ジェンソン・バトン
ジェンソン・バトンは、来年ブラウンGPを離れ、マクラーレン移籍を決めたのは、新たな挑戦が必要だったからだと主張する。

ジェンソン・バトンは今年、ブラウンGPで自身初のワールドチャンピオンを獲得したが、来シーズンからはマクラーレンと3年契約を結んだ。

「とても興奮している」とバトンはRadio 5 Liveに語る。

「とても特別なシーズンだった。ブラウンと一緒になってから、僕たちの狙いは常にタイトルに勝つことだった。そして僕たちはまさにそれを成し遂げた。だから、チームを離れるのは簡単な決断ではなかった」

「僕はBARとホンダでとても長い時間を過ごしたし、それからは本当にジェットコースターのようだった。僕の人生のこの時点でちょうど必要なことだった」

「100%僕の決断だ。僕にとって、移籍はルイスの環境で彼と戦うことになるので大きな挑戦になるだろう。8歳のときから僕の目標はワールドタイトルに勝つことだった。そして今、僕はそれを成し遂げた。これからは新しい挑戦が必要だと感じたんだ」

バトンは、財政的な問題で決定が動機づけられたとの報道を否定した。

「いいや。ブラウンにいるより稼ぎは少ないよ。お金のために移籍したのではないし、それはみんなが知っている。僕にとっては新しいことが必要だったんだ。新しい状況に自分を置くことには一生けん目に働かなければならないけど、僕はそれを成し遂げるつもりだ」

「もちろん、簡単にはいかないだろうけど、挑戦することにとても興奮している。僕が成し遂げたいことをするには本当に一生懸命働かなければならない」

バトンはまた、ブラウンGPが彼を残留させるために可能なすべてをしてくれたことを認めた。

「うん、彼らはしてくれた。僕たちはとても良い関係だった。特にロスとはね。彼なしでは成し遂げることはできなかった。本物のチームの努力の賜物だ。大部分の人にとっては、チームに留まることが当然の流れだ。でも僕にとって、これは刺激的なことだ。今、僕に必要なことなんだ」

2003年からチームに所属するバトンは、移籍によってブラウンとの関係は変わると考えている。

「もちろん、今後はもうチームにいないので違った関係になるだろう。これから一緒にタイトルのために戦うことはない。僕たちはそれを成し遂げた。その代わり、僕はメルセデスGPのライバルになる。それでも、僕たちは良い関係だ。僕たちは一緒に多くのことをくぐり抜けてきた」

バトンは、感情がブラウンを離れる決定を難しくさせたと認めるが、新たな挑戦が、それをひっくり返すのにあまりに刺激だったと語る。

「興奮したけど、7年間ブラウンと一緒にいたので、多くのことを考えた。感情面で考えることがたくさんあったのは間違いない」

「ルイスの環境で彼に勝つという挑戦は、挑戦だった。僕にとって、2009年にタイトルを獲得したことで、ブラウンと一緒に望んでいた全てのことを成し遂げた。僕のキャリアのこの段階で、手にいてることのできる刺激的なチャンスだったんだ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ジェンソン・バトン / マクラーレンF1チーム