F1 DRS
ルノーのカルロス・サインツは、F1イタリアGPのフリー走行2回目のマーカス・エリクソンの恐ろしいクラッシュを受け、F1は“危険”なDRSを使用せずにオーバーテイクを改善する方法を見つけなければならないと考えている。

マーカス・エリクソンは、金曜日の午後にホームストレートからターン1へのブレーキングでDRSが閉じないというトラブルに見舞われ、ウォールに激突した後、マシンは宙を舞って大破する大クラッシュを起こした。

しかし、幸運にもマーカス・エリクソンは無傷でマシンを降り、歩いてパドックに戻ることができた。

カルロス・サインツは、マーカス・エリクソンが無事だったことがとにかく嬉しいと述べ、F1は危険なデバイスであるDRSをなくするべきだと考えていると語った。

「DRSは人工的なデバイスだし、危険なものだ」とカルロス・サインツは Autosport にコメント。

「閉じない場合、バランス、ブレーキングのパフォーマンスなどクルマは完全に違ったものになる」

「F1がオーバーテイクのためにDRSを必要としない方向に向かっていくかはわからない。最近ではオーバーテイクがかなり不可能になっているので、僕たちはDRSが必要だと感じているんと思う。でも、彼らがDRSを必要としないフォーミュラを開発してくれることを願っている」

トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、あれほど酷いクラッシュでもマーカス・エリクソンが無傷だったことに“驚いた”と語る。

「本当にお揃いい事故だった」とピエール・ガスリーはコメント。

「僕はピットでクルマの中にいたし、コースに出る前にテレビでみたいような映像ではなかった」

「彼がクルマから降りるのが見えた。実際、かなり驚いたし、彼は完全に大丈夫みたいだね」

「330km/hに達するし、あのスピードでクルマのコントロールを失って、ウォールにぶつかって転がっていくなんて決して素晴らしいことではない」

DRS (Drag Reduction System)とは
DRSとは、リアウイングのフラップをドライバーが手動で可動させることでドラッグを低減させ、オーバーテイクを促進させることを目的に導入された可変リアウイング。フリー走行、予選ではDRSゾーンで自由に使えることができ、決勝では検知ポイントで先行マシンの1秒以内につけているドライバーが使用できる。

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カテゴリー: F1 / カルロス・サインツJr. / F1マシン