レクサス・RX
レクサスは、マイナーチェンジした「RX」を世界初公開した。

レクサス・RXは、グローバルに展開するLEXUSブランドの中核モデルであり、1998年の投入以降、ラグジュアリーSUV市場の先駆者として、全世界で好評を博してきた。

今回発表の新型RXは、今後も先駆者としてラグジュアリーSUV市場をけん引し、LEXUSならではの価値を提供し続けるべく、大幅な進化を目指した。

具体的には、キャラクターラインとフロント・リヤの繋がりを良くする事で勢いのあるサイドビューとした。加えてL字モチーフのブロックメッシュパターンを採用したスピンドルグリルなど、LEXUSデザインの記号性を強調し、エレガントかつダイナミックなデザインを実現している。

走りにおいては、新世代LEXUSの「すっきりと奥深い」乗り味を追求するために、基本となるボディと足回りの剛性を向上させたうえで、新構造のショックアブソーバーや新しいブレーキ制御を採用。徹底的な改良により、リニアなステアリングフィールと思い描いたラインを正確にトレースできる高い操縦安定性を実現した。また、世界初のブレードスキャン式AHSや新世代のLexus Safety System +の採用により、安全に運転を楽しんで頂けることを目指した。

新型RXの日本での発売は、2019年8月下旬を予定している。

RXの主な特長
新型RXレクサス 新型RX
エレガントかつダイナミックなエクステリアと機能性を追求した上質なインテリア
・フロントバンパーからドアサイドまでキャラクターラインに連続性を持たせることで、勢いのあるサイドビューとした。また、サイドのドア下のロッカー形状からフロントグリル下端までがひと繋がりに抜けていくような造形のバンパー下端部でグリルを支えるような印象を付与し、力強さと安定感を表現した。
・リヤビューはリヤバンパーサイドからバンパーの下側に繋がるラインと、リヤピラー下端のウィンドウグラフィックを合わせて車両後方へ抜ける造形とすることで、エレガントさを付与。さらにバンパー下端のマフラー、アンダーガードなどの部品を水平基調の意匠とし、ワイド感を強調した。
・スピンドルグリルにはL字モチーフのブロックメッシュパターンを採用。LEXUS SUV独自の記号性を持たせるとともに、メッシュグリルに抑揚をつけ、中心部に向けて押し出しのある立体造形とすることで、バンパーサイドとの一体感を表現した。また、グリルのフレームをバンパーサイドからの流れに呼応する形状とし、サイドから見ても一体感のあるデザインにした。
・ヘッドランプはユニットの形状を従来型より小型化することでシャープな印象を持たせたほか、リヤコンビネーションランプは、上部にL字を4つ重ねたモチーフを配置し、下部はそのモチーフを反転させた造形とすることで、LEXUSとしてのアイデンティティを際立たせた。
・インテリアは、好評だった質感の高さはそのままに、ナビゲーションのタッチディスプレイ化やUSBソケットの増設、スマートフォン収納箇所の追加、タッチパッド式のリモートタッチを採用するなど、より高い利便性を実現した。
・3列シート車の3列目シートを改良し、2種類のシートポジションを設定した。足元の空間を広げたポジションと、ラゲージスペースを重視したポジションをシーンに合わせて選択可能。
・3列シート車の2列目シートにキャプテンシート設定を追加することで、ゆったりとした快適な室内空間を提供する。

優れた乗心地はそのままに、高い操縦安定性とリニアなステアリングフィールを実現
・スポット溶接の打点を増やすとともに、構造用接着剤の接着長も拡大させることで、ボディ剛性を向上。優れた操縦安定性・乗り心地を実現している。
・サスペンション周りでは、ハブベアリングの剛性を高めることで車両の応答性を向上させるとともに、スタビライザーバーの剛性を上げることで、アンダーステアの軽減とロールの低減を図った。また、コーナリング中、アクセルを踏み込んだ際に発生しやすいアンダーステアを抑制するアクティブコーナリングアシスト(ACAの採用や、EPSのチューニングなど徹底的な改良を加え、リニアなステアリングフィールと思い描いたラインを正確にトレースできる高い操縦安定性を実現した。
・ショックアブソーバーにフリクション・コントロール・デバイス追加し、路面からの微小な入力による高周波振動を低減。フラットな乗り味と操舵時の応答性向上を実現した。

ブレードスキャン式AHSや進化したLexus Safety System +などの先進技術による安全・快適の追求
LEXUSはこれまで新しい価値を提供し続けるために、世界初のLEDヘッドランプや先行車や対向車を眩惑しないよう、ハイビームの照射を制御するアダプティブハイビームシステム(AHS)など、夜間視界の確保を支援する先進技術を積極的に採用してきた。新型RXでは、さらなる安全性を追求し、世界初のブレードスキャン式AHSを搭載した。光源であるLEDからの光を高速で回転するブレードミラーに照射。ブレードミラーに反射した光が、レンズを介して高速移動しながら前方を照らす新機構のAHS。残像効果で光は動いているように見えないが、ブレードミラーの回転に同期させて、LEDの光を適切なタイミングで点灯・消灯することで、配光を細かく制御することができる。これにより、従来のAHSより細かい遮光が可能となり、ハイビームの照射範囲を広げることができ、対向車や先行車を眩惑することなく早く歩行者や標識を認識することができる。

マルチメディアシステムは、新たにタッチディスプレイを採用するとともに、スマートフォン連動機能対応。Apple CarPlayAndroid AutoBaidu CarLifeなどのアプリケーションを音声で操作することが可能になるなど、利便性を大きく向上させている。

予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」の機能をさらに進化させた。従来の「Lexus Safety System +」に採用している「単眼カメラ+ミリ波レーダー」の構成はそのままに、交通事故や事故死傷者のさらなる低減と、ドライバーの負担軽減を目指している。また、運転支援時にドライバーにとって自然で、安心感のある車両挙動を追求した。

主な搭載技術
・単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上により、昼間の自転車運転者や夜間の歩行者も検知可能な「プリクラッシュセーフティ」
・自動車専用道路等において設定した車速内で前走車との距離を一定になるよう加減速制御する「レーダークルーズコントロール」および、同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援する高度運転支援機能「レーントレーシングアシスト(LTA)」
・先行車や対向車を眩惑しないよう、ハイビームの照射を制御する「アダプティブハイビームシステム(AHS)」
・単眼カメラで主要な道路標識を読み取り、メーターとヘッドアップディスプレイ内に表示する「ロードサインアシスト(RSA)」

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カテゴリー: F1 / 自動車ニュース