQ3でスリップストリームを活かす戦略を選び、サインツJr.は最後尾でコースインしたが、その結果アウトラップが遅れ、最終アタックは理想的とはいかなかった。
「アウトラップがタイトになって、スタートライン通過がギリギリだった。でも全体としては満足している。チームのパフォーマンスには誇りを持てるし、明日は前のマシンと戦えると思っている」
一方でチームメイトのアレクサンダー・アルボンもまた、予選7番手という好位置につけ、ウィリアムズ・レーシングは2台揃ってQ3進出を果たす理想的な展開となった。
「正直に言うと、今日はあまり気持ちよく走れなかった」とアルボンは振り返る。「マシンのフィーリングに自信を持てず、思い切って攻めることができなかった。簡単にオーバードライブしがちで、難しい予選だったけど、それでもP7に入れたのはポジティブ。こういう日でも速さがあるというのはいい兆候だと思う」

ウィリアムズは、今週末の予選でアストンマーティンのようにミディアムタイヤを使うリスクは取らず、決勝に向けてフレッシュタイヤを温存する堅実な戦略を選択した。
チーム代表のジェームス・ボウルズは「本当に素晴らしい日だった。カルロスがQ2で決めたラップは信じられないほど見事で、一時的とはいえトップに立てたのはチームにとって大きな報酬だった。2台ともトップ10に入れたこと、そして決勝に向けて十分なタイヤを確保できたことは我々にとって大きな意味がある」と語り、手応えをにじませた。
日曜の決勝では、サインツJr.とアルボンの両名がともに好グリッドからスタートする。今季これまでの進化を裏付けるかのように、ウィリアムズは2台そろってポイント争いに挑むことになる。
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