伝説的F1デザイナーのゴードン・マレー、ニキ・ラウダの名を冠した『T.50s Niki Lauda』を発表
元F1デザイナーであるゴードン・マレーは、F1のレジェンドで元ブラバムのドライバーである故ニキ・ラウンダに敬意を表し、彼の誕生日に彼の名前をつけた『T.50s Niki Lauda』を発表した。

ゴードン・マレーは、“ファン・カー”として知られる“ブラバム BT46B”やアイルトン・セナがチャンピオンに輝いた“マクラーレンMP4/4”など、数々の名F1マシンを生み出してきた伝説のデザイナー。ロードカーのマクラーレン・F1の父でもある。

T.50という名称は、ゴードン・マレーの50年のキャリアと50番目のデザインであることを意味して名付けられた。ゴードン・マレーがほぼ30年前に設計した象徴的なマクラーレン・F1の後継モデルにあたるT.50は3人乗りの運転席は中央に位置し、後方に2名乗車する3人乗りのレイアウトを採用している。

今回発表されたT.50s Niki Laudaは、T.50のサーキット仕様であり、725bhpを開発する特注のコスワース製3.9リッターV12エンジンを搭載し、重量はわずか825kg。

ゴードン・マレー・オートモーティブによると、310万ポンド(約4億5800万円)で25台限定で2023年1月に発売されるT.50s Niki Laudaは「究極のオントラック運転体験を提供するように考案、設計、設計された」としている。

T.50のベースラインバージョンは、ゴードン・マレーの空力に関するクリエイティブに倣って、直径40cmの革新的なファンが組みこまれている。これは1978年のF1スウェーデンGPでニキ・ラウダが勝利に導いたブラバムBT46ファンカーのためにゴードン・マレーが最初に開発したコンセプトだ。。

T.50s Niki Laudaもファン・カーのコンセプトをうまく利用しているだけでなく、最大1500kgの総ダウンフォースを提供する一連の卓越したエアロエレメントも組み込んでいる。

「T.50sは、1978年のスウェーデンGPでのBT46Bファンカーでのニキのの有名な勝利を記念してちなんで名付けられた」とゴードン・マレーは語った。

「ニキは素晴らしいレーシングドライバーであり、良い友達でもあった。彼の誕生日にT.50s Niki Laudaを発売するのは絶対にふさわしいことだ」

「ニキは、我々の車の革新とエンジニアリングの詳細を高く評価してくれたことだろう」

すべてのT50は、ブラバムまたはマクラーレンとのゴードン・マレーのグランプリにちなんだ名前が付けられている。

最初のマシンのシャシープレートには、ゴードン・マレーが設計したブラバムBT44での1974年のF1南アフリカGPでのカルロス・ロイテマンの勝利を記念して、「キャラミ1974」という言葉が刻印される。

「各車には独自のストーリーがあり、その名前にちなんで名付けられたグランプリの勝利と永遠に結びついている」とゴードン・マレーは説明した。

「T.50sは私のモータースポーツへの愛情にインスパイアされており、過去の象徴的なレースとのこの特別なつながりを作り出すのは完全にふさわしいと思った」

伝説的なスーパーカーであるマクラーレンF1を書いたゴードン・マレーは、T.50s Niki Laudaの25台はすでに大部分が販売されているが「ほんの一握り」はまだ購入可能だとしている。

「私が車から得る話題の50%はそれらを設計から来ている。そして、他の50%は、人々に会い、彼らを巻き込むことから来ている」

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カテゴリー: F1 / 自動車ニュース