カルロス・サインツJr. F1での選択肢が「ザウバーとウィリアムズは残念」とベルガー
F1界のレジェンドであるゲルハルト・ベルガーは、カルロス・サインツJr.が2025年の「有力」チームすべてから締め出されたことを「残念」だとしている。

モントリオールの週末、2025年にルイス・ハミルトンの獲得でフェラーリから締め出されたされた29歳のカルロス・サインツJr.には、F1での次の動きとして2つの選択肢があることが明らかになった。

その2つの選択肢とは、ウィリアムズとアウディが所有するザウバーだ。

カナダでは、サインツがすでに2025年と2026年のウィリアムズとの契約を結んでいるという噂さえ流れたが、これは否定されている。チーム代表のジェームス・ボウルズが、3度のグランプリ優勝者であるサインツを引き入れるために公に熱心に売り込んでいる。

「もちろん、ジェームズの関心と私に対する彼の好意ある言葉を評価している」とカルロス・サインツJr.は語った。「彼と彼のチームに対する僕の気持ちも同じだ」

「でも、現実は、来年の行き先はまだ決めていない。すでに言ったように、今は現在のレースウィークエンドに集中しすぎているからだ」

「毎週末、表彰台や優勝を目指して戦っている。重要なレースが常に待ち構えている状況では、将来のことを考えるのはとても難しい」

「どこへ行くかを決めるには、マネジメントと腰を据えて話し合う時間が必要だ。でも、現時点では何も決まっていない」

2025年のカルロス・サインツJr.の選択肢が限られていることについて、元フェラーリドライバーのベルガーは、サインツに対して同情すると述べた。

「本当に残念だ」とベルガーは Bild am Sonntag に語った。「彼は(シャルル)ルクレールとほぼ同じレベルなので、少し気の毒に思う」

「しかしフェラーリはハミルトンを選んだ。ハミルトンは新たなダイナミズムをもたらすはずだ。確かにルイスは、フェラーリが必要とする重要なエンジニアを1人か2人連れてくるだろう。その中にはエイドリアン・ニューウェイもいるかもしれない」

カルロス・サインツJr.がウィリアムズとザウバーの間で迷っていることについて、ベルガーは「現時点では良い選択肢が開かれていないので、サインツにとっては非常に難しいことだ」と付け加えた。

ゲルハルト・ベルガーは、アウディのおかげでザウバーの将来の見通しは明るいと認めているが、サインツがその恩恵を受けるまでには何年もかかるかもしれないと考えている。

「F1にドイツの一流メーカーが参入することは絶対的な資産だ」とベルガーは語った。「しかし、モータースポーツの最高峰クラスへの参入を過小評価すべきではない。忍耐とミスの少なさが必要だ」

「レッドブルのことを思い出すよ」とベルガーは付け加えた。「当時、私は彼らと親しくしていた。エイドリアン・ニューウェイがいて、いくつかのミスはあったものの、彼らが優勝チームになるまでには6年かかった」

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カテゴリー: F1 / カルロス・サインツJr.